コロナ世代大学生の日常1

 初めまして、僕はコロナで大学生活が一気に変化した都内の大学生の一人です。今まで課題に追われていたのですが少し余裕が出てきたので、これまでのことをぼちぼち語っていければなと思います。ブログは初めてですが、ぼちぼち続けていきたいですね。

 実は高校の卒業式前からコロナが流行り始めたこともあって、僕は高校の卒業式から通常通りに出来ませんでした。学校によってそこら辺の対応は様々あったようですね。僕自身、卒業式は面倒くさく思うタイプだったのでこの対応はラッキーくらいにしか思いませんでしたが……。

 これが3月の話です。卒業式を終えても卒業旅行なんて行ける雰囲気でもありませんし、どのような病気か分からない恐怖もあって、友人と遊びにも行かずに家で大人しくアルバイトを探していました。

 そういうわけで、4月になりますが当然入学式もないまま大学生活が始まります。ガイダンスはあったと思いますが、対面ではなく資料配布か何かだったと思います。すみません、忘れてしまいました。

 あと僕が知っている限りでは、サークルは勧誘も活動もできなかったので、やりたい人は個人で行動して活動している所を探すしかない状況でした。確か学内ではサークル活動は禁止されていたそうなので、所属しても活動できない所が多かったそうです。全てのサークルを知っているわけではないので、活動していなかったとは言えませんけれど。


 もちろん通学するタイミングもないので学内で友人を作る場はありませんでした。特にかわいそうな状況に置かれたのは上京してきた一人暮らしの学生でしょう。地元も遠く知人友人も周囲にいない中、先も見えない状況で不安と孤独に苛まれながらたった一人で家で授業を受ける日々……みなさんは想像できるでしょうか。

 しかし友人を作る場が全くなかったわけではありませんでした。そう、SNSです。恐らく僕たちの世代が最も活発に活動していたのではないでしょうか。とにかくハッシュタグで同じ大学の人々を探し、手当たり次第にフォローすれば、あっという間に数百人の学生と繋がることに成功しました。それだけ簡単に多くの人と繋がれたのも、他の人もこれからの大学生活を不安に思っていたからでしょう。


 しかし、それで安心することはできませんでした。大学生だと騙っている可能性があったからです。フォローした人が本当に大学生か、信用して良い人物なのかをそれから数週間にかけて投稿内容や他の人への対応、話し方などを見て判断する作業を行いました。

 僕がそこまでSNSで必死になって探していた理由は、自分の見識を広めたい意味でも多くの人と話したかったからです。そして他の学生と繋がる手段がSNSだと、自主的に動かなければずっと一人のままですから、この時を逃せばこれから卒業まで一人の可能性がありました。そういうわけで5月中旬には何とか数人信用して良さそうな話せる人が出来ました。趣味も話も合う人たちだったので恵まれましたね。

 この時には授業は始まっていたので、同じ授業を受けている人をSNSで探すことになりました。なにしろ大学の学習サイトで授業が行われるので、単に授業を受けているだけでは、同じ授業を受けている人すらも分からないことが多々あります。

 同時双方向型(オンデマンド型)の授業以外の形式では、受講生同士が直接交流できる場もほぼありませんでした。ただ、ごく少数の事例ですが、先生自ら学生同士の意見交換の用の掲示板を用意してくださった授業もありました。

 その上、WordやPowerPointなどが使える前提で進む授業が多かったので、パソコンが苦手な人にとっては授業を受けるだけでもハードモードだったのではないでしょうか。中にはiPadやスマホで受講する学生もいましたね。


 僕も何度かスマホで受講したことがありますが、個人的には非常にやりにくかったです。結局パソコンに戻しました。

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