CAN・DAY・A・SORT☆28










じじい
「もういい。沈めガラクタ」

(・A・)
すると俺の横でからんとなにか灰皿でも落ちたような音がする。ーーユフォフォンだ。

じじい
「こいつはワシの作ったモンじゃ。そう自分で認めるのもおぞましいぐらいの出来栄えじゃがの。」

じじい
「ワシはのぅ、80年後のお前じゃ」

(・A・)
「…!?」

じじい
「80年前のお前。つまりワシはキャンディさんを失った。生き返らせようとしたが、ことごとく失敗してのう。そんな時、わしは思いついたのじゃ。キャンディさんを生き返らせるのではなく、キャンディさんが居る世界へワシが行けばいいのじゃと」

じじい
「結果として、ワシは時代を逆行した。選んだのではなく、たまたまこうなった。どれでもよかったからの。成功じゃ。キャンディさんにまた逢えたのじゃからーー」

じじい
「じゃがそこからは失敗じゃ!!大失敗じゃ!!」

(・A・)
じじいはダンダンと、床を蹴り付ける。まるで子供の駄々っ子のように。

じじい
「まったく忌々しいーー!!貴様はーーワシはこうまでして愛しい者を失う事に長けているのか!!」

(・A・)
「…」

じじい
「まだ信じていないようじゃなーー」

じじい
「ワシと出会った時の事を覚えておるかーー?」

(・A・)
「…」
ーーそう言えば覚えてはいない。

じじい
「そらそうじゃろう。ワシはこの宇宙ではお前と出逢ってはおらんからの。出逢った事になっているだけじゃ。ワシの強いKI-NE-Sisによってな」

(・A・)
「キネシス?」

じじい
「そう。KI-NE-Sisキネシスーーそれこそが宇宙のパワーの正体じゃ」

(・A・)
じじいがまだぶつくさと何かを言っている。だが俺の耳には入って来ねえ。なぜかって?

そんなものは全部でたらめだからだ。

俺は懐からある物を取り出す。

おじいぞうちゃんから貰った白い布。

俺はこれを見る度に思い出せる。

スペースという言葉を。

するととある概念と心境を思い出せる。

この世に真実なんてありはしないって事。

あるとすれば、真実なんかじゃなくて信実。

真なる現実なんかじゃなくて、信じたい現実なんだ。

                   信じるべきは心の余裕じゃ。

おじいぞうちゃんは確かそんな事を言っていなかっただろうか。

                                  思い出せ。

             お前は自分で考えて選べる人間じゃ。

思い出すんだ。おじいぞうちゃんが黒いオーラの元凶ではない。そう見抜いた時の心の心境をーー静まりをーー

じじい
「KI-NE-Sisーー人の心の深淵から来るーー」

(・A・)
「もういいよ」
と、俺は言う。
「そうやって心の余裕を奪うのがひとつのやり口なんだな」
ふぅん。こういうコスい戦い方もあるのか。

(・A・)
「ユッキンはグルなの??」

(●>●)
「ーー一体何の話なんだ??オイ」

(・A・)
俺はユッキンの目を見つめる。サングラス越しになるんだろうけど、多分こいつはこっち側なんだな。
俺はとりあえず、全身の力を抜いてみる。自分の心の圧迫に今し方気付いたからだ。
そうすると、見えないものが勿論、見えないままになる。
そして、見えているものすら疑うようになるのだ。

そして俺は光る。輝く。全身が真っ黄色の輝きに包まれてーーせっかくだから憧れのスーパーサイヤ人みたいなポーズ取っとこうかな。

と、俺は腰の辺りで両手をグッと逆手に握る。かっけぇーーなんかしゅいんしゅいん言ってる。結局あれなんだよな。好きなものとかカッコイイものとかってもう越えられなかったりするんだよな。

って思うけど、俺はそんな気持ちに負けない。いつか超えてやるぜ、スーパーサイヤ人。しかし、今は身体中からおびただしい程に出るこの力に頼ろう。この名前なき力。設定なき力に。

