【2週間】で英語が話せるようになった私の留学体験
あなたは、
「英語が話せるようになりたい!」と思ったことはありますか?
もしくは今留学に行こうかと悩んでいますか?
私は中学卒業してすぐ、オーストラリアに2週間の語学留学を経験しまし
た。
人とコミュニケーションを積極的に取るのが苦手で、
教室では「インキャ」ポジションだった私でしたが、
あるきっかけで、英語を話すことが大好きになりました。
現在、英会話教室のコンサルとして日々英語を使って仕事をしています。
海外ってどんなところ?
英語が話せるようになりたい!
でも、留学に行ったら英語ができるようになるものか?
行くなら1年以上は行った方がいい?
私の短くも一生の思い出に残った留学体験からお伝えします。
きっかけ
うちの中学は毎年卒業した後、高校進学の間の2週間の春に留学プログラムがありました。
同性のクラスメイトとランダムでペアになり、2週間ずっとその人とホームスティ先の家族と暮らすのだ。
人生初海外!心踊る行き先はオーストラリア・シドニー。
とりあえず「全然知らないところに春休みに行く!」とだけで小学生の遠足のようにワクワクして福岡空港へ向かった。
いざ、オーストラリアへ
残暑のオーストラリアの土地に降り立ち気づいたのは、
皆のびのびとして、心が健康そうな人が多いこと。
「将来はここに住みたい!!」初めてそう思える土地に一目惚れした。
犬の散歩をする人、ランニングウェアで恋人と走る人、
目を見開くほど活気が溢れ、誰もストレスを抱えていないんじゃないか?
というくらい、どの人も爽やかな笑顔で満ちていた。
皆同じスーツを着たサラリーマン、下を見てばかり。右むけ右!の日本人と同じ人間だとは到底思えなかった。
これぞ海外!食べ物がデカすぎた
海外の食事、どんなものをイメージするだろうか?
ビックサイズのハンバーガー、ハイカロリーなお肉?
まさに想像の通り!どれもとにかく規格外に「でかい」のだ。
忘れられない思い出がある、
初めて「海外だ!」と思ったのはステーキ屋さんに連れてきてもらった時。
Mサイズと思って頼んだステーキは、日本のLLサイズくらいだった。
最初は「美味しい!」と笑顔だった私も、だんだん食べられるかの戦いになり始めてきた。
おそらく成人男性でも食べるのがやっとではないか?と思うくらいにボリューミーだった。
他にも衝撃的なサイズの食材の連続だった。
腕くらいあるのでは!?という直径があるピザ(Mサイズ)。
洗剤、、?かと思ったらヨーグルトだったり。
日本の食材が赤ちゃん用と錯覚するくらい、どれも大きかった。
当たり前だけど、全部英語
楽しい日々を過ごしつつ、英語で会話する毎日。
英語で全てをやりとりする生活に慣れないながらも、私は授業で質問したり、家族と学校の出来事を談笑したりと現地の生活に馴染もうと頑張り始めてあっというまに1週間が経過した。
2週間目に差し掛かったとき、ある問題が起きた。
英語を話すのに、疲れてしまった。
とはいえ元は日本人。
慣れない英語で会話するのって、頭を使うしちょっと面倒臭い。
ふと「日本語を英語に変換してコミュニケーションをとること」が面倒くさくなり、疲れてしまったのだ。
お父さんとお母さんと一緒に学校から帰るの車の中、
「今日は何があったの?」とお母さんは聞いてくれたが、私はきちんとした英語が頭に出てこなかったので、少し笑っただけで済ました。
少しの沈黙。
するとお母さんから、意外な言葉が入ってきた。
「何か少しでもいいのよ。話してくれないと、あなたが何を思っているか
全く分からないわ」と
その言葉に目が覚めた。
心にストンと矢が刺さるように、ハッとした。
ここは外国。日本の暗黙のルールなんて知っているはずがない。
私は「言葉」ではなく「空気」に頼りコミュニケーションを取ろうとした。
向こうの文化は「言葉でストレートに伝えてこそ、コミュニケーション」
だったのだ。
甘ったれていた自分を恥ずかしく思った。
英語を話せるようになるために、変えたこと
それからは、英語を話すことの考え方を変えた。
短くても、単純でもとにかく言葉にした。
文法を間違えることよりも、少しでも多く伝えることに重きを置いた。
喜怒哀楽、思ったことは多少大げさにストレートに伝えた。
次第に、英語を話すことが楽しくなってきた。
「完璧な英語にしなきゃ」
「簡単な英語を話すことは悪いこと」
こんな風に思う必要はない。
自分で自分に負荷をかける必要はない。
実際、文法を多少間違えたところで咎める文化は無い。
改めて、日本の敬語や評価に厳しい文化がコミュニケーションの首を絞めていると気づかされる。
「英語が話せる」のに必要な要素
英語の成績がよければ話せるんでしょ?
