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モデリング the 新幹線 E7系/W7系編#2

さて約9か月ぶりの更新となり、ほとんど打ち切りのような状態ではあるがE7系/W7系編2回目を書いていこうと思う。

今回から、新幹線の命?ともいえる先頭形状を作っていく。

新幹線をモデリングするうえで一番難しいこと、それは…

「似せる」こと…

イメージ通りにサーフェスを描いてヘッドライトとウィンドウを開けてみても「なんか違う…」ということはざらにある。

現に私がモデリングした新幹線は平均2~3回程度作り直している。

なので、定期的にヘッドライトとウィンドウの位置は確認しておく必要がある。

では早速先頭形状をモデリングしていく。

E7系の主な特徴は3つある。
①微気圧波低減のための絞り
②キャノピー付近のエッジ
③自動車のようなヘッドライト

特にE2系やE5系とは違い、ヘッドライトは目のあるタイプのE7系においてヘッドライト位置は非常に重要である。

まず、先頭部を上下に分けてモデリングするので、その境となるスケッチを描いて面を張る。
この際、上面から見て最も出っ張る部分を選定する。

キャンバスをもとにスケッチ、押し出し

続いて上面視を用いて最も外側の輪郭をスケッチして押し出す。

そしてカットすることで、先頭部のフロア面をつくる。

先頭部のフロアができる

いよいよ流線形状をモデリングしていく。
そのガイドとなるキャノピー横エッジの3次元ライン(赤いライン)を描いていく。

まず、前面及び側面から赤のラインにあたる部分をスケッチして押し出す。

そしてカットすることで3次元曲線ができる。

ガイドとなる3次元曲線(青色)

そしてこのラインをガイドにしてロフトで面を張る。

続いてサイドの窪みの内側をつくっていく。
ここではスケッチとスイープを使っている。

はみ出している部分はフロア面でカットしておく。

そして窪み部分をスケッチ、押し出し、カットを使って形状を整えていく。

乗務員扉があるあたりにロフトで面を張っていく。

位置を確認して余分な部分をカットしておく。

窪みのリア側をロフトで、フロント側をパッチで埋めていく。

ミラーリングをした後、結合しておく。
いよいよ中側をモデリングしていく。

スケッチを用いてセクションとガイドを描いていく。
ここでは中間セクション2本、ガイド1本使っている。

ロフトで面を張る。

ここまでで先頭部の上半分が形になった。

手順自体はそこまで難しくはないが、スケッチのさじ加減1つで新幹線の顔つきが大きく変わる為、センスが問われる部分ではないかと思う。

この後は、下半分とコックピット部をモデリングしていくが、次回以降の記事でお伝えしていこうと思う。

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