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タイの消費(MAI)

タイの二部(MAI)消費セクターでは8社が上場している。

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企業情報を示す枠内は、上から順に上場コード、社名、主要事業、売上及び純利益を示す。売上規模 200億Baht以上 (およそ600億円) 企業は緑色、 50億Baht以上 (およそ150億円) 企業は青色、 50億Baht以下 (およそ150億円) 企業は赤色で表示している。青い円は2019年に上場したことを示す。

アジアン・ファイトシューティカル(APCO)はタイ化粧品・美容品。中国のGuangdong Oriental Dragon Sports and Culture
Industry Co社と2018年9月より5年間の契約を結び、中国市場で三つの化粧品(美容液、フェイスリフトローション、クリーム)を販売している。アジ同社の最高経営責任者Pichaet Wiriyachitra氏は中国で製品をテストし、非常に良い結果を受けているとしています。2019年に北京で最初の旗艦店を開き中国でのブランド認知度を高めている。2017年業績は売上4億2400万バーツ、純利益1億0800万バーツ、2018年第1四半期売上は9620万バーツ、純利益2251万バーツ。化粧品製造工場はタイ北部ランプーン県の工業団地にあり、製品は直接販売チャネル、コールセンター、BIMヘルスケアセンターを
通じて販売される。http://www.apco.co.th/eng/

イースト・コースト・ファーニテック(ECF)は、家具製品、木材、
ゴム製品、パーティクルボード、MDF材質などの生産を行う。主に家具周りが多く”Costa furniture”ブランドで展開している。ミャンマーやカンボジアへの進出を進める。子会社にはVV Decor社、ECF Holding社など。2016年度第3四半期までの業績は売上10億4000万バーツ、純利益で5700万バーツ、売上の96%が各具製品で残りがその他の多角化事業だ。http://www.eastcoast.co.th/en/business-group/furniture/

ムーンパタナー インターナショナル(MOONG)は幼児用品、キッチン用品販売。幼児向け製品の貿易・卸を行う同社は、日本から Pigeonブランドなどの幼児向け製品、英国からSplashブランドなどの水泳用ウェア、デンタル用品ブランドJordan、洗剤、食品などを取り扱う。デパート、スーパーなどでも同社が取り扱う商品が並んでいることが多い。

BGTコーポレーション(BGT)はブランド衣料を手掛けている。

ニュープラスニッティング(NPK)はストッキング・靴下の製造。https://www.newplus.co.th/aboutus.html

オーシャン・コマース(OCEAN)はサニタリー・水回りである。http://www.oceancommerce.co.th/

ジュビリーエンタープライズ(JUBILE)は宝飾品、ダイヤモンドなどを扱う。http://jubile.listedcompany.com/company_background.html

タイの二部市場の消費分野は、タイ国内の消費者向けの商品を扱う企業が多い。


タイ証券取引所(SET)                                 タイ証券取引所(SET=Stock of Exchange of Thailand)はタイの首都バンコクに1974年に設立されたタイ王国唯一の証券取引所である。大企業や多くの公開会社が上場するメインのSET市場と、中小企業などの新興企業向けのMAI市場の2つに分かれている。SET指数はタイ証券取引所の全銘柄を対象とする時価総額平均指数である。SETでの1日の平均売買高は16億米ドルを超え、ASEAN証券取引所内でも上位。過去3年間でSETの売買高は徐々に上昇しており、かつIPO市場も活発である。



ASEAN JAPAN Consulting Co., Ltd.                   タイ・ASEAN地域におけるビジネスコンサルティングを行う。主な事業内容は市場調査、現地企業の事業調査、海外進出支援、経済情報提供サービス。タイやASEAN地域への進出を検討される日本企業に向け、事業及び投資のチャンスやリスク、可能性についてデータや企業情報を提供する。東京とバンコクに拠点を置く。会社サイト:https://www.asean-j.net/

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