計50個ぐらいあんじゃねえの、背中側の合わせてって思うくらい俺の身体には今、十字や才の字みたいに歪に輝く十字光が張り付いている。

じじい
「どうした?まさか、ここからワシと戦うと言うのか!?無駄無駄ァ!!そんな事をして今更なんになる!!」

(・A・)
と、じじいは叫ぶがコイツ結構役者だなって思う。台詞回しが悪役掛かってる。

(・A・)
「ーー」
でも、こんなじじいの言うことになんか耳を貸さなくていい。だってインチキ博士なんだから。演技はけっこーイケてるけど。

(・A・)
「キャンディさん!出て来ていいですよ」
と、俺は上空に向けて声を響かせる。一応ね。
何も返ってこない。瓦礫のひとつも。落ちてこない。

じじい
「狂ったか!!小僧!!キャンディさんは!!ボクのキャンディさんはもう既に死んでいるんじゃ!!二回も!!それも二回もじゃ!!」

(・A・)
「わかった。わかったよ」
と思わず言葉を返してしまうけれど、俺が向かう先は俺達と一緒に落ちてきたナボナ入り冷蔵庫。

こいつを何とかしたい。今の俺はそう思う。

じじい
「外の世界ではない。内なる己と繋がるのだ。宇宙は外側になく、常に己の中にしかない。内なる中。ゆえに内宙うちゅう!!はっはっははああ!!」

(・A・)
と、じじいは狂ったように叫ぶ。
こんな感じで、絶えず俺に向けて俺の好きそーな言葉遊びを仕掛けてくるけど、これは博士のこじつけた博士なりのうそっぱち。博士自身、多分こんな事毛ほども信じちゃいない。



この世に設定なんてなくて、全て後の人間がこうじゃないかなって考えたものなんだ。

だから信じなくていい。信じるのは自分だけ。キャンディさんは生きていて、多分こいつのなんかーー喩えば、俺を試している事に片棒担いでるとか。

ぶっ壊したいんだ。今の気持ちを。今の俺の力をコイツにぶち込んでみたい。  

(・A・)
どうしたもんかなと悩む前に、とりあえず俺は俺の思うままに動く。ひょおおおあ!と声を上げ、左腕を撓らせ、がおおおおと首を回して叫び、もう片方の腕をパクパクさせて〝メェ~〟と言ってみる。

           
               「キマイラ座ああああああ!!」

俺は神話とか悪魔が大好きなもんで、いつかクーフーリン座とか、グングニル座とかもぶちかましてみたい。ひとまずはキマイラを演じてぶつかってみた。なんかそっちの方が楽しそうだったからなのだ。

しかし、冷蔵庫はビクともしない。襲いかかって来たりもしない。他の発明品もだ。

するとそこに、

(●>●)
「力貸すぜ、旦那ーー」

(・A・)
と、ユッキンが拳に氷の塊を纏わせて登場ッ!!アーンド援護!!。 

(●>●)
「がっちんがっちん!!がっちんなあああ!!」

(・A・)  
と、冷蔵庫に向けて思い切り拳を叩き付けている。しかし、砕けるのは氷とユッキンの拳のみだ。純白の可愛いおてて台無し。血に染まる。
ーーうん。ユッキンは信じていいと思う。多分俺と一緒で、ドッキリに引っ掛かってる側なんだと思う。

「どりゃどりゃどりゃああああ!!モグラ座ッ!!」
と俺はいきなし両腕をネジって冷蔵庫を全速旋回超穿孔。しかしやはりビクともしねえ。あと俺は何かやっていないものはないか??と、今までやってきた事を思い出してみる。

                                        あ

(・A・)
「ーーユッキン。力を貸してくれないか?」

(●>●)
「あ?あーーああ…」

(・A・)
と、ユッキンの手が止まる。
俺はそんなユッキンの体に触れる。
思い起こすのはあのイメージ。ヒポズモ。そしてポストンーー

すると、ユッキンの身体がぐにょんりと溶けてゆきーー〝おわっ!なんだこーー!!〟と言い終わらぬままに溶けてゆき、俺の拳に纏わりつくように蠢いて、またもやカチカチに固まる。雪だるま状の両拳!!

                    「ユッキン・ナックル!!」
そう俺は叫んで、手当り次第にそれをぶちかます。
「ユッキン!ユッキン!!ユッキンなあああ!!」

                             ーーが、ダメ。

どうすれば壊れるんだ。というか壊してどうなるのか?という問いには触れない。
                    そういう事じゃあないんだ。

(・A・)
「ごめん、ユッキン」
と、俺はユッキンを元に戻す。まだやってない事。ある筈なんだ。探せばーー!!

