12月5日のブックトークと工作のレポート
今回のテーマは「サンタ・サンタ!」クリスマスや冬の暮らしのお話を、あそびのタネクラブのくみっきーがしてくれました。
たくさんの絵本を並べたら、早速クイズです。
「森の中の落とし物の中に動物達がどんどん入っていくお話、なんだかわかるかな?」
小さな男の子が元気よく手をあげてその本のところに駆け寄ります。
「てぶくろ」です。
雪の降り積もる冬の森。誰かが落としたてぶくろが、通りかかる動物達のおうちになっていく話。「次々に何かがやってくる」というような繰り返すお話って、子どもは大好きですね。いやいや、大人も好きです。ページをめくるごとにリズムが生まれ本の世界に引き込まれていきます。
最後、てぶくろを猟師が拾って帰る時に、動物たちは漁師の気配にさーっと森の中へ散っていきます。森には人間の知らない世界があるのかもって余韻の残るところがまた素敵です。
2冊目は「もみの木のねがい」
トゲトゲの葉っぱが気に入らないもみの木。柔らかい葉に変わりたいという願いを、妖精が叶えてくれますが、山羊に全部食べられて丸はだか。妖精はいろんな葉っぱに変えてくれるのだけれど・・・
くすのきだんちはゆきのなか
「くすのきだんち」シリースの1冊です。ご近所同士仲良く暮らすくすのきだんちの雪の一日。優しい管理人のもぐさんが、仕事で忙しい看護師さんのために夜中に一生懸命に作って、朝、そっと玄関に置いておいたものは?
「サンタクロースはおばあさん」
ジェンダーって、先天的な性差ではなくて、社会的、文化的な性差のこと。社会的に担う役割を男の役割とか女の役割に分けて、それを押し付けられるとしたら、男だって女だって苦しい。
やりたい!と思って、やることって、とっても楽しい。
サンタクロースになったおばあさんは、とっても楽しそうです。
くみっきーがサンタクロースの名前の由来を話してくれました。
司教のセントニコラウスさんがモデルで、裕福な彼が貧しい人たちに金品を分け与えて、たくさんの人を救ったそうです。
セントニコラウス→シンタクラース→サンタクロース
になったんだって。
それから、クイズ2問目。
サンタはどこに住んでいるのでしょう?
子ども達からは、
とても寒い、雪がたくさんあるところ!と言う答え。
(くみっきーのお話)
「サンタクロースはね、世界の子どもを見渡せる唯一の場所 北極に近いグリーンランドで、お手伝いの妖精「ニッセ」と暮らしています。
それから・・・
ソリのトナカイは全部で9頭
一番先頭の名前は ルドルフです。
サンタさんが来たときの為に、お部屋をきれいにしてお疲れのサンタさんのために
ジンジャークッキーやミルクを用意したりお手紙を書くのも楽しいですね。」
他にも、こんな絵本を紹介してくれました。
さて、すっかり気分はクリスマスになったところで、「サンタ・サンタ」の工作です。
三角サンタと切り株サンタを作ります。
そうそう、この工作に毎回参加してくれる6年生のKくん。今回も、材料の確認説明をしてくれたのですが、「切り株サンタ」ではなく「木の幹サンタ」と説明します。確かに材料は切り株ではなくって木の幹です。
クリスマスのケーキ「ブッシュドノエル」をイメージして「切り株サンタ」と名付けたのですが、材料から言うとKくんのいう「木の幹サンタ」が正解です。スイスのお土産をヒントに考えたサンタです。
三角サンタは、「あそびのタネクラブ」オリジナル工作です。
からだは箱になっていて、サンタさんにあげるジンジャークッキーも入りますよ。プレゼントボックスにもなります。
木の幹サンタのお鼻は丸いので、ボンドをつけて、しばらくそおっと抑えておきます。
強すぎず弱すぎず、この力加減がポイント、そして手作りの醍醐味です。かわいいサンタさんがたくさんできました。
ご参加ありがとう!また、一緒に工作しましょう!
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