留学に行けば、英語に囲まれるし自然と話せるようになるんじゃないか?
そう思う人は多いかもしれない。
実はそうでもない。
「どれだけ話せて、話せないのか」を知ること
これが留学生活で見出した「話せるようになる」ために必要な要素だ。
私は英語の成績は凄く良い方ではなかったが、あの気づきからコミュニケーションはかなり取れるようになった。
今までの座学の勉強では、インプットを積んでも「話せる」とはまた別の問題である。もちろんインプット量が会話の中身の濃さに相当するので、大事な要素の1つである。
私が留学をきっかけに英語を話せるようになった時のコツをまとめた。
英語を話せるようになるために、大事なこと
・短くてもいいので、とにかく量を伝える
・細かい文法は指摘されないので、間違えるのを恐れない
・向こうの文化は言葉でストレートに。空気ではなく言葉で伝える
・成績はあくまでインプット。アウトプットを重ねることがポイント
留学は、長くいるべきか?
期間に悩む人はいるだろう。
自分の周りで1年〜2年留学に行った人はめちゃくちゃ話せる。
だが留学に1ヶ月しか行ってない私だが、私以上に半年留学していた人より話せる自信がある。
留学期間を越えた理由は「とにかく伝えようとしているか」だった。
私は留学の経験から、とにかく量を伝えることに重きをおいた。
しかし世の中には、私より長く留学に行っても、コミュニケーションをとりたがらない人はいた。
正直、もったいない。
加速的に短期間でアウトプットをどんどん進め、ホームスティ先で雑談で大盛り上がりするほど会話力を上げた。
もちろん、長くいることのメリットもある。
長期留学することのメリット:
・その国独自の生活様式(NYはクラブ三昧とか)に詳しくなる
・授業やビジネスでにおける適切な表現を学べる
・正しい発音に慣れるので、発音がよくなる
期間が短いと、どうしても経験の差は出てくる。
しかし、観察眼や行動力があれば十分に補うことはできるはずだ。
まとめ
現在は、私は英会話教室でコンサルタントとして大人向けに英語を教えている。普段の会話はもちろん英語、仕事のやりとりから雑談まで全て英語を使っている。
留学後、話せる範囲の限界に気づいた私は独学で英語の勉強をしている。
オーストラリア留学で知った「とにかく言葉にして伝えること」その大事さに気づかされたのが原点であり、今の英語を生き生きと使う私を作っていると言っても過言ではない。
実際に簡単な英語でもコミュニケーションをとることは問題ないし、見下げられることもない。
オーストラリアのお母さんは、私に難しい英語を使って話すことではなく、簡単な表現でいいから少しでも言葉にして伝えることの大切さを教えてくれた。
留学では、人生に大きな影響を与えてくれるチャンスに巡り合える。
日本と違った人々、文化、思考
動いていれば、必ず貴重な出会いに巡り合える。
これから留学に行く人、悩んでいる人も短期間でも悩む必要はない。
まずは、言葉で伝えること。
ぜひ、長い休みを取ったり今後留学に行くときには読み返して欲しい。
おまけ
留学先を選ぶときに、英語を本気で取り組みたい人には注意して欲しいポイントが1点あるのでご紹介
留学先を選ぶときに気をつけて欲しいこと
・日本人がいる留学先は避ける
→本気で英語力を身につけたい人にとっては、日本語を使える環境は甘い罠
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