【絵本レビュー】 『三びきのやぎのがらがらどん』
作者:ノルウェーの昔話
絵:マーシャ・ブラウン
出版社:福音館書店
発行日:1965年7月
『三びきのやぎのがらがらどん』のあらすじ:
大きさの違う3匹のやぎがいた。名前はみんな「がらがらどん」。ある日、3匹は草を食べて「ふとろうと」(太ろうと)、山へ向う。だが、途中で渡る橋の下には、気味の悪い大きな妖精「トロル」が住んでいて…。北欧の民話をベースにした物語。
『三びきのやぎのがらがらどん』を読んだ感想:
ママ友達に勧められて入手しました。すごくシンプルで直球なストーリー展開がノルウェーらしいよね、と勝手な感想で初読み完了。第2回目はそのシンプルさの中の詳細に気づいていきます。例えば「ふとろうと、やまへ のぼっていきました」って、なんで「ふとろうと」なんでしょう。やぎ飼いが草を食べに連れて行くなら「太らせよう」だけれど、この三びきはお腹が減っているから行くわけですよね。こういう言い回しがいくつかあって、典型的な子供用絵本の口調とはまた違ったところがいいですね。
では、お楽しみください。
チョキン、パチン、ストン。
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