すると、上からふわーっと、上のフロアから、多分博士の愛品のウッド調の何かから抜け出てきたのか、木の星霊ーー木星霊?ミドリの親戚が数体抜け出て来て俺に力を貸してくれる。みたい。そこで俺はーー

「超絶大旋回ッッ!!オオモグラ座あああああ!!」と場当たり的に叫んでみる。

木星ーーつまりは風の力を借りて、さっき放った星座を作り直す!!
…セーラームーンだと木星の力は雷撃なんだけれど、俺にとっては風のイメージが強い。マコちゃん好きなんだけどね。多分聖剣伝説のイメージを尊重してるのかもーーと、思うんだけど思い直す。思い直す。ちょっと待てよ??聖剣伝説LOMでこんな言葉があった。

                  世界はイメージで出来ている。

それって今の俺の思いに通ずるんじゃないだろうか。

心のある人はどっか行っちゃうのってセリフもあったけれど、今はいいやとりあえずそれに縋るような時でも怖がるような時にもない。

んなもんで、俺は木星霊の力をイメージし直してみる。するとどうだ。あれほど俺の腕に吹き払っていた風はどこ吹く風よ。今や、バチバチと俺の両腕には雷撃が迸ってるではないか。

                                なるほどな!!

                            そういう事かッ!!

               『木星拳ンンンンンッッッ!!』

               『雷槌通神撃いいいいッッ!!』

                     

                  〝ぼがァッッゥ!!〟


                     今まで以上に鈍い音がする。

正直、当たり所は悪くない。悪くないんだが、まだ何かが足りないんだ。
「くそッッ!!ギザギザの吹き出しは出ているのにッッ!!」
と、悔しさを堪えきれずに叫んだ瞬間にバチバチバチぃいいいい!!と冷蔵庫がショートする。
その瞬間、飛び散る火花。雷撃に包まれ発火する冷蔵庫。

ーーなんだ?と辺りを見回すも分からーー分かった。
いつの間にか水が辺り一面に張っている。
その中でも未だ残る小粒の氷塊達。

ーーユッキンがくれた氷だーー

それが今になって溶け出して、冷蔵庫への道を作り出してくれたのだーー!!

(・A・) 
「…どこかで諦めていたらーー辿り着けなかったかもしれない…」

じじい
「ひょっひゃっひゃあ。ほほう。わしの発明品を壊すとは。よくやったああ!!」

(・A・)
と、じじいはドッキリ!!と何かしら蒼い星が描かれた扇子を両手に持って、小躍りしている。
…その横ではバズーカを担いで、いよお!いよお!!と、つづみの要領で砲塔を叩いている身体出しユフォフォン。そんな用い方してたら爆はーー〝ずどおん!〟ほら。焦げづくめでおめめパチパチじゃないんだよ!!



じじい
「して、ここから学ぶこととは??」

(・A・) 
「おい、じじい。これ、黒いオーラって本物なの??」

じじい
「むふふふ♡どっちぢゃと思う??」

(・A・) 
ふぅーー
「わかんね」
うん。わかんね。どっちもわかんねーよ。はーああ。こうすれば冷蔵庫はショートするよとか、理論的に科学的に進めれば必ず解決出来るとか、そういうもんでも多分ない。知らんよ?他のやつは。知らんけどーー俺が学びたい事はーー

「とりあえずなんかやり続けてみることじゃねーすかね」
                            「思いついた事を」
                          「わかんないなりに」
 
                      「出来る限りでいいんで」


とりあえずさ。ま、色々言いたいことあると思うけど、聞いてよ。

お前の好きなもんをさ、好きなよーにお好みなよーにひとまず繋げてみればいいんじゃねえの?と思う。しんねーよ?しんねーけど。

でもさ。多分、昔の人もそうやって来たんじゃねえのかな。それこそ、今みんなが当たり前のように知ってる、そらで言える星座も、はじめはテキトーに繋げて、なんかこれアレに見えね?ってやってきた結果だと思うんだ。


ま、色々言いたい事はあると思うよ??
あると思うけど、繋げたもん勝ちだって。
輝いたもん勝ちだっての。




(・A・) 
「…これ、ホントはキャンディさん気付いてて、上でナボナかなんか食ってんでしょ??」

ー( ơ ơ )ー
「正解ですワ♪あのアバズレ、食いもん与えたらコロリですワ」

(・A・) 
「…たく。人の気も知らないで」


もっかい言うよ?

