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アボンリーへの道 #54

Modern Times モダン・タイムズ
あらすじ
発明家のジャスパーの発明は失敗ばかり。
銀行の投資も滞り、オリビアが困っているのをみかねた
ヘティ伯母さんは、ジャスパーに
自分が買い取った缶詰工場をまかせることに。
経営者に向いていないジャスパーは
必死で営業するのだが。

コメント
モダン・タイムズの原題通り、
ロブスターの流れ作業が出て来ますが
内容はぜんぜん違います。

このエピソードの見どころは、
そのロブスターの流れ作業に関連した
労働者の人間関係と
それを穏やかな手段で解決する
ジャスパーの賢明な判断でしょうね。

一時期、銀行の出納係にいたんですが
向いてないから、すぐ発明の方に
走っちゃうジャスパー。
わたしもその気持ちがめちゃくちゃよくわかります。

どうせ仕事をするならば
努力が苦にならない、
やっていてやりがいのある仕事を
やってみたいものですね。

オリビアは理解者ですが
新聞の編集長タイラーさんも
缶詰工場が軌道に乗るまで
休んでいいよ、なんて
優しいねえ。

しかしオリビアも、明日の食事にことかくようじゃ、
ヘティ伯母さんの心配は無理からぬ話。
缶詰工場で流れ作業を思いつくジャスパーを見ても
ヘティ伯母さんの心配は止まらない。

アボンリーの人々も、
「あのジャスパーが缶詰工場をしてる」
とバカにしています。
そんななか、
オリビアの投資家へのアプローチは
衝動的でしたが
その、後先考えないところが
功を奏するのが
ドラマなんですよ。
現実じゃ、こう上手くいかない。

アボンリーという土地柄に
技術革新の波を起こすジャスパー。
前回は、電気で暖房をつけました。
今回は、ロブスターの流れ作業。
生活が楽になるのはいいけれど
SDGSのことは
眼中になし。
まあ、そういう時代の流れです。

失敗続きのジャスパーが
ぶじ、一人前になっていく……
義母なんか、
「やっと、オリビアも安心になったねえ」
ホッとしている模様。

人々が成長する姿。
楽しみです。

#テレビドラマ感想文 #アボンリーへの道

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