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発達障害当事者のIQ検査WAIS-IV(ウェイス・フォー)体験記

受検のきっかけ ※この記事は約1,500文字です(読了所要目安:約2分)。

どうしてIQ検査を受けようと思ったか。生き辛さ(私の場合は妻とのコミュニケーション不全)があり、発達障害(ASD)を疑ったためです。

IQ検査 WAIS-IV(ウェイス・フォー)とは

Wechsler Adult Intelligence Scale Fourth Edition
通称 ウェクスラー知能検査 第4版
略称 WAIS-IV(ウェイス・フォー)

※テストの内容は伏せます悪しからず

いくつか特徴を箇条書き

・あくまで知能テストで、心理テストの類ではない
・WAISやWISC等があり対象年齢別
・最新は第4版(日本版は2018年~)まだ第3版で実施する所もあり過渡期
・言語理解・知覚統合・作業記憶・処理速度の4つの群指数から成る
・上記4項目から全検査結果を算出したのが所謂IQ
・IQは100が平均値で、130以上でMENSA、70以下で知的障害の可能性
・検査項目の結果の凸凹が大きい(出来ることと出来ないことの差が大きい)と発達障害診断のあくまで「参考」になる

受検についてのまとめ

いくつか箇条書き

・相場は15,000〜30,000円程度
・地方公共団体等で公的な支援を受ける場合は、無料~割安の可能性もある
・受検時間はおおよそ2〜3時間
・医師か臨床心理士(公認心理師)が実施
・医療機関やその他で受検可能

受検機関ごとの違い

いくつか具体例

①埼玉県(心療内科)
WAIS受検計3回(初回通常受診、WAIS検査、フィードバック)
土曜も受検可
費用初回診療込みで18,000円程度

②東京都(メンタルクリニック)
計3回
WAIS受検は平日指定曜日のみ
費用30,000円超
予約から受検まで3ヶ月程待ち(驚)

③神奈川県(カウンセリング)
計2回(WAIS検査、フィードバック)
土「日」も可
費用16,000円ポッキリ

私は③を選択しました。

受検機関選択の条件

受検に当たっての自分の中の優先順位

①費用
②場所(通いやすさ)
③受検までの待ち期間
④最終結果までの必要回数
⑤土日も受検可能か
⑥健保適用外かどうか

その他の予備知識

蛇足かもですが

・受け答えや回答時間、検査中の仕草などもすべて検査の対象
・基本は口頭や指差しなど、一部で記入式やパズルのようなものもある
・事前に内容を知ることで結果に大きく影響が出るので、検査内容は非公開
・複数回受けると学習効果でIQが上がる事がある
・前回検査より一年以上開けること

Q&A

Q.なぜ医療機関にかからないのか
A.健保に記録を残したくないため

Q.なぜ健保に記録を残したくないのか
A1.比較的堅めな仕事に就いており、仕事上の不利益(邪推?)回避のため
A2.保険の免責事項等の対策(診療内科等の受診記録があると、新規引き受けや条件変更等が出来なくなる場合が多い為)

検査当日の簡単な流れ

私のケースを。

マンションの一室に通され、臨床心理士は女性の先生
リビングテーブルのようなごく普通の机に向かい合う形で着席

同意書や簡単な問診票を記入し以下の内容を質問に答える形で30分程度話し、先生がメモしていた

・受検理由
・日々の困り事
・幼少の家庭環境

注意事項は以下

・検査時間は2時間程度
・複数の検査をするので合間でトイレや水分補給など自由にOK
・こちらが継続不能と判断すれば残りの検査を別の日程で行うこともあり得る
・自分で継続不能と判断した場合は遠慮なく申出可能

※最後まで読んで頂きありがとうございます。検査結果や先生の所見等については、ニーズがありそうであれば、公開を検討します。

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