とりあえず、好きなもんを好きなように繋げればいいと思う。古代の人もそうやって星座をオリジナルに作ってきたんだと思うんだ。俺はね。…君はどう思う?

たとえさ。生きてる間はでたらめでも、そう見えても。見られても。
後の人に、そこに何かしらの形を見出して貰えれば。ま、とりあえずはいいんじゃねえのかな??


気付いててねーかもしんけねーけど、あんたら全員、傍から見たら輝いてるよ。自分で選んで繋げてさ。気付いてねーかもしんねーけどテメェはテメェで選んでんだよ。それに気付いてくれよ。
  




                                     ムフフ♡

                        かーーカッチョエエ~♡

きまったああああ!!これは完全にキマッタんじゃないのかしらあああ!!女体の心鷲掴んでんじゃねえのかああああ!!正直辛かった!!辛かったぞおおお!!しかし!その回あって、俺のスター性ウナギ昇りゃあ!!えっ///ジテンさんて、こんな事も言えるの??面白いダケジャーーナインダネッ!!
うおおおおお!!待っとれ!!全宇宙の女体共おおおおお!!俺が!!ジテンが今イキますよおおおおいッッだ!!
ウナギだけに精力増強おおおおおッッ!!なんちてなんちて~(˶ᐢᗜᐢ˶)

あ、出来ることなら生きてる間♡それも早めに見つけてちょ(*`∀´*)

幸いな事に、ワタクシ、ジテンはまだ誰のものでもありません☆

ーーあれ?これってひょっとして未婚フラグ??('°◻︎°` ; )






 

                         

                 



                      CAN・DAY・A・SORT
                                      ☆28
                                               おわりみゆき

                                                                _∧_
               /エ?これ井〇美幸と掛けてるつもりなの?\












                                ぴきぴきぴ🥚























 
       





     うわああああああああああああああああ!!

           ⬇如何!!今回のおはなしの残滓!!⬇ 


じじい
「いいか。敵の言うことは信じるな。動揺は己が宇宙のパワーを弱らせる」

じいい
「」



じじい
「他人を頼るな、自分だけで動くな、







ーー俺はじじいを評して付き合ってやる。
が、はっきりしていることがある。
ーーKI-NE-Sisなんて無い。

じじい
「ワシは!!ワシは!!」



集中する。こういう時は集中するんだ。外の意見に耳を貸さずに。
集中する事によって研ぎ澄まされる。宇宙のパワーは。なんかこうーー繋がりが濃くなるような気がする。今はそんな事しか言えねえ。けどけど。



じじい
「いいか。どこの馬の骨とも知れん他人が言うことなぞ信用するな。お前が信じたくないものはとことん信ずるでない。お前にとって不都合な情報は蚊帳の外で消してゆくのじゃ。」

そとの外の世界ではない。内なる己と繋がるのだ。宇宙は外側になく、常に己の中にしかない。

内なる中。ゆえに内宙うちゅう

内なる〝君〟ーーゆえに内You。

内なる遊。内なる勇。ゆえに宇宙


ゆう

(・A・)
みたいな感じで俺に向けて俺の好きそーな言葉遊びを仕掛けてくるけど、これは博士のこじつけた博士なりの真実。この世に設定なんてなくて、全て後の人間がこうじゃないかなって考えたものなんだ。

だから信じなくていい。信じるのは自分だけ。キャンディさんは生きていて、多分こいつのなんかーー喩えば、俺を試している事に片棒担いでるとか。

なんとなくで分かるんだよ。この博士はインチキだけど敵ではないって。俺はそう思う。だから俺にとってこの博士は敵じゃあないんだ。

(・A・)
みたいな感じで博士は言ってくるけど、俺はあくびをして次に俺はどう動けはいいんだろって考える。博士をぶん殴るのは得策じゃあない。だってこいつは演技してるだけだから。じゃあどーするかってえと、とりあえずこの冷蔵庫をぶっ叩いてみる。さっきは壊れなかった。でも今ならば壊せるのかもしれない。

