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現役金融マン(発達障害クローズ就労)が赤裸々に語る労働事情

【はじめに】 ※この記事は約7,100文字です。(読了所要目安:約9分)
コメントでご意見や質問等頂ければ、随時記事を追記していく予定です。
本稿は、GWに家から出られずに私自身が時間を持て余している中、コロナ禍により就転職活動もストップしてしまっているであろう方々に向けて、殊更、金融業界への就職を目指している方々にそのメリットデメリットをお伝えして今一度考え直す機会にして頂き、人生が掛かった就職のミスマッチを減らせればいいな・・・との思いでアップしました。金融業界を志す若者や、他業種から金融業への転職を目指す方々に、ぜひ読んで頂ければと思います。個人を特定できるような情報も含んでおりますので、敢えて有料にしましたが、その旨ご理解頂ければと思います。

過去には、学生就職希望ランキング10位以内にいくつも顔を見せていた金融業界ですが、AI化による人員削減の話なども取り沙汰され、今は見る影もなくなってしまいました。元々、3年3割の離職率とされ、厳しい労働環境と言われる業界ですが、その中で10余年を過ごしてきた私だからこそ、また、就職セミナーやOB・OG訪問等での上辺だけの都合の良い事しか語られないような場所ではないからこそ、伝えられる内容が沢山あるのではないかと思っております。

他の業種に関しても同様のことが言えますが、同じ金融業界内にあっても会社ごとの風土・文化やカラーにより、金融グループ系か独立系か、外資か否か、財閥系か否か、また銀行・信託・証券、消費者金融・信販系・リースなどのノンバンクなど、大きく変わる部分があるかと思いますが、金融機関としてのベースの変わらない部分もあると思います。

また、先ほどのAI化やコロナウイルスを発端とするテレワーク化の促進などを中心として、これから変わっていく部分もある一方で、図体が大きく旧態依然として変わらない部分も多分にある業界でもあります。

一つの側面であったとしても今の姿を知ることで、自分の未来予想図を創る参考の一端にして頂ければ、心から幸いです。

あくまで私個人の視点からの意見・見解となりますので、事実とは異なる場合もありますし、あまりに詳細となりすぎる場合は内容を多少ぼかしたりさせて頂いております。その旨、予めご了承下さい。

【目次】

0.前提
・各社のイメージカラー
・私の属性
1.収入について
・ズバリ稼げるの?
・大台にはいつ乗るの?
2.出世について

・学歴は関係ある?
・減点方式って本当?
3.転勤・部署について
・どんな部署があるの?
・転勤・配置転換の頻度は?
・出向ってどうなの?
・転職事情は?
・定年後はどうなるの?
4.労働環境について
・ノルマはしんどい?
・資格などは?
・休日・有給・(サービス)残業・仕事持ち帰りは?
・産休・育休やその他休暇などは取れる?
・副業はできる?
5.恋愛事情について
・社内恋愛はあり?
・合コン・結婚事情は?
6.就職活動について
・内情はどうなっているの?
7.最後に
・金融機関で働いてよかった?
・他に働いてみたい部署や会社はある?
・発達障害と職業の相性は?

【本文】

0.前提

《各社のイメージカラー》
金融業界の中でも、皆さんが各社それぞれに思い描くイメージがあり、それぞれが余り大きな差異はないと思います。恐らく色々なマスコミの論調などで誘導された部分も多いでしょうが、実は実態と大きくは異なってはいないと思います。メガバンク系でいうと、赤いところは「総エリート志向」、緑色のところは「エリートとソルジャー」、青いところは「システムトラブル」。証券会社系は輪をかけた「ザ・体育会系」、信託系は大学院卒の比率が比較的高い「高プライド集団」、消費者金融・信販系は「アングラ関連」、外資系金融は総じて高収入もノルマ・首切りも高水準で「超絶エリート」・・・。もちろんイメージ先行の部分も多分にありますが、あながち間違っていない部分もあります。
《私の属性》
そんな中私の属性は、

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