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中高生が書いた「超短編小説集」

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探究学習塾エイスクールの中高クラス「探究ラボ」に通う16名の中高生たちと4名のメンター・ファシリテーターが書いたオリジナルの『超短編小説(インスタント・フィクション)』を掲載して…
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2023年2月の記事一覧

『勘違い』 (中高生たちの超短編小説 020)

友太は今すごく急いでいる。 ゲームをしてたらいつの間にか18時になっていた。塾の時間に遅れ…

『壊れた天気』 (中高生たちの超短編小説 019)

八月の東京、いつものように一日が過ぎていく。 だがその日は突然来た、8月なのに雪が降り始…

『らくらくな生き方』 (中高生たちの超短編小説 018)

寝台から落ちて頭打って目覚める。このまま起きるのもめんどいしフローリングを転がって移動。…

『私の現実』 (中高生たちの超短編小説 017)

起きたら昼の12時、それが 当たり前の生活 午後からはみんなが待っている 私を求めている …

『一緒』 (中高生たちの超短編小説 016)

やぁ、君からすると「初めまして」かな? ん?僕は何者かだって? そうだなぁ、幽霊とでも言…

『俺と誰かの2週間』 (中高生たちの超短編小説 015)

火曜日、図書館で本を借りた。返却期限は再来週の日曜日だ。 木曜日、今日は最近好きになった…

『僕と誰かの2週間』 (中高生たちの超短編小説 014)

月曜日、今日から最強寒波なるものが来るらしい。雪予報も出てるがいつもと何も変わらず僕は出勤だ。 水曜日、日曜日に中学からの友達と屋内のスポーツ施設で遊ぶ約束をした 金曜日、祝日だったので1日中テレビを見て過ごした。冷凍庫にあったアイスがだいぶ減っている。また体重が増えてしまいそうだ。 日曜日、約束通り友達と遊んだ。初めてだったが案外楽しかったし盛り上がった。 火曜日、朝から筋肉痛が酷い。歳をとると筋肉痛がくるのが遅くなると聞くが、次の日にくる自分はまだ若いかもしれない

『5㎏のダイエット後』 (中高生たちの超短編小説 013)

私が部屋に入ったときからずっと、その子は床の上に転がっていた。私が部屋の中を歩き回っても…

『食物連鎖のジャイアントキリング』 (中高生たちの超短編小説 012)

そしてここは6万年後の琵琶湖の湖底の実験室。 ここでは闇の科学者Dr.石谷が奇妙な実験を行っ…

『美しさの果て』 (中高生たちの超短編小説 011)

工場の社長令嬢は、汚い工場が嫌いだった。 自分のセンスに反する。どうしても許せない。 …

『毎日同じ』 (中高生たちの超短編小説 010)

今日も、昨日も、毎日同じ。 何も変わることなく過ごしている。 変わった事と言えば朝ご飯、…

『距離に負けない』 (中高生たちの超短編小説 009)

三十数年前に知り合った彼女との恋愛を、今なお続けている。 彼女は私の人生で最も大切な人だ…

『トイレの花子さん』 (中高生たちの超短編小説 008)

ねぇ、トイレの花子さんって知ってる? えーと、、学校の3階の前から3番目のドアを3回叩い…

『一日の中での[あの時間]』 (中高生たちの超短編小説 007)

今寒すぎて死にそう。 暖かそうな島なのに、 寒すぎて何もできない。 食欲もない。 もう、早くゆっくりしたい。 一日中戦いすぎて疲れた。 技も出せないくらい疲れた。 自分は何もしてないけど疲れた。 それでも、「あの時間」、 「あの時間」さえあれば、 僕たちは一瞬で復活する。 あのときの自分たちとは思えないくらい、 体力や思考力も回復する。 明日はまた別の島に行く。 あと3つの島を回らないといけない。 そしてとある化け物を取りに行く。 飛んだり、泳