(●>●)
「力貸すぜ、旦那ーー」

(・A・)
と、ユッキンが氷の塊を生み出して援護。
ユッキンは信じていいと思う。多分俺と一緒で、ドッキリに引っ掛かってる側なんだと思う。

(・A・)
「どりゃどりゃどりゃああああ!!モグラ座ッ!!」
と俺は両腕をネジってそこを旋回。しかしやはりビクともしねえ。ふと思い、俺はあの時の事を思い出してみる。

すると、上からふわーっと、多分博士の愛品のウッド調の何かから抜け出てきたのか、木の星霊ーー木星霊?ミドリの親戚が数体抜け出て来て俺に力を貸す。そこで俺はーー

「大旋回ッッ!!オオモグラ座あああああ!!」

と、木星ーーつまりは風の力を借りて、星座を作り直す。
セーラームーンだと木星の力は雷撃なんだけれど、俺にとっては風のイメージが強い。マコちゃん好きなんだけどね。多分聖剣伝説のイメージを尊重してるのかもーーと、思うんだけど思い直す。思い直す。聖剣伝説LOMでこんな言葉があった。

                世界はイメージで出来ている。

心のある人はどっか行っちゃうのってセリフもあったけれど、今はいいやとりあえずそれに縋るような時でも怖がるような時にもない。

んなもんで、俺は木の力をイメージし直してみる。するとどうだ。あれほど吹き払っていた風はどこ吹く風よ。今や、バチバチと俺の両腕には雷撃が迸ってるではないか。

これでショートさせてやるッ!!と思ったが、電撃が冷蔵庫に届かない。くそっ。これでもダメかと思ったが、そこでユッキンが氷の拳の殴打を辞めない。むしろ強く早くなる一方だ。何を考えてるんだユッキンーー

(●>●)
「」

冷蔵庫の周りには粉々に砕かれたこおりのつぶて。それが俺の雷撃を受けて溶けてーー冷蔵庫に侵入して、ショート。ようやくショートする。


じじい
「ひょっひゃっひゃあ。ほほう。わしの発明品を壊すとは。よくやったーーして、ここから学ぶこととは??」

(・A・)
「わかんね」
うん。わかんね。こうすれば冷蔵庫はショートするよとか、理論的に科学的に進めれば必ず解決出来るとか、そういうもんでも多分ない。俺が学びたい事は。

「とりあえずなんかやり続けてみることじゃねーすかね。」
「思いついた事を」
「わかんないなりに」    




              ーー俺はヤダね!!


                 ぜってえ生きてる間に輝いてやる。
                           スターになってやる。


             あ。なるたけ早めに見つけてちょ(*`∀´*)

幸いな事に、ワタクシ、ジテンはまだ誰のものでもありません☆

ーーあれ?これってひょっとして未婚フラグ??('°◻︎°` ; )








                      CAN・DAY・A・SORT
                                      ☆28
                                               おわりみゆき

                                                                  _∧_
/え?これヒョットして井〇美幸に掛けてるつもり?\










じじい
「いいか。敵の言うことは信じるな。動揺は己が宇宙のパワーを弱らせる」

じいい
「」



じじい
「他人を頼るな、自分だけで動くな、迷った時は己に問え。ワシの事は全て信用するな、信じてくれ。」

(・A・)
くそっ。それっぽいこと言いやがって。でもそうだよなーー答えなんかないもんな。

じじい
「迷った時はお前だけの北極星を頼れ」

(・A・)
「…」

じじい
「それともうひとつーー」

(・A・)
俺は次に来る言葉がなんとなく分かる


      『聞こえがいいだけの言葉を信用するな』

(・A・)
俺の言葉とじじいの言葉がリンクする。

じじい
「今、ワシが言ったことは中身なんか、な~んもありゃせん」

(・A・)
と言ってじじいはべろんと舌を出す。
まるでアインシュタイン。
そう言ってじじいは、またお着替えでもするのか、暗がりの方へと去って行った。

      〝聞こえがいいだけの言葉を信用するな〟

それは分かる。分かるんだけどーー俺の意見は少し違っていて、聞こえがいい言葉に中身が無くても、そこに自分で中身を詰め込む事は出来ると思う。 

中身は自分で詰めるもんだ。




(●>●)
「ーーじじいがいねえ」

(・A・)
なんとなくだけど、そんな気がしていた。
「」

(●>●)
「くそッ!あいつ一体何者だったんだーー」

(・A・)
ユッキンはそう焦って物に当たっているが、それは仕方ない。職業柄答えをひとつに絞る癖が付いているからだ。今まで自分が見つけて来た真実を。その全てに誤りはないと信じる職業だからだ。
自分が選択した事を、たったひとつの答えとしたい職業だからだ。

