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タイの機械・製紙(SAT)

タイ証券取引所に上場する4番目のセクターの工業分野は、2014年度末時点で6つに分類されている。自動車「Auto」19社、産業部品・機械「Industrial Materials & Machinery」8社、製紙「Paper」1社、石油化学「Petrochemicals」14社、包装「Packaging」16社、鉄鋼「Steel」27社の全85社。

サイアムセメント

2019年、タイ大手複合企業サイアムセメントは、ビシー・パッケージングの株式80%を43.4億バーツで取得。ビシー・パッケージングはオーストラリア製紙大手ビシーのタイ法人。紙容器などを製造する会社である。年商はなんと18億バーツに及ぶ。

会社としての経営も順調に進む他、

https://joea.or.jp/wp-content/uploads/2017_05_026.pdf 

サイアムセメントグループと日立グループの連携IoT事業が実施されている。

http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/09/0918.pdf

ダブルA

またタイの製紙大手ダブルA(1991)は、パッケージ用のクラフト紙の製造及び販売に参入し、アジア太平洋全域に供給を行っている。国内外で拡大する包装材需要を取り込む狙いだ。

ネスレのタイ進出

ネスレのタイ市場また、2019年世界最大の食品・飲料会社ネスレ社がタイで同社製の紙製品をパッケージ素材として採用し、好材料として注目されている。ネスレ社はプラスチック包装廃棄物問題の対策の一環として、プラスチックの代替で紙製品を採用した。タイ以外の諸外国での展開も検討されている。

機械・製紙産業の上場企業

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※1 SETでは同業種が異なるセクターに上場することも稀ではない。今回はセクター別の基準を準拠し解説し、非上場企業は除外する。
※2 企業情報の読み方 : 企業情報を示す枠内は、上から順に上場コード、社名、主要事業、売上及び純利益を示す。売上規模 200億Baht以上 (およそ600億円) 企業は緑色、 50億Baht以上 (およそ150億円) 企業は青色、 50億Baht以下 (およそ150億円) 企業は赤色で表示している。
ASEAN JAPAN Consulting Co., Ltd.                   タイ・ASEAN地域におけるビジネスコンサルティングを行う。主な事業内容は市場調査、現地企業の事業調査、海外進出支援、経済情報提供サービス。タイやASEAN地域への進出を検討される日本企業に向け、事業及び投資のチャンスやリスク、可能性についてデータや企業情報を提供する。東京とバンコクに拠点を置く。会社サイト:https://www.asean-j.net/

タイ証券取引所(SET)                                 タイ証券取引所(SET=Stock of Exchange of Thailand)はタイの首都バンコクに1974年に設立されたタイ王国唯一の証券取引所である。大企業や多くの公開会社が上場するメインのSET市場と、中小企業などの新興企業向けのMAI市場の2つに分かれている。SET指数はタイ証券取引所の全銘柄を対象とする時価総額平均指数である。SETでの1日の平均売買高は16億米ドルを超え、ASEAN証券取引所内でも上位。過去3年間でSETの売買高は徐々に上昇しており、かつIPO市場も活発である。



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