鈴木淳史-最後の挨拶-

本日は7月20日水曜日。
 
毎週水曜午前中にABCラジオ『真夜中のカルチャーBOY』の収録を行なっているので、

つまり本日は7月22日金曜真夜中2時~真夜中3時の収録を行なった事になる。

 という事は、7月22日夜7時からの

ABCホール夏舞台『SARAYA presents 真夏のカルチャーBOYトーク祭』が既に終わった後での放送というわけだが、もちろん終わっているわけがない。 

なので、未来がどうなるかなんて、誰にもわからない。 

ただでさえ、このコロナ禍で、この2年ろくに舞台物は開催する事が出来ず、中々厳しい状況が続いた。
 
今、現在本数は戻ってきてはいるものの、観客の数は完全に戻ってきているとは言えない。
 
その上、またコロナ感染者数が、ここにきて急激に増えてきている。
 
ようやく本数が戻ってきた舞台物も演者やスタッフの感染により、また少しづつ中止などが増えてきている。
 
 
7月22日の放送を聴いて頂いたらわかるが、この放送は、いつもとは違うスタッフと行われた。
 
感染していなくても、体調不良でお休みせざるおえないのが現況であり、なので、今、諸々あって私の番組スタッフ全2名はお休みを取っている。
 
前日7月19日に20日収録と22日イベントにスタッフ2名が休む事が発表された。
 
それを知った知り合いに「アウエーになるねぇ!」と言われた。
 
はっきり言って大ピンチだが、元々致し方ないと想っていたし、そう言われた時に思わず笑ってしまった、心の中で。
 
流石に年上の方だったので目の前で笑うのは失礼だと想って、心の中での笑ったのだが、

だって自分のイベントで、いつものスタッフが誰もいなくて、アウエーと言われるなんておかしくて仕方なかった。 

笑ってる場合じゃないですよではあるのだが、笑うしかなかった。
 
だって、致し方ない。
 
覚悟が決まるというか、諦めがつくというか、とても心は落ち着いた。
 
普段の一回り下スタッフチームと違い、今日の収録や明後日のイベントは年上スタッフチームと挑んでいる。
 
年上スタッフチーム皆様は凄く温かくて、収録中に別にカットされてもいいやと想い、

僕が番組スタッフ全員お休み話をするも、別にカットを要求する事もなく

シンプルに大爆笑して、その場を盛り上げてくれた。 

むちゃくちゃありがたくて、本当に感謝しか無かった。
 
元はと言えば、週に1回の裏方がやっているカルト真夜中番組が

局を代表する方がされている人気帯番組と同じキャパでイベントをやる事自体が気狂いなわけだ。 

そりゃね、フリーイベントでやるほど気楽で気軽な事は無いが、お鉢が回ってきた以上はやるだけの話。
 
でも、これは番組スタッフの気概であり、カルチャータニマチのSARAYAさんも乗って下さったという奇跡の成り立ちがある。
 
サニーデイ・サービス曽我部恵一さんとエレキコミックやついいちろうさんという素晴らしいゲストおふたりを東京からお招きして、

弾き語りライブあり、トークあり、その場の即興で観客皆様と番組テーマソングも作る。

 後は、ただただ、この番組の発信力を上げるだけであり、その力の足りなさを今回はとても実感している。
 
イベントの大変さはライターにしては以前から理解している方なので、

ライターのカルト真夜中番組がイベントなんかする事は、やはりもってのほかでしかないが、やる以上は全力でやりたい。 

明確な観客の数字が出るイベントは満杯にしてなんぼなのも重々承知だが、とにかく良いイベントにして、次に繋がる様な日にしていくのみ。 

満身創痍を笑い飛ばして、イベントをぶちかましますよという事なんです。 

包み隠さずというか何も隠す事ないし、既にチケットを持っている方は楽しみにして頂き、

まだ迷っている方は是非ともチケットを騙されたと想って買って下さい、良い意味で騙されますから。 

よくもこうベラベラ喋ったり書けたりするものだ、我ながら呆れる、いや笑える。 

てなわけで、7月22日ABCホールでスタッフ一同心からお待ちしています。

完全なる緊急事態に違いは無いし、即席のチームではあるのだが、異様な結束力がありますし、がむしゃらに頑張ります。

 要は、最後まで清き一票を諦めずに粘ってお願いする御挨拶でした。

 おあとがよろしいようで。

ご清聴ならぬご清読ありがとうございました。

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