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となりのブレインMagazine ~事業を飛躍させるノウハウ

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となりのブレインのメソッドを無料大公開するnoteマガジンです。 中小企業の経営を飛躍させる仕組みに関するノウハウを体系的に公開していますので、御社の事業に必要な部分だけを確認で…
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#ビジネスモデル

となりのブレイン 経営を飛躍させるノウハウ【目次】

こちらは、私たちとなりのブレインが発信する「中小企業の経営を飛躍させる仕組みづくり」に関するノウハウを完全無料公開しているブログを体系的に集約したページとなっております。 カテゴリーごとに、知りたい内容を選んでお読みいただくことも可能です。 一方、経営を飛躍させる仕組みについて体系的に学んでいきたい方は、「経営全般」の記事より読み始めることをお勧めしております。 「となりのブレイン」とは税理士法人横溝会計パートナーズが提供する、中小企業の経営を飛躍させる仕組み作りの支援

あなたの商品はなぜ売れないのか?

なんでうちの商品は売れないんだ? こんなことを考えていらっしゃる経営者様に読んでいただくために、私がこの数年間考えてきた「売れる商品を売る」ヒントを、今日は特別にまとめてご紹介しましょう。 【売れない理由①】戦略がない経営戦略とは何ですか?と聞かれると私は「長期的利益の獲得」と答えます。 短期ではなく、長期にわたって利益を獲得できる仕組みを作るのが経営戦略だと。 では、どのようにすれば長期にわたり利益を獲得し続けていけるかと言うと、ポジショニングだという話になってくる

先生、経営は「理屈」ではなく「勘」というのは本当ですか?

経営者の皆様は本屋は好きでしょうか? 本屋に行くと、たくさんのビジネス書に出会うことができます。 私もビジネス書はかなり読んできたつもりですが、そのうち何割かは数ページめくってゴミ箱行きのものもありました。 その手の本で、私が一番嫌悪感を抱くパターンの本はみな「当たり前のことを言っているだけ」の本。 「イノベーションが大事だ」「属人化はだめだ」…そんなこと誰でもそう思ってるよ。と突っ込みたくなる。 当たり前の自明のことをただ伝えて、読んだ人の経営がよくなるなんて思っ

やぶ医者税理士が会社をつぶす

最近健康診断に行ったときにふと思ったんです。 「体づくりと経営は似ているな」って。 私たち税理士は「決算書はMRIのようなもので会社の状態を的確に教えてくれるから、決算書の見方を覚えないといけないですよ」ってよく言うんです。 でもちょっと考えたんです。私は昨年にライザップで10キロの減量をして、いまでも体を維持できているので、今回とても健康診断が楽しみでした。だけど、その前は「どうせコレステロールとか指摘されるのわかってるし正直行きたくない」って思ってました。 だれで

ビジネスにストーリーを~6つの素敵な物語(事例)

吹けば飛ぶような事業をしている中小企業は、他社に吹かれないようにする工夫をしければならない。 「では、どのように吹かれないようにすればいいですか?」 私は答えます。 「それは、あなたのビジネスにストーリーを作ることですよ。」 ビジネスモデルにストーリーを付与していくことで、中小企業においての長期的利益の獲得につながると何度も書いてきました。 ストーリーの重要性については上のブログを見ていただくとして、このストーリーの重要性を認識していただいた経営者様から、そのストー

シンガポールの発展を「地域密着事業」のビジネスモデルに置き換えてみる

日本の東京都23区ほどの大きさしかなく、人口も500万人程度しか住んでいない小さな国、シンガポール。この小さな国は1人当たりGDPとしては世界5位となる72,795ドルとなり、今でも金融大国としてばく進中です。 「なぜこんなに小さな国で、人も土地も資源も歴史もない国がここまで成長できたのか」 私はこの答えの中に、地域密着事業の生き残りをかけた戦略が隠されているのではないかと感じていました。 シンガポールという国はとても優れたシステムを作り上げ、自国資源ではなく世界中から

2023年は「信じて、捨てる」年となる

昨年の書初めでは、2022年の世の中は「惑う」1年となると予想しました。そして実際この予想は、かなり的を得ていたような気がする1年となりました。 コロナウィルスの感染拡大により、2020年は「止まる」、2021年が「もがく」、そして2022年は「惑う」1年となりました。多くの企業が、その方向性を惑いながらフラフラと生き、ふと気が付くと前とは全く違う景色が目の前に広がっていたと感じた経営者様も少なくないはずです。 惑いながらも、様々な試みを楽しんだ経営者も多くいたと信じます

