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伝統とは?の解に… (第2話)

西村政俊
甘木絞り職人  /  日ノ目スタヂオ
 

彼に初めて会ったのが約5年前。クラウドファンディングで、朝倉の伝統工芸"甘木絞り"を復活させたい!というプロジェクトが私のSNSのタイムラインに飛び込んできた。すぐにDMでアポイントを取り、5号線沿いのスターバックスで初対面から伝統工芸に対する想いや熱意を語ってくれた。

1987年福岡県朝倉市生まれ。
服飾の専門学校を卒業後、広島・東京などのアパレル企業に従事。2015年に福岡へ帰省後、久留米絣のメーカーに就職する。その後、地元"甘木絞り"と出会い、技術を学びながら伝統工芸について深く考えるようになる。そして今、自身のブランド"日ノ目スタヂオ"を設立し、これまでとは違う伝統工芸の取り組み方や甘木絞りの新しい表現方法など、独自の活動を展開している。その彼が"伝統"という言葉の意味をどう捉えているのか?すごく興味があり前のめりにに質問をしてみたところ、西村氏の答えはこうだった。

「まさにウィキペディアに書いている通りです。」

その回答の普通さに思いっきり肩透かしを喰らう…。

【伝統】
伝統は、信仰、風習、制度、思想、学問、芸術などの様々な分野において、古くからの仕来り・様式・傾向・血筋、などの有形無形の系統を受け伝えることをいう。(ウィキペディア)

つづく


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