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タイのメディア・専門(SAT)

2015年度末時点でサービス分野は6つに分かれていて商業・小売21社、医療16社、メディア29社、専門サービス3社、旅行12社、輸送19社の合計100社が上場。

メディア

2014年からデジタルテレビ放送が導入され参入が相次いだ。出版大手アマリン・プリンティングは「アマリン・テレビジョン」を開始するほか、デジタルメディア広告事業なども行っている。https://amarin.co.th/en/

1971年に創業開始のネーション・マルチメディア(NMG)は英字紙や経済新聞の発行事業やテレビステーションの運営事業を行っている。  https://www.nationthailand.com/ 

芸能・音楽の最大手であるGMM グラミー(GRAMMY)も参入している。インターネットを通した動画配信も増加。視聴者の選択の幅は広がっている。http://www.gmmgrammy.com/2020/en/index.php 

専門

タイのサービス分野ではメディア関連の次にプロフェッショナル(専門)セクターがあり、現在は廃棄物処理の2社のみが上場している。

タイでは屋外の広告・看板事業で上場している企業も多い。プランB(PLAN B)やライブ・コーポレーションから社名変更したトリトン・ホールディングス(TT)も同業である。VGIホールディングスはバンコクの高架鉄道であるBTSの駅構内での広告事業なども手掛けている。今後、スマートフォンユーザーの増加により、インターネット普及率が上がることで、インターネットやモバイルなどの新たな広告市場の拡大が予想されている。

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※1 SETでは同業種が異なるセクターに上場することも稀ではない。今回はセクター別の基準を準拠し解説し、非上場企業は除外する。
※2 企業情報の読み方 : 企業情報を示す枠内は、上から順に上場コード、社名、主要事業、売上及び純利益を示す。売上規模 200億Baht以上 (およそ600億円) 企業は緑色、 50億Baht以上 (およそ150億円) 企業は青色、 50億Baht以下 (およそ150億円) 企業は赤色で表示している。青い円が右上に付いている企業は2019年にIPOを行った企業である。


タイ証券取引所(SET)                                 タイ証券取引所(SET=Stock of Exchange of Thailand)はタイの首都バンコクに1974年に設立されたタイ王国唯一の証券取引所である。大企業や多くの公開会社が上場するメインのSET市場と、中小企業などの新興企業向けのMAI市場の2つに分かれている。SET指数はタイ証券取引所の全銘柄を対象とする時価総額平均指数である。SETでの1日の平均売買高は16億米ドルを超え、ASEAN証券取引所内でも上位。過去3年間でSETの売買高は徐々に上昇しており、かつIPO市場も活発である。



ASEAN JAPAN Consulting Co., Ltd.                   タイ・ASEAN地域におけるビジネスコンサルティングを行う。主な事業内容は市場調査、現地企業の事業調査、海外進出支援、経済情報提供サービス。タイやASEAN地域への進出を検討される日本企業に向け、事業及び投資のチャンスやリスク、可能性についてデータや企業情報を提供する。東京とバンコクに拠点を置く。会社サイト:https://www.asean-j.net/

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