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想いが伝わる好循環

娘のコミュニケーションスキルが伸びている。
語彙が増えたし、私の言う言葉の理解度も上がっている。

これもひとえに、保育園での「自分の言いたいことが伝わる」実感が、日々積み重なっている結果なのではないかと思っている。



今日、一緒にお風呂に入っているとき。

湯舟の中でお互いに向き合って座りながら、私は保育園での様子を尋ねた。


「ごはん、おいしかった?」「何して遊んだの―?」

まだ1歳4か月の娘。
大人の言語で返答はしないけれど、ニコニコしながら私を見上げている。


そして、自分の右手をそろ~っと持ち上げる。

グッと突き出した人差し指を、私の左目に押し付けてきた。


「え、何??」

(ニコニコ顔の娘)

試しに、「おめめ、だよー」と言ってみた。


すると一言。


「お、め、め」


「そうそう、おめめ、だよー!!(上手に言えた!)」

なんだか嬉しくなって、娘の鼻をチョンチョンして、「お、は、な」と言ったり、口元を触って「お、く、ち」と言ってみた。


おめめ以外には、私の言った言葉を繰り返さなかったけど、私の右腕にあるホクロを指さして「△?*¥~」とムニャムニャ言うので、「それはホクロだよー」と言ってみた。


そしたらニコッとして、今度は私の胸元にあるホクロを指さす。


「そうそう、おんなじ。これもホクロ!」
と言うと、またニコーッと笑う。


すごい。通じてる!

ぜんぜん会話として成り立ってないんだけど、私の言ってる言葉の意味を理解している気がする!




保育園に通うようになって、「自分の意志を人に伝えたい」という気持ちが強く芽生えてきたのではなかろうか。

数日前も、朝ごはんにいちごをあげたら、完食後にお皿を持って、キッチンまでトコトコやってきた。


「う。う」といちごが入っていたお皿を両手で持って、私に差し出す。

「おかわりが欲しい」と訴えていたのだ。


これまでは、娘の様子を見ながら「おかわり食べる?」と聞き、欲しそうだったらあげる・・みたいに、私が勝手に判断していた。

それが、自分の意志で「おかわり、ください」と出来るようになってる!


家の中だけじゃなくて。

保育園でも、鼻水が出たら、自分の鼻を指さして「拭いてほしい」と訴えるらしい。

え~、感動。。。

自分の気持ちを伝えるって、言語にしなくてもそういう仕草や行動で示せるんだ。

きっと保育園の先生はプロだから、ちょっとした仕草で意思をくみ取ってくれるのが上手なんだろう。

おかげで、娘も自分の言いたいことが相手に伝わる嬉しさを実感できてるんじゃないかな。

あらためて、コミュニケーションの基本は「相手に伝えたい」という「人(自分以外の誰か)」ありきなんだと思う。


泣いたり、グズグズ言ったり、不満そうな顔や何かもの言いたげな顔も。

わかってほしい自分の気持ちを伝えられないもどかしさや「なんで、わからないんだ!」みたいなイラ立ちから来るんだろうな。


「伝えたいこと」があるのは幸せなことだと思う。

自分以外の人と自分の想いを共有したいと思えるのも、そう。きっと幸せなことなのだ。





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