あなたならどうする?庵野秀明『シン・ゴジラ』、山崎貴『ゴジラ-1.0』の次にゴジラ映画を創るとしたら...
今回のコラムのテーマは、『ゴジラ-1.0』にちなみ、ゴジラ映画についてである。
筆者は11月3日に公開された『ゴジラ-1.0』を11月8日にゴジラヘッドで有名なTOHOシネマズ新宿で観に行ってきた。
山崎貴監督作品を映画館で観るのは初めてだった。
俳優を叫ばせる、感情的な台詞をストレートに言う。
最近の大作の日本映画にありがちな演出は山崎貴の特徴なんだなあと思って人間ドラマには乗れなかったが、ゴジラの描写は最高だった。
今まで観た(とはいえゴジラマニアの人には申し訳ないが、全作品観たわけでは無い)ゴジラ映画の中では一番怖いゴジラだったので、それはとても面白かった。
1976年生れの筆者の幼少期はゴジラ映画があまり公開されていない時期だったので、怪獣好きではなく恐竜好きだ。
小学校の低学年の頃は、上野の国立科学博物館に父と一緒に何度も通った。
スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』(1993)は映画館で観て非常に面白かったのを覚えている。
初めて観たゴジラ映画は、1984年に公開された1954年の第1作と同じタイトルの『ゴジラ』である。
一番印象に残っているのはホームレス役の武田鉄矢がゴジラに文句を言っているシーンなのだが2シーンほどしか出ていない。
一応主役は田中健と、当時の新人俳優で第1回東宝シンデレラオーディションでグランプリに輝いた沢口靖子である。
また、ゴジラ映画は俳優のファンも多く、ガードマン役で1シーンだけ石坂浩二が出ていた。
今回の『ゴジラ-1.0』でも橋爪功がゴジラを観て呆気にとられているオジサンとして、カメオ出演していた。
さて、筆者はシナリオの勉強をしていた。
その時、勝手にゴジラ映画の企画を考えたことがある。
採用される可能性は極めて少ないが、わずかな可能性にかけて具体的には書かない。
しかし、怪獣や恐竜が好きで創作に興味があるモノならば、一度はゴジラ映画を自分が創るならばどんなモノにしたいか妄想したことはあるのではなるまいか?
そこでゴジラ映画に必要な条件とは何か?
具体的な項目を並べて、自分だったらこうすると妄想するヒントにしてみよう。
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