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台湾旅行記 そのよん 2日目前編

はじまりはこちらから。

台湾2日目。朝5時すぎ、起床。
旅行先のほうが普段よりも活動的になるのはあるあるだが、今回は輪をかけて早い。なぜなら台湾は朝食が名物になっているからだ。

ホテルの売り文句の一つにある通り、有名な店が徒歩10分ほどのところにあるということで、少しまったりめに準備をしてホテルを出る。
一応ルームキーは預けたが、朝食後すぐ戻ってくる予定だったので預けなくてもよかったかもしれない。

明るくなり始めたばかりの大通りをひたすらまっすぐ進むと、長蛇の列ができている。
阜杭豆漿。BL13善導寺駅すぐ、ビルの2階のフードコート内にある。
カウンターの手前にあったメニューは、食べたいものが決まっていたので確認だけしてスルー。ところが、注文カウンターにもあると思っていたメニューがなかったので、片言で伝えてみる。豆漿は「内用」と言ってしまったがために器で出されてしまった。なんとか伝え直したら器からカップに詰めなおしをさせてしまって申し訳なくなる。
あとから知ったが、カウンター手前の左側でドリンク、中央でそれ以外を注文するらしい。ここにきて下調べの甘さが出た。
なんとか目的のものを注文できたので最後に右側でお会計。現金払いのみ。
6時ごろ並び始めて、席につけたのが6時25分。席はそこそこ空いているので、持ち帰りが多かったようだ。

豆漿、鹹豆漿、蛋餅。110元。

豆漿は甘い豆乳。豆乳自体飲みなれていないのもあるが、なにせ量が多いので持ち帰ったものの飽きがきてしまった。
あたたかいおぼろ豆腐のようなスープ仕立ての鹹豆漿。揚げパンがざっくざく。パクチー抜きを伝え忘れたので最初にかっこむ。小エビなどが入っていると聞いていたのでもっと出汁がきいているかと思ったが、それほどでもなかった気がする。直前のやりとりで焦りすぎて味が曖昧。
蛋餅は卵焼きの入ったクレープのようなもの。冷たい。味はしっかりめについている。生地がもっちもちで思いのほか重め。
有名店ということだったが感動までは行かず……。他店と比べたらまた違うのかもしれない。

ホテルに戻って小休憩。このちょっとした贅沢、たまらん。
国内の場合はどうにでもなるからと一日中外に出ているので……。

軽く二度寝した後でようやく出発。
こちらも徒歩10分ほどで到着した巧之味手工水餃 済南店。水餃子の店。
人がまばらに立っていて並ぶのかわからなかったが、入口の店員さんに注文票を渡されたので書いてしばらく待つと通してもらえた。
小さな2名席で相席。かなり近いが、パネルがあるのでなんとなく安心。

干貝、招牌、韮菜水餃。80元。

干貝水餃5個、綜合各半(ミックス)で招牌水餃3個、韮菜水餃2個を注文。5個からの注文というのは調べておいて正解だった。あとから来たお客さんが注文票書いた後でつっこまれていたが、一応注文票にも注意書きがある。
タレやその他のおかずは店の奥からセルフでとってくる。タレは3種類あったので辛さがきつくなさそうなものと白いものを選択。ピリ辛とにんにくだった。にんにくは少量でもガツンとくる強烈さ。癖になりそう……。
干貝は海藻の練りこまれた生地に、ごろごろの貝柱を中心とした肉だね。海の香りいっぱいでおいしい。生地はしっかりめ。
招牌はプレーンな肉、韮菜は文字通りニラ入り。どちらもおいしい。ニラのほうが個人的には好み。
カウンターでお会計。おかずを食べてないかを聞かれた(っぽい)ので「おんりー」で乗り切る。大きな札しかなかったので申し訳ないことを身振りで伝えたら、おじさんが笑顔で「大丈夫」と伝えてくれた。どこからバレたのか日本語を操るおじさんに「謝謝」と返す。

BL13善導寺駅からBL154(BR10)忠孝復興駅まで移動。九份行き1062番のバス停を探す。
外に出る段階で右と左の2択を誤り、気付いたら目の前でバスが行ってしまった……。まあ慌てて乗り間違えるよりはいいかとのんびり待つ。15分に1本ほど出ているようで、次もすぐに来た。
座席で充電ができたので念のためスマホの充電をしておく。
90分ほどで到着。運転手さんがものすごい勢いで駅名を連呼するのでわかりやすい。
しかし降りた後がわからない。人が多すぎて道がどこやら……。

目立つ提灯と建物。お寺のようだ。

人込みを避けて目についた建物の写真を撮りに行き、そこから大通りを歩いて下ると、1つ手前のバス停に着いた。ここからだと上り階段ルートになるとそういえばガイドブックで読んだ気がすると思い出す。
というわけでひたすらのぼる。

油屋のモデルとうわさの茶屋。

途中、有名なフォトスポットをおさえつつ、まっすぐのぼって目的の店へ。
阿柑姨芋円は芋圓で有名な店。列がなかったからか、まだ階段を上っている最中なのに「MIX?」と聞かれる。仕事が早いおじさん(笑)
「MIX! 冰的!(ビンダ)(冷たい)」で無事通じた。
バスを降りたときは肌寒く感じたが、階段を上った時点で軽く汗ばんでいたので冷たいの一択。
紅豆綠豆花豆、とそれぞれあるが、どれも同じ値段の様子。セルフでスプーンをとって、促されるまま店の奥へ。何階かあるようなのでとりあえず1つ降りると、ちょうどよく窓際が空いたのですかさず着席。

芋圓綜合。55元。

下の氷はかき氷ではなく、ドリンク用のものを砕いたような塊。なかなかに食べ応えがある。温かいものだとおしるこ(ぜんざい?)のようになるらしい。芋団子も豆類もおいしい。芋の甘さともちもち感、豆たちのザ・豆!という主張感がいい。ボリュームがあっておなかにたまる。

腹ごなしも兼ねて散策。道幅が狭い上にそこそこの人がいるのでゆったり観光とはいかない。
土産物屋が多いので声掛けが多い。試食にひかれてさきいかを購入。よく考えると200元は高いが、観光地の魔力というか、試食した手前ただで帰るのも……という。

看板イカ

一番にぎわっている通りを抜けると、バス通りに出た。なるほどここが入口だったのか、と思いながら一度戻って逆側に続く道も散策。お茶屋さんなどが多いが、1人だと渋る高級具合だったので断念。
自分用にお守りのお土産を買ったりしながら、バス通りまで戻り、九份の町とはここでお別れ。

つづく。

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