アボンリーへの道　#49

Felicity's Perfect Beau フェリシティの選択

あらすじ
フェリシティは、ガスにバレンタインデーの舞踏会へ
誘ってもらったのだが、
アーサーから強烈なアプローチを受けて
気持ちが揺らいでしまう。
ガスは不機嫌になるし、アーサーはその気まんまんになるし、
迷ったフェリシティは……

コメント
二人の男に、同時に告白されて、どうしようと迷う
フェリシティ。彼女の選択はいかに、
というところが、このエピソードの見どころ。

フェリシティは、有頂天なんですが
セーラは、「両天秤にかけてる」
と彼女を非難します。
まだ子どものセーラには、
思春期の女の子の気持ちはわからない。

ガスのためにウソまでつくセーラ。
ふたりへの友情のために
アーサーを傷つけてしまったことに気づき、
後悔しますが、自分の言い分はキッチリ言うところ、
さすが西洋人は違うと思いました。

フェリシティを愛しているガスの愛の告白にも
迫り来るアーサーの思いにも
フェリシティには、どっちもだいじなのです。

ぜいたくだよなー、と思いました。
わたしは若い頃は、男の子にはちっともモテなかった。
いじめられっ子だったから
フェリシティのこの状態は
うらやましいし、ちょっぴりねたましい。

しかし、確実に成長していくフェリシティ、
アーサーの先進性
ガスの古典性
どちらを選ぶにしても、人生が大きく変わっていく
転換の時期だということは
言えそうです。

だからこそ、フェリシティは悩む。
人に選んでもらった方がラクだから、
母親に選んでもらおうとしますが
母は冷たく突き放す。
お父さんは、会合でいませんので、
ここで相談役になったのが
ヘティ伯母さんだったりするんです。

独身時代しか知らないヘティ伯母さんが
どんだけ頼りになるのかわからないな、と思ってたら
やっぱり使い物にならない（ダメじゃん！）

フェリシティは、迷いに迷って
結局、選べませんでした。
そういうリアルさがこのシリーズにはありますね。

#テレビドラマ感想文 #アボンリーへの道