(●>●) 
「もうこのまま俺達の前に現れねえんじゃねえだろうなーー」

(・A・)
俺はキャンディさんを見る。
俺と同じく、広がった窓辺で月を見上げている。あ。俺の視線に気付いてーー会話の内容は把握していたようで、〝ワカンネ〟ポーズ。うん。だよね。

うん。わかんねー。わかんねーことだらけだ。

てか、なんでここまで月の光が届くんだ。てかまんまアレ月だよな。ここってそもそも天の川銀河の範疇なの??

                                 わっかんねえ

でも俺はそれでいいと思う。
というか、そうで無くてもいい。何故ならじじいが再び現れようと、そしてじじいの正体が分かろうと、俺には何も関係がないからである。

       全ての事実は、俺が決める事なんだから。

(・A・)
「いや。また俺達の前に現れるよ」
俺はむき出しになったユッキンの怒りを受け、これまたむき出しになった夜空を見上げて以て、椅子に凭れて、しかしこう言う。

(・A・)
「ナボナって意外と売ってるとこ限られてんだよ」

どっちかっつーとまた逢いたい気分なんだよね、今














(・A・)
「よっし!」
と俺は椅子から飛び上がって、着地。してから、者共に指令を与える。

                             「月に行くぞ!!」

世の中分かんねえ事だらけで、ひとつ何かを見つけてもまたそれがまだまだ薄皮だったのかよ!!って毎日。月って玉ねぎ説浮上。でもでも、分かんねえ事だらけだけど、俺は探しに行くんだ。

                そっちの方が面白いからネ(*´罒`*)

                       CAN・DAY・A・SORT

                                       ☆28

                                       おわり












(・A・)
「え」
と、ここに「え?」とキャンディさんがてっきり登場して、うそぴょーんと来てくれる事を心のどこかで期待していた。

けれども現実はちょっぴり違くて、そこに来たのはユフォフォン。

(・A・)
「きゃんでぃさんのようたいはどうだい??」
なんておれはおそるおそるユフォフォンに聞いてみる。少し声がふるえちったかな??それになんだかだじゃーー

ー( ơ ơ )ー
「ーーそれが…起きませんの」

(・A・)
「まーったくきゃーんでぃさんたら寝坊助さんなんだから~」

ー( ơ ơ )ー
「…それに…それにしんぞーー」

(・A・)
「いいいい!いいよ!もう!!さあ早く!こいつのことぶっ倒してーー!あ、こいつやっぱワルモンでしたよ!良かったですね!ユフォフォンさん!!僕、また幼気な少女を悪の魔の手から救ったのであった!!えっへん!!」

(●>●)
「ーーお前は、感じないのかい?キャンディの輝きは」

(・A・) 
「えっ」
ーーそれってどういうこと?







(●>●)
「…キャンディは確かに死んでなかった。だがな、そこで浮き彫りになった点がある」

      『お前らは心の底から繋がれてはいねえ』


アイシクルスパーダ!!

愛くるしい素っ裸!?

とユフォフォンが飛んでくるが、正直、対応をしていられない。

かわりにーー

(・A・)
「な、なんでこっちに来たんですかーーキャンディさんはーー」

ー( ơ ơ )ー
「そ、それがーー意識が戻らなーー」

(・A・)
「まったく。あの人は」
寝坊助なんだから。

じじい
「違うぞ」

(・A・)
「違わないですよ。一回こういうことあったんですよね~」
俺は知っている。あの人はこういうフェイントみたいなのが上手いんだ。




ま、正直相談相手

これ、傍から見たら、




と、あたくしはスレンダー胴体をするするっと収納して、そこから変わりに〝にょいん!!〟とアーム!!UFOキャッチャーのそれ的なアームですワ!!ま、バイキン〇ン様のアームみたいな感じと言えばいいでしょう。
ともかく、それであたくしはキャンディさんをキャッチ!!同じ男を愛した好敵手オンナですもの!!今日この時だけは協力戦線張らせて頂きますワ~☆♡


冷蔵庫モンスター

(・A・)
「うへあえあえ!」
こいつとユッキン宛てがいたかったああ!!

