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タイの不動産建設(SAT)

14年度末時点で不動産・建設分野は4つに分かれている。
・不動産建設資材「Construction Materials」19社
・不動産開発「Property Development」52社
・不動産ファンド,REIT「Property Fund & REITs」54社
・建設サービス「Construction Services」19社
合計144社。


建設大手企業


タイの建設業界はイタリアンタイ・デベロップメント、チョーガンチャーン、シノタイ・エンジニアリングが御三家。3社ともに大型インフラ建設を得意とし、スワンナプーム国際空港、バンコクのBTSなどを建設してきた。

スワンナプーム国際空港

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②バンコクBTS(Bangkok Skytrain/The Bangkok Mass Transit System, バンコク大衆輸送システム)

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チョーガンチャーン(CK)は、主に地下鉄建設を多く手掛け、
シノタイ・エンジニアリング(STEC)はエアポートリンク発電所などを手掛けてきた。

イタリアンタイ・デベロップメント(Italian-Thai Development Public Company Limited) は、2020年の日立建機株式会社と共同で事業を実施している。また海外向け案件も多数実績があり、バングラデシュ、インド、モザンビークなどでの大規模な展開も進めている。


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※1 SETでは同業種が異なるセクターに上場することも稀ではない。今回はセクター別の基準を準拠し解説し、非上場企業は除外する。
※2 企業情報の読み方 : 企業情報を示す枠内は、上から順に上場コード、社名、主要事業、売上及び純利益を示す。売上規模 200億Baht以上 (およそ600億円) 企業は緑色、 50億Baht以上 (およそ150億円) 企業は青色、 50億Baht以下 (およそ150億円) 企業は赤色で表示している。


建設ゼネコン・サービス


タイ政府や大手企業からの大型インフラ案件を多数手掛ける企業が多い。2012年になり政局も安定し、ようやくタイ政府が大型インフラ計画の具体化に到達した。
その一方、住宅開発土木基礎工事商業施設開発など、バンコクの街中にある中堅ゼネコンも多く存在している。


今後の展望

国営鉄道、高架鉄道、地下鉄、空港、港湾などの開発予定案件が控えている。


ASEAN JAPAN Consulting Co., Ltd.                   タイ・ASEAN地域におけるビジネスコンサルティングを行う。主な事業内容は市場調査、現地企業の事業調査、海外進出支援、経済情報提供サービス。タイやASEAN地域への進出を検討される日本企業に向け、事業及び投資のチャンスやリスク、可能性についてデータや企業情報を提供する。東京とバンコクに拠点を置く。会社サイト:https://www.asean-j.net/

タイ証券取引所(SET)                                 タイ証券取引所(SET=Stock of Exchange of Thailand)はタイの首都バンコクに1974年に設立されたタイ王国唯一の証券取引所である。大企業や多くの公開会社が上場するメインのSET市場と、中小企業などの新興企業向けのMAI市場の2つに分かれている。SET指数はタイ証券取引所の全銘柄を対象とする時価総額平均指数である。SETでの1日の平均売買高は16億米ドルを超え、ASEAN証券取引所内でも上位。過去3年間でSETの売買高は徐々に上昇しており、かつIPO市場も活発である。

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