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さよなら厨二病

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過去の酷い思い出を書いてます。
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#厨二病

こくまん

こくまん

一日の半分以上女性のことを考えている。

車を運転していたら、「こくまん」という看板を見つけた。正式名称は「米のこくまん」なのだが、どうにもこうにもこくまんという響きが気になって仕方がない。

日常会話には決して出てこないこくまん。その意図は濃くなのか酷なのか?ストレートに言ってしまえば、まんの状態、つまり具材の状態については、その具材を見ることが許された彼氏・旦那・フレンドだけが通行可能な”関係

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行く宛のないラブレター

行く宛のないラブレター

一日の半分以上女性のことを考えている。

”いつも同じ電車ですね。”

それは20代前半の頃、毎朝同じ電車の同じ車両で見かけた女性に憧れていて、いつか渡そうと考えていたラブレターの冒頭である。

しかも、履歴書を送る時に使う【履歴書在中】が書かれた封筒に入れ、『これにラブレター?笑』と、相手の警戒心を和らげようとしていた浅はかなラブレターだ。

当然ながら手元にあるということは渡せなかったラブレタ

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高校最後の夏に始まらなかった淡い恋

高校最後の夏に始まらなかった淡い恋

一日の半分以上女性のことを考えている。

高校の同級生である岡野君(仮名)からLINEが届いた。実に2年ぶりである。内容はシンプルに『元気?そろそろ飯でもどう?』というものだった。

断る理由もなく『おお、いいね!』と返すと、岡野君は『どうせなら3年の時のメンバー呼ばない?』と送ってきた。

う〜ん・・・嫌ではないが、『久々だね♪』となるだろうか?当時クラスは男10人、女30人ぐらいで分かれていて

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