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【絵本レビュー】 『あめふり』

作者/絵:さとうわきこ
出版社:福音館書店
発行日:1987年9月

『あめふり』のあらすじ:


ばばばあちゃんのシリーズの第3作。毎日毎日雨ばかり降り続くので、怒ったばばばあちゃんは雲の上の雷に向かって大声で言った。「ようし、こっちにも考えがあるよ」

『あめふり』を読んだ感想:

このところベルリンは雨続きです。この1週間でお日様の顔を見たのは多分1日だけ。そんな時に読んだら気持ちがすっきりしそうな1冊です。
もしカミナリさんと話せるなら、私もばばばあちゃんみたいに「参った」と言わせてみたい。息子は長靴履いて水たまりに飛び込めるから雨が降ってもへっちゃらだけど、その泥んこになった服を洗うのは私でね、雨ばっかりで乾かないから湿った服を着せたら絶対文句を言われる、のも私。カミナリさん、本当にいい加減別なところへ行ってください。明日もなんだか雨らしいけど、とりあえず気持ちはすっきりしたから乗り切れそうです。

『あめふり』の作者紹介:

さとうわきこ
1937年、東京生まれ。高校を卒業後、映画会社「東宝」で仕事をするものの、半年で腎臓結核となり、2年間療養する。その後働きながら、東京教育大学美術学科教授の高橋正人氏にデザインの基礎を学び、デザイン会社に就職。絵本作家の寺村輝夫と出会い、挿絵作家としてデビューし、独立する。1970年に「せんたくかあちゃん」、1977年「ばばばあちゃん」が『母の友』(福音館書店)で掲載。以来、現在まで続く ロングセラーとなる。1990年、長野県岡谷市に「小さな絵本美術館」を設立、運営している。


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