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himmel -空-

1年間過ごしたノルウェーの景色を、自分だけのものにするのがもったいなくて、カレンダーをつくりました。

★ himmel -空-(A3壁掛け、税込2,310円)
別途送料がかかります。1部の場合は250円、まとめて複数部の場合は600円。
2022年1月10日(月)までの限定販売です。

このカレンダーのテーマは『空』。

「遠くにいても、空はつながってるね」
私がノルウェーに住んでいたとき、そう言ってくれた日本の友に想いを馳せて、よく空を見上げ、元気をもらっていました。

同じ場所でも、二度と同じにならない空。
「ノルウェーにいる今だから見える景色」と思って、その瞬間目に入るもの、光、風、音、香り、全てを自分に取り込みたいと、深呼吸しシャッターを切った日々。(と言っても、撮影はiPhone)

カレンダーは写真のみなので、ここにカレンダーに採用した写真について、コメントを添えておきたいと思います。

januar ヤヌアール -1月-

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2021年1月23日の夕方の空。作曲家グリーグの家がある丘、Troldhaugenでの1枚です。ノルウェーは日本よりも緯度が高いので、あっという間に明るくなったり暗くなったりするわけでなく、朝焼けも夕焼けもゆっくり。ジワジワ変わっていく空をいつまでも眺めていたくなってしまいます。

februar フェブリュアール -2月-

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2021年2月5日の夕方の空。こちらも作曲家グリーグの家の丘の真下、グリーグと奥さんのお墓がある海岸です。凍った海と夕焼けが最高に美しくて。
ここTroldhaugenは、私がよく散歩に行っていたお気に入りスポット。おこがましくも親しみを込めて「グリーグんち」と呼んでました(笑)

mars マーシュ -3月-

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まだ肌寒さが残りつつ、明るい時間が長くなってきた2021年3月18日の夕方の空。海辺に行くと、必ずボートがあるベルゲンの風景です。寒い冬の間、ボートはあんなふうに浮いたままで船体は傷まないのだろうか...?と気になるものの、浮いているほうが写真映えするのでありがたい...とも思う。

april アプリール -4月-

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快晴の2021年4月2日。この日は友達と街中ハイクで、Fantoft Stavkirke(ファントフト・スターヴシルケ)に。この教会は、ディズニー映画『アナと雪の女王』で戴冠式が行われた城のモデルになったとも言われている、ヴァイキング様式の木造建築の教会です。静かな森の中に厳かに建っています。

mai マイ -5月-

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2021年5月17日、ノルウェー憲法記念日の晴天の空。国のお祝いとして、ノルウェーが1年で1番盛り上がる日。みんな正装で、民族衣装のBunad(ブーナ、ブーナッド)を着て、家族や友達と集まったり、街に繰り出してパレードをしたり。私も友達の家で手づくりケーキをご馳走になり、楽しい1日を過ごしました。

juni ユーニ -6月-

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2021年8月3日、ノルウェーの中世の木造建築を見上げた空。友達と行ったある島の野外博物館にて、屋根の上に高山植物の花が咲いていて、夏らしい爽やかな1枚だったので選びました。屋根には白樺(だったかな?)の皮を敷いて、その上に石を置いて葺くのが伝統的な建築様式だったそうです。

juli ユーリ -7月-

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友達を訪ねて、Tromsøを旅行した2021年7月11日の1枚。氷河を見に行くハイキングの途中で、山の上に現れた空。清々しい空の雰囲気とは裏腹に、私たちはゴツゴツした岩の道をひたすら足をくじかないように気をつけながら歩き続けました。こういう景色があったから、めげずに氷河までたどり着けたと思います。

august アウグストゥ -8月-

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2021年7月14日、こちらもTromsøでの1枚。山のてっぺんを目指して登る途中、見上げると目に入る空。下を見れば、眼下に広がるのはミニチュアみたいなTromsøの街並み。それほど高くない山(標高421m)なのに、ちょっと登ると森林限界を超える、この北極圏地域の自然。この土地だから楽しめるハイキングがあります。

september セプテンベル -9月-

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Bergenに来て1ヶ月ほど、2020年9月16日の夕陽。観光名所の一つ、Fløyen(という山)からこの景色を見たくて、Visaの申請後に渡航先を首都のOsloからBergenに変えたんだった。Bergenで知り合った友達と初めて登って、日が落ちていくのを眺めたとき、来るべくしてここに来たなぁ...と、幸せな気持ちになったのを覚えています。

oktober オクトーベル -10月-

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秋も深まる2020年9月25日の夕焼け。Bybanen(市内のトラム)で街から帰ってくると、家の近くから見える山が夕陽で真っ赤に染まっていて、通りすがりの人もあちこちでカメラを向けていた。でも本当にすごかったのは、その後。見える範囲の空が全部ピンクになって、日が暮れるのと同時に美しいグラデーションが広がっていく...こんな素晴らしい夕焼け、生まれて初めてでした。

november ノヴェンベル -11月-

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2020年12月6日の11:30(午前)の空。日の出が9:00くらいなので、朝焼けと言ってもいいかもしれません。冬至の近くこの季節は、どんどん暗く寒くなる、ちょっとつらい時期。そんな季節だって出来るだけ外に出てノルウェーの自然を楽しみたい!と思って、たくさん出かけて出会ったこの景色。澄んだ空気と静けさの中、あたりは平穏そのものだったけど、海に空と月が完璧に写って、その美しさに心は大興奮でした。

december ディセンベル -12月-

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クリスマスの朝、Tromsøの12:00(正午)。極夜の北極圏は、本当に太陽が昇らなくて、ずーっと眠かった。友達とひたすらチョコレートを食べて、クッキーを焼いて、映画を観て、寝て、猫のような生活を楽しんだ。それでも太陽が地平線スレスレを通る(昇らない)とき、こんなふうに美しい空が現れることもある。そういう瞬間を知っているから、この土地の人たちは、どんな季節でも臆せず外に出て楽しもうとするのだと実感しました。

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カレンダーは、4つのテーマで制作しています。

★ himmel -空-(A3壁掛け、税込2,310円)
★ vann -水-(2L卓上リング、税込1,650円)
★ by -街-(卓上スタンド付き、税込1,320円)
★ natur -自然-(卓上スタンド付き、税込1,320円)

他のカレンダーは、こちらからご覧ください。

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