親なきあとのお金の管理について【2】
障害者の収入は、一般の人よりも少ない場合がほとんどです。
内閣府の発行している障害者白書(平成24年版)によりますと、雇用されている人の平均賃金は、労働者全体の26.4万円に対して、知的障害者は11.8万円、精神障害者12.9万円とたいへん低い水準になっています。
この現実を知ると、何とか子どものためにある程度まとまったお金を残したいと、親なら誰でも思うことでしょう。
でも、そのお金を残せたとしても、子どもにポンと渡してしまう訳にもいきません。
銀行口座があるからといって、安心するわけにもいきません。
(障害のある子の家族が知っておきたい「親なきあと」渡部伸著)
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