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Web面接で人事が必要な能力"BEI"を徹底解説

こんにちは!株式会社アスナロの髙木智史です!

〈週刊!!髙木HR Picks〉のお時間がやってまいりました!!楽しみにしてくれる人が一人でも増えるとこの上ない喜びです!

さて、今回ですがテーマは『面接』です。
昨今は特にオンライン採用が進み、面接に関しても初期・中期に関してはオンラインで実施している企業も多いと思います。

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ちなみに学生のニーズもオンライン面接が高まっております。

しかしながら、企業訪問をしていてよく伺うのは「オンラインだと雰囲気が掴めないから見極めが難しい」という点です。
確かに「当初よりは慣れてきた」とはいえオンライン上での面接や商談は非常に相手との距離の取り方や、うまく相手を把握することは比較的難しいです。

・内定辞退率が非常に高いのは、うちからすると優秀すぎるのかもしれない
・選考途中で離脱する学生がオンラインにしてから増えた
・オンラインでの面接で実際に最終選考で会ってみるとイメージと違った

このようなお声を、ここ最近聞くケースが増えました。
これらをまとめると「現実とイメージのギャップ」が如実に出てしまっていることが考えられます。

なぜ、このようなことが生じてしまうのか。
恐らく「事実以上に学生の解釈を重視しすぎている」ということが考えられます。
オンライン上で、ただでさえ学生の雰囲気を掴みにくい状況のため、学生の解釈を汲み取りすぎるあまり、期待値が大きくなりすぎたり、ミスマッチを起こしたまま選考を進めてしまっているのではないかという仮説です。

「学生としっかり向き合おう」「しっかり知ろう」とするあまり、かえって学生理解にバイアスを生んでしまっているのかもしれません。

※この辺をまとめた資料を添付しております。
・最近採用担当になられた方
・若手を部下に持つマネジャーの方
・オンライン面接に不安を感じる方
是非、資料をご覧ください!!


BEIについて

オンライン面接での課題が「現実とイメージのギャップ」であるのであれば、学生自身の『事実』にフォーカスする必要があります。

「どう思っているか」以上に「何をしてきたか」を聞き出すという事実を中心にヒアリングをしていくBEI(Behavioral Event Interview=行動評価面接)という「客観的事実」を評価する手法が存在します。

BEIでは、評価したい対象者に、過去の体験を具体的なエピソードとして語ってもらいます。その際に面接官が意識するべきポイントは以下。

①意見ではなく事実を聞く
②わかりやすいエピソードを選ぶ
③ディテールを掘り下げる

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上記のポイントに沿って、具体的な内容を掘り下げていきます。


①意見ではなく事実を聞く

新卒採用の面接時は特に「自己PR」「志望動機」という話題に集中しがちになります。
しかし、これらは主観的で抽象的なものであり、人材を評価することはできません。面接官はより客観的で具体的な求職者の「過去の事実」を確認し、背後にある何らかの事実を掴み取ることが求められます。


②わかりやすいエピソードを選ぶ

求職者は過去のエピソードを持っていますが、選んだものが面接する側にとって聞きたいことであるとは限りません。下図のようなエピソードを聞いていくと良いと思われます。

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短期間のエピソードよりも、長期間のエピソードの方が、学生自身が長きに渡って習慣づけられてきたものを拾い上げ流ことができ、それこそが再現性のある人の特徴といえます。

また、好きなことについての話も注意が必要です。自身が好きなことは、自然と頑張ろうとするものであり、「好きではないもの」でも再現できるかどうかは判断ができません。


③ディテールを掘り下げる

引き出したエピソードは3つの方向から掘り下げていくことで、最終的な評価に必要な詳細情報を収集していきます。

⑴役割:ある環境の中で、その人はどのような役割を担っていたのか
⑵程度:その人が行ったことについてのレベルや難易度、希少性のこと
⑶動機:行動のエネルギー源や原体験


以上のように、BEIという面接手法で、学生自身の事実に基づいた理解を促進していくことでオンライン面接にも対応していきましょう。

また、こちらの資料では各フェーズでの面接の目標設定や、より詳しく記載した学生を見極める面接手法をまとめております。

※この辺をまとめた資料を添付しております。
・最近採用担当になられた方
・若手を部下に持つマネジャーの方
・オンライン面接に不安を感じる方
是非、資料をご覧ください!!


本日もお読みいただきましてありがとうございました!

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