今までとこれからのビジネスが全く別物であることが3分間でわかる話

みなさんは、1つの商品やサービスが世界中で5000万人に利用されるまでの時間がどれくらいかかると思いますか? かつての文明である飛行機や車、電話というサービス・商品は、全世界のユーザーが5000万人に達するまでに50~60年かかっていました。​ その後、デジタルが普及したことにより圧倒的に普及のスピードが速まり、ついにはインターネットはたったの7年で、Facebookは3年、Twitterは2年、、、 そして、なんとたったの19日間で5000万人のユーザーを獲得したサー

中小企業は、他社「より○○」ではなく他社との「違い」を追え

企業における戦略とは「ベター:better(より○○)」ではなく「ディファレント:different(違う)」である。 先日聞いたお話で、戦略についてとても腑に落ちるお話を聞きましたのでご紹介します。 経営学者である楠木健さん(一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授)のお話です。 今日はこんなお話をしたいと思います。 中小企業の戦略についていろいろな本などで書いてあるのを見ても、なんとなくピンと来なかった経営者様は、もしかしたら初めてピンとくる話が聞けるかもです。

質問「あなたのビジネスは世の中のどのような役割を果たすために存在しているのですか?」

山口周さんの「ビジネスの未来」はこんなショッキングなくだりで始まります。 確かに、世界はこの100年間で大きく「豊か」になりました。人類は豊かさを求めて、寿命や所得を著しく伸ばして人生を謳歌してきました。特に日本の躍進は大きかったと思います。 こちらのGIF画像をご覧ください。名著「ファクトフルネス」の世界保健チャートをGIF画像にしてくれていて、この100年の間に人類がどれだけ「豊か」になってきたかが一目でわかります。 このようにして、人類は昔と比べてあまりある豊かさ

人事評価は「未来へのバス」だ【中小企業の初めての人事評価3部作①】

あなたの会社の人事評価制度はあなたの愛でしか作れない。 人事評価制度構築に必要な要素は、専門知識でも法律でもなく、あなたがあなたの事業をもってどのような未来を創造していきたいかという情熱と、その未来に一緒に連れていきたい人材を生み出していきたいという「愛」だということです。 ・いい人材が育たず事業が伸び悩んでいる ・ともに会社を盛り立てて行ってくれる人材がいない ・一人により評価がバラバラで不公平 そんな悩みを抱えている中小企業ばかりでしょう。 一方、中小企業において

企業を成長させる3人の役者たち

「組織に必要な要素は次のうちどれでしょうか?」 「直感」「経験」「理論」どれでしょう? 正解はどれもです。 前回の記事では、「経営に必要な要素は次のうちどれでしょうか?」という質問に対して、「直感」の重要性を説きました。 今回は「経営」ではなく「組織」です。 事業が軌道に乗って成長を続けている企業は、会社内に「直感」「経験」「理論」が備わっているところが多い。 これをきいても、あまりピンとこない方が多いと思いますが、このように言い換えるとどうでしょうか? 事業が

成功する経営者は直感を信じる

「経営に必要な要素は次のうちどれでしょうか?」 「直感」「経験」「分析力」どれでしょう? 私たち税理士のような人間から経営者様にこのような質問をさせていただくと、「経験?」だったり「分析力?」だったりといった回答が返ってくることがほとんどです。 私たちのような分析を生業とするような人間を前にすると、本音では「直感や!」と思っている経営者様も、なんとなく恥ずかしさからなのか「経験」や「分析力」に逃げがちです。 一方、事業が成功して成長を遂げている経営者様に同じ質問をする

他社がマネたくてもマネできないビジネスを作るために

中小企業が他社にまねされないようなビジネスモデルを構築するためには何が必要ですか? 「それは、あなたのビジネスにストーリーを作ることですよ。」 なぜなら、ストーリーは他社が簡単に模倣しようと思っても模倣できるものではないからです。 利用者が感じるストーリーは受け手により実に多種多様であり、またそのストーリーの形成には一朝一夕では築き上げられない膨大な時間が必要なので容易に模倣ができません。 ですが、このようなお話は口では簡単に言えても、実際にどのようにストーリーを付加