学力を上げるのに必要な時間②(勉強が得意でも苦手でもない子編)

60点~80点は勉強が得意でも不得意でもない

こんばんは、阿蘇塾の内山です。今回のテーマは学力を上げるのに必要な時間シリーズの②です。今回は勉強が嫌いではないけど、得意とも言えないかなというお子さんです。具体的に言うと、定期テストでは60-80点くらいを取るお子さんです。80点を取っていても得意じゃないの、と思われそうですが、定期テストは範囲も決まっているし、直前まで学校でその範囲の学習もしています。そこで60-80点台の方は、入試や模試などの範囲が広くなった時に40-50点台前後になることが多いです。それでは得意とはちょっと言えないですよね。こうした理由から60-80点台は得意でもないという書き方をしています。

弱点把握→できていない問題と向き合う

このゾーンの子に対しては、全体的な振り返りを行ってみます。理科や社会だと得意分野がはっきりと分かれていることも少なくありません。また、英語や数学では、短めな問題は得点できているけど、文章題や長文問題になると翻訳や立式がおぼつかない。というパターンも見受けられます。これはここまでその子がそこそこに得点を取ることができてきたので見逃されてきた弱点です。基礎的な計算問題や穴埋めはできていた。それで6~8割は取ることができていたので見過ごされてきた弱点です。こういった弱点がある子は、総合問題になるとガクッと成績が落ちます。
ではどうすればよいのか、前述したように苦手分野の確認と復習、そしてなんとなく見て見ぬふりをしてきた自分自身の課題と向き合うということです。この時大事なのは、自分自身がそこそこできると思わないことです。苦手個所あるじゃん!まだまだじゃん!と思えたらなお良いです。

苦手の把握ができたらやることは一つ

ここまでで苦手なところやするべき復習が見えてきたかと思います。そうなってきたらあとは苦手度合いに応じた復習です。1から復習が必要そうな場合はスタディサプリで復習。ちょっとした単元、用語を忘れている感じなら学びエイド。当然講師へ質問でも大丈夫です。ただ、先々自分自身で学ぶ力を身につける。ということを考えると自力で調べられるところまでは調べてほしいなと思います。その際、時間がかかりすぎている、間違ったところを復習しようとしている場合は私たち講師がサポートし、適切な道に導きます。ここは阿蘇塾の強みです。様々な教材を熟知した講師が確かな道へと案内します。そして仕上げに総合問題を解いてもらい、定着度を測ります。
以上、ここまで考えを書き連ねてきました。そこそこできる(と思っている)子でもこれらの作業をすると成績向上を感じられるまで3か月程度はかかります。ただ、そういった子はある程度まで伸びて、自分自身で進めることを覚えるとそのあとは早いです。そういった状態になればその子には基礎学力が備わったと言って良いかなと思います。こういった状態を目指して私たちは指導をしています。もっと詳しい話を聞いてみたいと思った方はお気軽にご連絡ください。阿蘇塾の内山でした。

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