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タイの小売(SAT)

2015年度末時点ではサービス分野は6つに分かれる。商業・小売21社、医療16社、メディア29社、専門サービス3社、旅行12社、輸送19社の計100社が上場している。

小売り関連事業上場企業

タイのサービス分野企業では、近年大型のM&A案件、買収案件が増加している。タイのコンビニエンスストア・チェーン最大手のCPオールは、タイ国内で卸売りチェーンを展開するサイアム・マクロを2013年におよそ66億ドルで買収した。https://www.cpall.co.th/en/about-us/about-cp-all/ 

タイ・セブンイレブンCPグループの資本で、コンビニ店舗数で圧倒的なシェアを誇る。2016年にはタイの複合企業TCCグループが、フランス小売り大手カジノ・グループ傘下のタイ小売り大手BIG Cスーパーセンターの株式を購入すると発表している。http://www.tcc.co.th/index.php?controller=group

タイの小売りセクターではホームセンター、化粧品などの専門店販売の競争も激しくなっている。首都バンコクではホームプロが多く見受けられる。https://www.homepro.co.th/ 

地方へ行くと「GLOBAL」ブランドで展開するサイアム・グローバル・ハウスが目立つ。https://www.globalhouse.co.th/

美容・化粧品関連では「BEAUTY BUFFET」を展開するビューティ・コミュニティや同業のKARMARTの出店が増えている。女性をターゲットの専門店やサービスなどもますます増えていくことが予想される。https://www.beautycommunity.co.th/index.php/en/  https://karmakamet.co.th/


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※1 SETでは同業種が異なるセクターに上場することも稀ではない。今回はセクター別の基準を準拠し解説し、非上場企業は除外する。
※2 企業情報の読み方 : 企業情報を示す枠内は、上から順に上場コード、社名、主要事業、売上及び純利益を示す。売上規模 200億Baht以上 (およそ600億円) 企業は緑色、 50億Baht以上 (およそ150億円) 企業は青色、 50億Baht以下 (およそ150億円) 企業は赤色で表示している。


タイ証券取引所(SET)                                 タイ証券取引所(SET=Stock of Exchange of Thailand)はタイの首都バンコクに1974年に設立されたタイ王国唯一の証券取引所である。大企業や多くの公開会社が上場するメインのSET市場と、中小企業などの新興企業向けのMAI市場の2つに分かれている。SET指数はタイ証券取引所の全銘柄を対象とする時価総額平均指数である。SETでの1日の平均売買高は16億米ドルを超え、ASEAN証券取引所内でも上位。過去3年間でSETの売買高は徐々に上昇しており、かつIPO市場も活発である。



ASEAN JAPAN Consulting Co., Ltd.                   タイ・ASEAN地域におけるビジネスコンサルティングを行う。主な事業内容は市場調査、現地企業の事業調査、海外進出支援、経済情報提供サービス。タイやASEAN地域への進出を検討される日本企業に向け、事業及び投資のチャンスやリスク、可能性についてデータや企業情報を提供する。東京とバンコクに拠点を置く。会社サイト:https://www.asean-j.net/

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