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免疫力のはなし 〜今こそビタミンDのちからを‼︎ 〜

こんにちは、上級食育アドバイザーの麻美(@asmeal_03)です。
今回のテーマは【免疫力】です!

2020年は世界的にコロナが影響して、
普段よりも健康意識が上がった方が多いでしょう。
事実、健康キーワードとしても【免疫力】は1位になったようです。

皆さんはどういった時に免疫力の低下を感じますか?
疲れやすい、風邪をひきやすい、体の不調が続く…

どうすれば免疫力をUPさせていけるのか。
その免疫力に関わる栄養素として注目を浴びつつあるのが
ビタミンDなのです!!

1.ビタミンDってどんな栄養素?

ビタミンDは免疫力に関わる栄養素とお伝えしましたが、
どんな栄養素なのでしょうか?

・水に溶けにくく油とともに吸収されやすい脂溶性ビタミン
・重要なのはビタミンD2・ビタミンD3
・日光を浴びると体内で生成される

ビタミンDで重要なのは2種類で、
主にキノコ類に含まれる植物由来のビタミンD2
魚などに含まれる動物由来のビタミンD3があります。

また日光を浴びることで、紫外線UVBにより、
体内でビタミンDが合成されることから
ビタミンDは別名『太陽のビタミン』とも呼ばれます。

2.ビタミンDの生成と働き

ビタミンDは体内で合成されると言いましたが、
どのように作られるのでしょうか。

まず日光を浴びると紫外線UVBの働きによって、
皮膚でコレステロールからプレビタミンDが生成されます。
そして体温によってビタミンDに変換されて、肝臓に運ばれます。

肝臓で蓄えられたビタミンDは、
必要となったときに腎臓で活性型ビタミンDとなり、
それぞれに搬送されて骨の強化や免疫のコントロールなど
様々な働きを担うことになります。

3.免疫バランスが崩れると…

ではもし体内で生成するビタミンDが不足して、
免疫調整力のバランスが崩れると、
私たちにどのような影響があるのでしょうか?

・細菌やウイルスを退治する力が弱くなり、感染症への抵抗力が落ちる
・免疫機能がアレルゲンなどに過剰に反応するとアレルギーが発症する

上記の免疫反応をコントロールしているのがビタミンD

外から侵入した細菌などの異物を食べるマクロファージなどの
免疫細胞をサポートしてウイルスや細菌による
感染症を抑制します。

またあらゆる細胞内に存在するビタミンDは、
一連の指令を制御してコントロールするので
免疫の過剰反応を抑制する指揮官としての役割も果たしています。

このようにビタミンDは感染症と戦ったり、過剰反応を調整するという
免疫システムの一連で代謝されていきます。

4.日本人女性はビタミンDが不足気味?!

このようにビタミンDは免疫システムに欠かせない
重要な栄養素であることはお分かりいただけたかと思います。

しかし…!!
美白至上主義国家である日本では【紫外線から身を守る】という習慣が定着して、
女性のほとんどが肌を焼かないという現状です。

ビタミンDは直接皮膚に太陽の光が当たることで生成されるので、
日焼け止め・帽子・日傘はもちろん、部屋の窓でさえも
ビタミンD生成に必要な紫外線UVBは遮られてしまいます。

そのため日本人女性は世界の中でもビタミンD不足が多いのです。

その他にビタミンDが不足しがちな人として…

・野菜中心の食生活を送っている
・魚や卵にアレルギーがある
・年配者(加齢)

これらも不足の原因として挙げられています。

5.ビタミンDを含む食べ物

紫外線を浴びる以外でビタミンDを摂り入れるには、
食事しかありません。
しかしビタミンDを含む食品は限られていて
魚や卵、キノコ類しかありません

穀類や野菜には含まれておらず、肉類にもそれほど多く含まれていないのです。

ですので先程書いたように、
野菜中心の食生活や魚や卵にアレルギーがある人は
ビタミンD不足になりやすい傾向
にあります。

だとしても紫外線UVBをたくさん浴びると、
シミやシワ・色素沈着の原因にもなるので注意は必要です。

こんな不安な時期だからこそ、
積極的に魚や卵・キノコ類を食べてビタミンDの力で
免疫力を高めていきましょう!!

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