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タイの住宅不動産・商業不動産(SAT)


住宅不動産

長らくランド&ハウス(LH)社が売上規模1位で、「The Room」を開発を行っている。
近年中間層向けに低価格販売で急成長してきた、「IVY」を開発するプルックサーリアルエステイト(PS)社が売上規模1位となっている。2017年度売り上げは1000億バーツでアジアでトップ10の不動産会社に成長した。プルクサホールディングの子会社。

高級住宅ブランド「SIRI」「39 by Sansiri」「Keyne By Sansiri」「Quattro by Sansiri」を展開するサンシリ(SIRI)も上場。https://www.sansiri.com/en/ 

「The Address」「Rythem」「Life」「Aspire」などを開発するAP(AP) も有力である。https://www.apthai.com/en/about

他にもクオリティハウス(QH)なども上場する。https://www.qh.co.th/home/ 

商業不動産

セントラルグループの不動産開発部門のセントラルパタナー(CPN)社が古くから大型商業施設を手掛けている https://www.centralpattana.co.th/en/home 

2位のモール・グループは未上場。近年、開発はバンコク中心部から郊外へシフト。北部ではフューチャーパークランシット、東部ではメガバンナーなどが代表的。

特にメガバンナーを開発したサイアムフューチャー・デベロップメント(SF)はIKEAを入居させ、郊外型の新たな形を作り上げている。https://www.siamfuture.com/en/home

アマタ・コーポレーション(AMATA) https://www.amata.com/en は日系製造業に進出し、ヘマラートランドデベロップメント(HEMRAJ)はイースタン・シーボード工業団地などを運営している。

ロジャナ工業団地などを運営するロジャナ・インダストリアルパーク(ROJANA)が大手。https://www.rojana.com/

同工業団地セクターでの大きなニュースとしては賃貸倉庫・工場を運営するWHAコーポレーション(WHA)がこのヘマラートランド・デベロップメントを2015年度に買収し、多方面の事業拡大を続けている。http://www.wha-group.com/en/home

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※1 SETでは同業種が異なるセクターに上場することも稀ではない。今回はセクター別の基準を準拠し解説し、非上場企業は除外する。
※2 企業情報の読み方 : 企業情報を示す枠内は、上から順に上場コード、社名、主要事業、売上及び純利益を示す。売上規模 200億Baht以上 (およそ600億円) 企業は緑色、 50億Baht以上 (およそ150億円) 企業は青色、 50億Baht以下 (およそ150億円) 企業は赤色で表示している。

タイ証券取引所(SET)                                 タイ証券取引所(SET=Stock of Exchange of Thailand)はタイの首都バンコクに1974年に設立されたタイ王国唯一の証券取引所である。大企業や多くの公開会社が上場するメインのSET市場と、中小企業などの新興企業向けのMAI市場の2つに分かれている。SET指数はタイ証券取引所の全銘柄を対象とする時価総額平均指数である。SETでの1日の平均売買高は16億米ドルを超え、ASEAN証券取引所内でも上位。過去3年間でSETの売買高は徐々に上昇しており、かつIPO市場も活発である。


ASEAN JAPAN Consulting Co., Ltd.                   タイ・ASEAN地域におけるビジネスコンサルティングを行う。主な事業内容は市場調査、現地企業の事業調査、海外進出支援、経済情報提供サービス。タイやASEAN地域への進出を検討される日本企業に向け、事業及び投資のチャンスやリスク、可能性についてデータや企業情報を提供する。東京とバンコクに拠点を置く。会社サイト:https://www.asean-j.net/


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