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「不都合な真実」を読んで、新型コロナを考える

4月、5月の緊急事態宣言が1度目。

1月から2度目の緊急事態宣言が発令中の首都圏。

3月7日で解除になると思っていたけれど、3月21日まで延長。

1月の再発令直後、ゾッとした。昨春の悪夢がまたか・・・とビクビクした。

去年の春から中断していたいくつかの施設が11月、12月とつづけて再開が決まり、少しホッとしていた矢先のこと。

電話で各施設に確認をしようかとも考えたけれど、中止なら連絡があることと思いアクションは起こさずに、祈ることにした。

結果、1月の再発令で、再中止になった施設はなく緊急事態宣言中も無事に経過。

正直、「助かったーーー」と、言うのが正直な気持ち。

とはいえ、まだまだ油断はならないのが現状

ワクチン接種について

毎朝、Clubhouse 平日8時半から「こびナビの医師が解説する世界の最新医療ニュース」で勉強させて頂いています。

noteでも文字起こししてくださっています。

https://note.com/cov_navi/n/nb9e8f5a6a95c

4月から順次、ワクチンの一般接種が始まります。私の立場だと、優先ではないので、5月か6月には順番が回ってくるのでしょうか?

昨日、施設に入所している父からワクチン接種には家族の同意がいるからと、接種希望の旨の連絡がありました。

高齢者であり、肝臓癌に糖尿病、腎機能障害もでつつある身ですから家族としても、早めに接種してもらいたいです。、

父のように、高齢や持病があるお客様は、待ち望んでいる人もいます。

とは言え、接種に慎重な方や躊躇している方も多いです。

日本人は、善悪ではなくワクチンへの拒否反応が強い国だそうです。

私はと言いますと、万全の体制で仕事をするのが責任です。接種しない選択はないと思っています。

その他にもワクチン接種してないことで今後、行動制限が出るようなこともあるかもしれません。

高齢者施設の出入りなどの仕事面だけでなく、遠方への移動などにも影響が出ないとは言えません。

これ以上、不自由はもう嫌だ・・・というのが本音です。

ですので、接種しても安全なワクチンだとの裏付けが大きく欲しいのです。

正直、テレビやネットからの情報を鵜呑みにするのは危険だと考えています。

毎朝の30分のClubhouuseからの音声情報は非常に貴重です。

自分で考える材料を提供してくれます。

さらに勉強を深めたいと思い、こびナビメンバーの峰宗太郎医師の「新型コロナワクチン知らないと不都合な真実」こちらを読みました。

対談形式でとても読みやすく、分かりやすく新型コロナ・ワクチン・PCR検査についてなどについて説明があります。

「えーーー!そうだったの???」「そういう意味だったの??」なんて驚く内容も多々ありました。

専門家と一般人の言葉の使い方の「違い」「差」がモヤモヤの原因だったのか・・・と納得したり。

同じものや数字を見ても、専門家と一般人では捉え方も考え方も違って当然です。

メディアがその差を埋めるような説明をしてくれると、もっと広く理解が進むと思うのですが、峰先生はこうおっしゃいます。

絶対に間違いを言わない保証がある人はいない、9割正しいことを言って、1割間違いを言う人もいる。だから自分で情報を集めて、考えることが大切。

激しく納得です・・・

自分で情報を集めて考えるにあたり、持っておいたほうが良い知識がまとめられている本です。

本当に、読んで良かったと思えた本でした。

今までの小さな「?」がスーッと理解できました。

今までよりもテレビやネットの情報を俯瞰して取り入れ、自分なりの考えをまとめるのに効果あると思います。

もう一冊の「不都合な真実」

森田洋之医師の「日本医療の不都合な真実」

こちらもデータと現実を俯瞰して読み解き、説明されています。

なぜ、世界一の病床数、CT・MRIの普及も世界一の日本なのに、新型コロナの拡大で医療崩壊が危ぶまれるのか?

2007年の夕張の医療崩壊以降の、夕張市で臨床医師として勤めた経験や、日本の医療の多くは、どこに提供されているのか?

新型コロナの感染者拡大以前からの、日本の医療の現実が未曾有の事態にフレキシブルに機能できずに医療崩壊の危機を招いたことを指摘されています。

病床数と平均寿命のデータには目を見張りました。

呼吸をして心臓が動いていれば生きていると言えるのか?

日本の医療はどこに向いているのか?

祖父母の死

私の祖父は15年前に亡くなりました。

色んな病気をして最後は老健から体調を崩して入院。

亡くなる前年に胃ろうの提案が病院からありましたが本人がキッパリ断り、正月にすき焼きとワインを家族と一緒に楽しみました。

その年の春に亡くなりましたが本人が決めたことです。

おそらく本人にに後悔はなかったでしょう。家族にもありませんでした。

102歳で亡くなった祖母は、誤嚥性肺炎で入院生活1ヶ月。

毎日、入所していた施設に帰りたいと訴えていました。

医師から退院すれば1週間はもたずに亡くなると言われましたが、祖母の希望通り退院することに決めました。

医師の宣告通り3日後に亡くなりましたが後悔は、もっと早く退院させてあげれば良かったです。

お世話になった介護スタッフに見守られ、穏やかな最期でした。

森田先生は人間の致死率は100%と、当たり前のことを訴えています。

いったい、どんな最期なら満足なんだろう?と、考える機会をもらえた一冊です。

まとめ

「不都合な真実」本のタイトルに同じワードを使っていますが、意味するものは違うもののお二人の医師は、同じことも言っています。

自分で考えることが大事。医療は万能ではない。

専門家って名乗る人が、テレビに多く出演して色んなコメントを伝えていますが、まず何の専門家なのか?から確認して情報を得ないといけませんね。

新型コロナや、ワクチン接種の件だけではありません。

考える癖をつける練習をしていきます。




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