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『まぼろしの星』は、スタトレだ!


自分に刺さった部分と
今の自分と重ねること
今後の自分に生かすとしたら
の三つに分けました。


自分に刺さった部分:


星新一らしくスピード感あるストーリー展開ですが
TOSぽいところも。

どこがスタートレックかというと、
宇宙を舞台に、いろんな発見をして冒険する、というところ。
独特の宇宙観がいい。

主人公のノブオは共感できるキャラクター。
怖い目にあえば、おびえて泣きそうになりますが、
それでも、勇気を持って事件に挑戦していきます。
事件が次々起こるというところが
一昔前の宇宙活劇で懐かしかった。
いかにもジュブナイル。

ある星で、自分の活躍が映画になって見れる、というところ、
SNSで動画を撮って日常をUPしている
TouYuberがいることを
思い出しました。
日常は、工夫次第で楽しくなるのね。

『まぼろしの星』に行くまでに
金鉱を掘る男の話がありましたが
『ナルニア国ものがたり』シリーズの
『朝びらき丸、東の海へ』のストーリーを
ちょっと思い出しました。
『朝びらき丸』のほうで、
なんでも金にしてしまう泉を巡って
登場人物たちが対立するんですね。

『まぼろしの星』でも、金を巡って
登場人物たちが対立しています。
欲というのは、
未来においても
たいへんな動機になるものです。

「遊園地みたい」と登場人物が言うので
そのつもりで読んでいたら、
ラスト近くでどんでん返し。
驚きました。

それはそれとして、
父は「来ちゃいけない」といいつつ
自分の星の位置を教えたりして、なにを考えているのか判らない。
すなおに助けてくれと言えばいいのに(汗)

今の自分と重ねると


わたしはノブオほど勇気がないことが実感されます(笑)
主婦の座に甘んじているなあと。
あと、父と子の愛情には感動しました。
冒険をしなければ得られないものってあるね。

今後の自分に生かすとしたら


もっと自分の人生を拓くための応用力をつけたいです。

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