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【絵本レビュー】 『ようかいしりとり』

作者:おくはらゆめ
出版社:こぐま社
発行日:2018年5月

『ようかいしりとり』のあらすじ:


妖怪のことならなんでも知っている「ようかいはかせ」のところに、妖怪の名前でしりとり対決をしようと、「ろくろっくび」と「ざしきわらし」がやってきて……。
NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で、絵本作家のおくはらゆめさんが歌詞とアニメーション原画を担当した人気の歌が、たのしい絵本になりました!

『ようかいしりとり』を読んだ感想:

要約すれば妖怪の名前でしりとりをしていく、という絵本です。しりとりという遊びが理解できていることが前提ではありますが、知らなくても変な生き物がたくさん出てくる面白い本、と捉えてはもらえます。
妖怪というのは日本独特なもので、海外に住んでいると妖怪が駅のポスターに載っている、などということはありません。もちろん「ゲゲゲの鬼太郎」も見れません(古いですかね)。だからそういう意味では、妖怪の出てくる絵本ってある意味大切なんです。
例えば、トトロに出てくるまっくろくろすけ。あれも架空ではありますが妖怪の一種ですね。というように妖怪とかもののけなどは日本の民話などにも深く根付いているので、機会があると他のママ友達からも「妖怪もの絵本あったよ」と言って貸してもらったりします。それにしても日本の妖怪って、どこか愛嬌がありますよね。

『ようかいしりとり』の作者紹介:

おくはらゆめ(奥原夢)
1977年、兵庫県生まれ。辻学園日本調理師専門学校卒業。絵本や童話の挿絵、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」の月の歌「ようかいしりとり」や「すっぱ すっぱ すっぴょ!」の作詞やイラストなども手がける。『ワニばあちゃん』(理論社)でMOE絵本屋さん大賞新人賞、『くさをはむ』(講談社)で第41回講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で第18回日本絵本賞を受賞。


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