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台南旅行記 そのいち 準備~移動編

旅行で各地を訪問をするとき、基本的に異なる季節で二度は行きたくなる。
前回、初めての台湾旅行が11月だった。

台湾の魅力は多々あれど、個人的に特に惹かれるのは食だ。
有名どころでいうとやはりマンゴーを食べてみたい。これは夏にしか味わえない。
あと、前回は胃薬持参で行ったにもかかわらず、かなり日和ってしまったので、思い切り食べ歩きをしてみたいと思った。
というわけで、今回の目的地は台南に決定。
もちろん台北でもまだまだ行きたいところはあったが、こちらは究極日帰りも可能なのでは?と思ったので、日程に多少余裕があるうちに別の地域を体験してみることにした。

土曜の仕事終わりで台湾へ向かい、翌日朝に台南へ移動。三日目の台北発夜便で帰国。
なかなかの弾丸ツアーだ。

ところで、もろもろの準備をしているあいだに新しい事実に気づいた。
前回、台北で買ったキャラクターもののICカード。(画像左)

今回もお供してもらったいぬとくま。

前回の最後のほう、ドリンクスタンドでICカードが使えないトラブルの原因がわかった。カードに種類があったためだった。
もっとも一般的な悠遊卡(ユーユーカード)、南部中心に使われる一卡通(iPASS)(イーカートン)、使う場所が限られる愛金卡(icash)(アイジンカー)。
日本でいうところのSuica、ICOCA、nanacoのような違いらしい。
私が買ったのはicashで、つまりセブンイレブン系列で使えるものだった。
キーホルダー系のものはすべて悠遊卡だと思っていた下調べの甘さが原因だ。アプリを入れて残高を調べようとして初めて気づいた。買ったときに焦ったこともあるが、表記はよく見なければいけない。ご利用は計画的に。

閑話休題。

時間の関係で今回の行き飛行機は成田発タイガーエア。
約4時間、気流が安定していたので本は読めたが、飲み物も観るものもないのはなかなか厳しい。心と体に余裕があったほうがいい。
初・桃園空港着。人がいなかったこともあり、外国人用窓口を間違えるというミス。先行き不安。
ギリギリ土曜の到着だったので、3日以上滞在で応募できるキャンペーンが使えた。抽選ははずれ。お土産豪遊計画失敗。
ホテルに向かうべくターミナルを移動。スカイトレインはやってない日もあるということだったが、どうやら運航しているようなので向かう。が、あまりにも人がいない裏道みたいな通路に不安が。途中で向かいから人が来なかったら本気で引き返そうかと思ったが、無事に乗れた。

ATMでカードが使えなかったので、買い物もせずホテル直行。
草休行館(チョウ ステイ カプセル ホテル)。桃園空港T2にあるホテル。
水以外の飲み物NG、荷物の整理は廊下で、など注意事項はフロントで各国表記のものがあるようで、チェックイン時に確認。
シャワーもあったが、時間も遅いし真夏でもないのでそのまま就寝。
使わなかったタオルはフロントで返そうとしたらバスルームへと言われ一度戻ったりするも、問題なくチェックアウト。

まずは先立つものがなくては始まらないので、ターミナル1Fの銀行で両替。
11000円が2146元。レートがまた悲しいことに。まだ上がるのだろうか。
続いてポケットWi-Fi受け取り。前回と同じくkkdayを利用。ここで重大なトラブルがあったが、この時点では気づかず。
台南へ向かうためには新幹線に乗る必要があるが、駅は空港直結ではないため、MRT桃園線で移動。
見事、ホームを間違える。予定と違う時間に発車したためすぐに気づき、次の駅で乗り換え。目の前でドアが閉まる無常さ。持っててよかった時間の余裕。どうやら空港のT2という表記をホームの番号と見間違えたらしい。
A13~A18。高鐵桃園駅に到着。1Fカウンターで、これまたkkdayで予約済みのチケットを引き換え。受け付けはスムーズに終わり、時間もまだあるので近くのコンビニで野菜ジュースとお茶を購入。新幹線内は飲食OKなので弁当もありだが、ご飯はあとでたくさん食べるので今回はなし。

車窓はのどかな風景

1時間半ほどで高鐵台南駅に到着。ここから鉄道の乗り換え。同じフロアから乗り換えできるのに、なぜか遠回りして危うく乗り逃がすところだった。すでにグダグダ。
台鐵沙崙駅から台鐵台南駅へ20分くらい。
ようやっと台南中心部に到着。

ではこれから観光という名の食べ歩きじゃ!と思いきや、ここでアクシデント発生。
突然電話がかかってきた。しかしスマホでの通話に不慣れすぎてうまく取れない。直後にSMSが。いわく、「空港であなたのクレジットカードを預かっています」と。
大慌てで財布を確認すると、確かにカードが一枚ない。どこで?なんで?と思い返すと、ポケットWi-Fiの受付でイレギュラーにカードを預けたことを思い出す。そのときに落としたらしい。
落とした、としたが、これが微妙なところで、ルーターとパスポートは確実に受け取ったことを覚えているが、カードをどうしたか思い出せない。最後にカードを見たのは、カウンターのお兄さんの手元のトレーに置かれた様子。まとめて手渡されてその後に落としたのか、そもそも返してもらわずにその場を離れたのか。
さきのSMSが空港からで、そのあと少ししてから、Wi-FiカウンターからもSMSが届いた。こちらには「カウンターにクレジットカードを忘れていかれました(原文ママ)」とある。……いや、返し忘れたの間違いでは?とモヤモヤするも、確認を怠ったのは間違いなく自分だし、カードが空港にあることはもうどうしようもない。
ここで残念なのは、帰りの便が松山空港出立だったこと。桃園空港からなら単純に帰る直前に寄ればいいだけだが、台南から台北に直行しようとしていたので、途中下車をしなければならなくなった。
台北で90分近くふらつく予定を立てていたのは不幸中の幸いだ。
いろいろ調べたところ、大幅に予定の変更をしなくてよさそうということが判明したので、心おきなく……とまではいかないが、帰りまではもう心配しても仕方ないと割り切ることにした。クレジットカード自体は2種持っていたので買い物も問題ない。

というわけで、気を取り直して台南観光スタートは次回から。

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