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日本のキャリア教育の授業でお話しました

先日、大学時代からの友達の計らいで、東京の中学3年生のキャリア教育の枠組みでお話しする機会をいただきました!ありがとうマイフレンド!🥰

テーマはあってないようなもので(笑)
私がこれまでどんなことを考えて、どんなふうに学校を選び、何の勉強をして、どんな仕事して、なぜ今ノルウェーにいるのか、という人生のお話をしました。

日本とノルウェーは今は時差が7時間あるので、日本は14:00、ノルウェーは7:00にオンラインで授業をスタート。
コロナを経験して、学校でもパソコンを開き、ミーティングルームを開いて授業をすることが当たり前になっていました。というか、たいていの場合、子どもたちにとっては何も難しくないことなんだけど。
私もノルウェーにいながら授業に呼んでもらえたこと、今の時代ならではだなぁとうれしくなりました。

授業は1時間弱だったので私のこれまでの経緯をかいつまんで話し、あとは自由に質問してもらう形にしました。

何より感激したのは、生徒たちの積極的な姿。初めて顔を合わせるのにたくさんの質問をしてくれたこと。

久しぶりに中学生と話すのに頭が全然切り替えられなくて、抽象的な難しい言葉をたくさん使ってしまったなぁと、反省。
でもその度に子どもたちの担任である友達が「主体的ってどういうことかわかる人〜?」と助け舟をたくさん出してくれて、助かりました。

そして生徒たちが答える内容の素晴らしいこと!
「主体的っていうのは、ちゃんと責任を持って積極的に行動すること!」
そうだね、本当にその通り。ノルウェーでは、自分の行動に責任を持って、主体的に行動する人が多いように感じているよ。

生徒たちは私に、こんなことを質問してくれました。
「海外に住みたかったからノルウェーに行ったんですか?それともノルウェーで介護の仕事をやりたいから行ったんですか?」
「日本に帰る予定はあるんですか?」
「ノルウェーと日本って、食べ物は全然違うんですか?」
「ノルウェーサーモンは、刺身みたいに食べるんですか?それともカルパッチョみたいな感じですか?」
「ノルウェーの寿司は日本人が握ってるんですか?」
「好きな日本のドラマって何ですか?」
「NPOって非営利の組織だと思うんですが、資本はどうするんですか?どうやって活動するんですか?」
「ノルウェーのコロナって、今は大丈夫なんですか?」
「今はノルウェーで何をしてるんですか?ただノルウェーに来ただけってことですか?」
「お金はどうしてるんですか?投資とかしてるんですか?」
「今日はこれから何をするんですか?」

最後の質問に私がなんて答えたかと言うと。
「週末に友達の家でお好み焼きパーティーをすることになっているので、今日はこの後、パーティーのための買い出しに友達と出かけます!」
つまり、最近は友達とよく遊んでます!!

でも友達と過ごす中でノルウェー語をたくさん聞いて勉強しているし、自分がわからないこと・知りたいことを聞いて、中学生に負けないくらい毎日たくさんのことを吸収していると思います!

確かに今はお金を稼いではいない。でも自分の人生を豊かにする経験を確実にたくさん稼いでいる。ゲームみたいに、経験値を上げてレベルアップを図ってるの!

中学生くらいまでは「将来の夢は何?」「大人になったら何になりたいの?」って聞かれることも多いと思います。
じゃあ私は今、何者なのか?
「職業は何ですか?」って聞かれても、場面によって説明を変えては、答えに困ることもしばしば。

おこがましくも、私が生徒たちに1番知ってほしいなと思ったことは、医者や教師など名前がついてるものだけが職業ではないし、人生には働いてお金を稼ぐだけじゃなくてレベルアップを図る時期があってもいい。いろ〜んな大人がいるって知っていていいし、みんなも今はない職業につくかもしれない。そうやって仕事はつくられていくんだよ。そして自分でつくっていいんだよ、ということ。

そのために、ティーンエージャーの今は「自分が好きなことって何だろう?どんなときにワクワクするだろう?」というのを、どんどん探求していってほしい。

初めての人にも興味を持ってたくさん質問をしてくれたところをみると、どうやら彼らには探求する素地が十分あるように思えたので、安心と希望を感じてうれしくなりました。みんな本当にありがとう。

これからも他人に興味を持つ今の姿勢を忘れずに、中学・高校生活を思いっきり楽しんでね。😊
何か聞きたいことがあれば、コメントやメールでいつでも何でも聞いてね。

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写ってもいい生徒たちと記念撮影。スクリーンショット、下のほう切れてしまった!!ごめん!!

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