(●>●)
「という訳で俺お呼ばれーー」
ジテンの肩口よりすすっと参上

(・A・)
「ユッキン!!」

(●>●)
「アイシクル・スパーダ!!」

ユフォフォン
「愛くるしい素っ裸!?」
「また新たな恋敵出現ですのね!?」
ーーうぬぬぬぅ。さすがジテンさま、男性の方にもお好かれあそばせえええええ!!絶対にきさまふんぞにはわだざんばあああああ!!

(●>●)
「んじゃ、俺やぼよーあるから帰っから」

(・A・)
「ありがと、ユッキン。熱いバトル見させてもらったよ」

(●>●)
「よせやい、おれとおまえのーー」

ユフォフォン 
「ばやぐがえるのでずばああああ!!」

(●>●)
「な、なんだいこのお嬢ちゃんーー」

ユフォフォン 
「あなたに名乗る名前とスリーサイズは持ち合わせておりませんわ゛あああああ゛!!」
「あ、ちなみに上から86 64 87ですワ」
ーーとジテンさまの方をちらり流し目。うふふ。これでも毎日走ってますよの♡(心の中ですけど噛みましたワ)(UFO形態で)

覚えておきなさい!ジテンさまを生みし地球のみなさま♡たまにあなたがたの地球でワタクシ達UFOが確認されるでしょ♡♡あれはわだくじだちのダイエットランニングでずわあああああ!!たえまなきいいいいいや゛!!

                    【諸説あります( ̄▽ ̄;)】

(・A・)
「わちょ、どこに入り込んでんのさ」

(●>●)
「いやでも、このお嬢ちゃんがーー」

ユフォフォン
「けがらわしいですワあああ!!なんてとこに入り込んでーー」

(●>●)
「いやいや、あんたがいれてーー」

ユフォフォン
「オトコの言い訳など醜いものですワアアアア!!」

(●>●)
「すまねえなジテン。こんな別れ方で」

(・A・)
「うん。ハードボイルドな別れしたかったよね」

(●>●)
「わかってるじーーあ」

ユフォフォン
「溶くべし!!糞だるまッ!!」


ユフォフォン
「糞だるまぐあああ!!糞だるまぐあああ!!」

(・A・) 
「もういないから」

ユフォフォン
「あだじの恋路を邪魔するやつはあああ!!UFOに連られて怪光線ンンンンン!!」


(●>●)
「やばいぜ!!研究所ごと飲み込みやがった!!」

( ◍_◍ )
「どうする!?」

じじい
「あれをーー」

(●>●)
「どうしようもねえ!!」

じじい
「あれをーーあれを使うしかないのか」

(・A・) 
「もうだめだたのしくパーッとやろうぜええ!!」

(●>●)
「ナボナパーティだわははは~い!! 」

じじい
「…だから、あれをーーあれをじゃな…」

( ◍_◍ )
「もうあたしの体好きにしてーん♡♡」

じじい 
「ヤケになるでなあああああい!!」

(・A・)
「じじいーー」

じじい
「ーーこの研究所はまもなく敵の魔の手に落ちるーーその前に地下室に行けい!!」

(・A・)
「ーーといーー」

じじい
「きっ!!」

(・A・)
「わかった、わかったよ。もらしますよもらしますよ、へいへい」ーー性癖おかしくなったらじじいの所為だかんな…ぶつぶつ。

( ◍_◍ )
「ほら、あたしのおくちにしなよ」

じじい
「はあああやぐいがんがああああ!!」

(・A・) 
「なんだよなんだよ」

じじい
「はしれえええええ!!」 

( ◍_◍ )
「はいはい、やればいいんでしょ」


                                     地下室


                        (・A・)(●>●)( ◍_◍ )
                  「「「こっ!!これは!!」」」


                                                                           つづく

おれもどる!!

俺はぴこーんとヒラメキと共に電球を生み出し、じじいの元へーーと戻る前にデブリになるといけねえ。すっとぱんち。電球ぱりーん。そして撃てるようになりたての「ティラノサウルス座ああああ!!」おっけ。これでだいじび。まってろじじいとナボナ達!!



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お願いシマチューホームズ行ったことない! うそ! ホントはあるかも! 断定しかねる!!