あかりとインドのヨガ日記㉕-今日の日記はちょっとクサイです-

太って帰るという偉業

おばちゃんと仲良くなってもうしばらくたつ。

休み時間におばちゃんのところ行くたびに、わたしがパンパンになったお腹をたたいて、「おばちゃんのチャパティとおばちゃんのチャイと、おばちゃんのごはん！」って（知ってるヒンディー語がほぼそれしかない）言うから、いつも何かしらを餌付けしてくれる。

今日は特別にチャイのおかわりまでくれた。

おばちゃんが言うには（ヒンディー語と日本語とジェスチャーで会話してるけど、なんか普通に通じてる）「あかりここに来て、太って帰るんじゃない〜？ははは〜」って。

ほんまにそれな。ヨガを学びにインドに１ヶ月こもって、毎日手料理で、ベジタリアンな生活をしていて、それでもおいしくて、一応アーサナ（ポーズをするヨガ）もしてるし、絶対痩せるしかないやんっていう状況で太って帰るって、なんかもう、ここまできたら、もう、それは幸せです。

ちなみに、マンゴーまるかじりして、そのままチャイ運ぶの手伝ってたら顔にマンゴーついたままやったらしくて、「モンキーあかり！」っておばちゃんに言われてたのが今日。

若いのだ
アユルヴェーダ（ヨガの医学的な）受けて、お医者さんがその薬を今日持ってきてもらったんやけど（全部オーガニック）その説明のときに、寝る前に飲んでって言われたやつがあって。

確認のために繰り返して、「寝る前に？」ってきいたら「できるなら寝た後でもいいよ」って言われた。

ん？うん。OK〜。ってゆったら（良くわかってないけどとりあえず寝る前ね！って思ってたから曖昧やっただけ）

冗談冗談！今までの人に冗談言えなかったからつい！って言われた。

ここに来て、私以外の人はみんな３０歳以上で、というか３０歳でも若い方？な中で１人だけ２２歳やから、可愛がられる。というか可愛がられているということに今日今更ながらに気づいた。

おばちゃんにも、ラジェンドラ先生にも、なんか大げさな感じではなく、軽く、シンプルに、愛されてるな〜って感じた。

いろんな国の人がいるし、性格もかなりバラバラやけど、それでも、やっぱごはんのときは、何か話した方が楽しいし、だから下手な英語で、とにかくなんか聴いたりする。

あとは、勝手にしゃべってくれるし会話が進んでくから問題ないけども。どこの国にいて、誰といても結構変わらんもんなんやな〜と思った。

まあ当たり前か。ご飯が好きで、でも石原さとみになりたいという事実は、どこにいってもずっとつきまといそう。

でも、見てないふりして、いろいろ観察してる。

この人今機嫌悪いなとか、調子悪そうやなとか、ああこういうとこあるよな、とか、今多分こう思ってるよなとか。大人でも、国が違っても、見えるものはみえるんやなとも思う。正しいかは置いといて、やけど。まあ何様〜って感じではある。なますて。

今日のアーサナ、先生がノリノリやってめっちゃ汗かいた、ひさびさ、、、こういうの待ってた〜〜。

あと、解剖学の先生が「これからも素敵な旅を！」みたいな感じでいってしめてて、あ〜今日で終わりなんや〜って思ったら明日まであるっていうフェイント。

ラジェンドラ先生がやり取りして、いろいろ取り持ってくれる人たち基本的に電話つながらんし、だから予定もめっちゃずれ込むし、買い物行くためには牛３匹がふさいでる道を通らなあかんし（いやまあインドやから普通のことやで？でも、普段、鳩からも２mは距離置く系の人間としては厳しいものがある）

卒業前のふわふわ感

哲学の授業受けながら、ふと、なんか卒業前あと３日みたいな日の普通の授業を受けてるときの気持ちになった。ふわふわしたものが、心のなかに何個も、もくもくと湧いていて、それでいて、別に特別何か強く思うわけではないけど、ただなんとなく、その状況が不思議に思えるやつ。

なんか当たり前にここで、こうやって受けてる事自体がすごいな、というか、なんというか、「すごい」って平べったい日本語やけど、でもやっぱり、じんわりとシンプルにすごいなってそんな気持ち。

しなやかであれるのは折れないから

瞑想のときに、自分の幹？土台？軸というよりはもっと太いからやっぱ幹かな。大きい木の幹や根っこの部分の存在を強く感じた。家族に？親に？存在を承認してもらってきた、２２年生きてきた、だからある、折れないものって感じ。

これから多分、いろんなとこが折れるやろうし、でも違う葉っぱが生えたり、凸凹になったりするやろうなと思う。でも、なんか最後の最後は折れへんのやろうなって根拠のない自信というか、自信というよりは、なんかやっぱり心のど真ん中にずっしりあるものというか、それを感じた。

なんか、それこそマンゴーみたいなオレンジと黄色と、少し赤みがかったオレンジの、太陽みたいな実がいっぱいできそうなイメージが浮かんだ。は〜おいしそう。スラリと綺麗な木ではないけど、重くてずっしりしてて、凸凹で、でも絶対折れない感じの木で。その実はまるまるしてて、ああ、もういっぱい太陽を吸ったんやろうなって感じのやつ。やっぱマンゴー食べたからかな今日。

私のことを良く知ってる大学の先生とか、いっぱい話してる知り合いとか友達は、口をそろえて「あかりは恋愛偏差値は低いけど結婚偏差値は高い」っていう褒めてる？けなしてる？っていうことを言う。

ああ〜わかる〜。無理やもん、駆け引きとか、ちょっと影のある感じにするとか。惹かれるやん？影とかちょっと暗いところがある人。

でもなあ、多分、無理なんよ。秘密のある、みたいな。わかる〜、モテるのわかる〜。でもなあ、、、ちょっと多分、そういう系じゃないんよな、良くも悪くも。うんうん。

いっぱい食べて、おいしくて、幸せで、でもお腹の肉が苦しくて、うううって後悔しながら健康に生きてる感じなんやと思う。

ここに来た理由は、今年のテーマが「大事にする勇気」やったから。

自分のことを、内面だけじゃなくて、外見も！大事にしたいし、好きでいたいと思ったから、そこに時間と意識を使おうと思って来た。

結果、確かに多少、ほんまに少し、、、肌の調子は良くなったけど、たいして痩せへんし、というかむしろ太ったと思うし、大きく変わったことはない。

でも、愛されてるんやな〜って思った。大事にする勇気は、愛される勇気で、自分を愛する勇気なんかもしれへん。（はい言うことが若いね〜）

そういえば、「大事にする」「大切にする」っていうのが英語でいえんくて、なんてゆったら良かったんですかね〜？って英語ができる、なおさんに後から聴いたら、そのニュアンスなら「Love myself」でよかったんじゃない〜？って言われたのを思い出した。

大雨降って、雷ガンガンになってたのに、よくわからん音楽が外から聞こえる22時です。なますて〜