2023年は「信じて、捨てる」年となる
昨年の書初めでは、2022年の世の中は「惑う」1年となると予想しました。そして実際この予想は、かなり的を得ていたような気がする1年となりました。
コロナウィルスの感染拡大により、2020年は「止まる」、2021年が「もがく」、そして2022年は「惑う」1年となりました。多くの企業が、その方向性を惑いながらフラフラと生き、ふと気が付くと前とは全く違う景色が目の前に広がっていたと感じた経営者様も少なくないはずです。
惑いながらも、様々な試みを楽しんだ経営者も多くいたと信じます。
そして、その惑いから得た答えを、2023年は行動に移していく年と予想します。
ずばり、今年は「信じれるものを明確にして、勇気ある捨てる決断をしていく」年とすべきと考えます。
2000年までの常識はこれからは通用しない。
これからは
あなたの直感を信じて
あなたが飛び込む舞台が
世界の中心を創る。
そう信じれる自分と出会う年。
2022年「惑う」
2022年、いろいろな意味で惑った方が多いのではないでしょうか。
世界的に見ても、ウクライナ戦争を始めとして多くの「惑い」を感じました。様々な要素がフラフラとバランスを取りながらうまくやってきたものが、ふとしたタイミングで惑い、バランスを崩し、結果として戦争のような大きな末路に陥ってしまった。
日本経済も年末にきて、大きく惑いました。値上げが続いた1年でしたが、12月の日銀黒田総裁の金利変動幅拡大発言により、今年以降大きな影響が起きてきそうです。
2023年「信じて、捨てる」
そして2023年。どのような流れが起き、その中で経営者たちはどのような行動をとっていくべきでしょうか。
今年から人類はコロナのトンネルを抜けて新しい世界を創り始めます。
ただし、そのトンネルの先は、今までの世界観や常識とは違う世界として存在している場所に人類は向かうことになります。
例えば飲食業。コロナが終わる2023年からも前のようにお客様がお店に戻ってきて、忘年会やクリスマスをお店で祝おうという文化は薄まり、違う方法で人は飲食を楽しむようになります。
そのため飲食店は以前とは違う形を取り入れていかないと同水準の利益は穫れなくなる。
不動産業においても建設業においても、あらゆる業種において大なり小なりのシフトは起きてくるでしょう。
違う角度から見ても、働き方が大きく変わってきている以上、人の採用方法や人材育成方法も考えていかないと、人手に困ることになります。
このように考えたうえで、2023年はまず自分の信じれるものを見つけることがとても重要となります。
前提として2022年のうちに、大きく惑い、様々なことに楽しみながら試した方がとても有利になるのですが、そこから得た「仮定」をもとに、自分が信じられるものをまず固めることが重要と思います。
なぜかと言えば、2023年以降の新しいビジネスを創っていく中で、あなたは多くのものを捨てていかなくてはコロナという渦に沈んでいってしまうからです。
色々なものを捨てていく中で、自分にとって何が必要で何が不要かを限られた時間の中で決めていかなくてはならない。
その取捨選択の時間を迫られるのが2023年だと予想します。
取捨選択の軸となる自分なりの壁を見つけるにあたり、キーワードとなる信じれるものをまず見つけることが重要となります。
ノアの方舟のように
いわば、ノアの方舟のような環境になってくるのではないでしょうか。
持っているもの全部をもって未来に行くことができないほどの大波がここから確実に押し寄せてくることがわかっている。
あなたは今自分の持っているもの、または持っていないものの中から、これから自分が創る未来に必要なものを決めなくてはならない。
自分にとって必要なものだけを方舟に乗せて、来るべく大波に備える。そして方舟に乗ってあなたの作る世界の大地を見つけていくのです。
さあ、あなたの方舟に何を乗せますか?
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