見出し画像

【探究Quiz01】“医学の父”と称されている 古代ギリシャの医師ヒポクラテス。 彼は“あること”をした世界初の人物 だと言われています。 さて、その“あること”とは?

探究学習塾a.school(エイスクール)による新企画。

それはズバリ『探究クイズ』!!!

「探究学習って最近少し聞くようにはなったけど、一体どんな学びなの?」という方にお送りしたい、探究の入り口のようなクイズです。子どもたちだけでなく、保護者の方も「何だろう?」「なぜだろう?」と気になるようなクイズを2020年9月から毎週月・水・金に定期配信していきます!a.schoolのfacebooktwitterでクイズを、noteで解答を発信していくので、ぜひフォロー下さい。

そして、9月前半のテーマは、9〜10月の2ヶ月間をかけてa.schoolの教室で授業を行う『医師・看護師(医療)』についてです。2週間で全6問。すべて正解できる方はいるのでしょうか?

早速挑戦していただきましょう!第一問はこちらです。

スライド1

問題

“医学の父”と称されている古代ギリシャの医師ヒポクラテス。彼は“あること”をした世界初の人物だと言われています。さて、その“あること”とは?

選択肢

【A】“開腹手術”(=お腹を切って行う手術)をした
【B】さまざまな病気について研究した“本を出版”した
【C】すべての病気を治療する“総合病院”をつくった
【D】「病気の原因は“神様の罰や呪い”ではない」と考えた

皆さんは、どれだと思いますか?ちなみに、twitterでアンケートを取ったところ、こういった回答になりました。

スクリーンショット 2020-09-01 23.44.59

【A】世界で初めて開腹手術を行った人物、と考えた方が大半のようです。確かに、お腹を切って手術をするというのは、大きな技術的進歩ですよね。その変化を起こしたのがヒポクラテスだったのでしょうか?

確かに、そんな気もしなくもない。

さあ、答えの発表・・・

に行く前に、皆さんはこの問題どうやって考えましたか?知識なので「知っていた!」「なんとなく聞いたことがある」という方はいたでしょう。

考え方

では、全然知らなかった方は、どうしたでしょうか?勘で答えたという方も多いと思いますが、大事なのは「推測」です。結果的に全然間違っていてもいいので、各選択肢が正しそう・間違っていそうな理由を考えてみてほしいのです。

例えば、「【B】の本を出版したということは、印刷技術が発明された時代より後だ。それは紀元前ではないんじゃないかな?」みたいな感じで【B】を除外してみたり。

「【A】開腹手術くらいでは、医学の父になれない」といった独断的な意見でもいいです。とにかく自分なりに考えてみること!

こういうふうに考えるのがなぜ大事かというと、一つは『考えるプロセス』において頭を使うから、そして、正解を知った時の『記憶の定着』が高まる(不正解だった時に「そうだったんだ!」と強く思うでしょう)からです。なので、ぜひ家族や友達とわいわい議論しながら考えてみてほしいです。

さて、今度こそ、本当の正解発表に行きましょうか!

答えは・・・








答え

スライド2

【D】「病気の原因は“神様の罰や呪い“ではない」 と考えた、でしたー!

正解できましたか?

今では信じられませんが、病気の原因は『自然を越えた力(呪いや迷信)』によるものだと昔は考えられていました。自分の行いが悪かったから病気になってしまったんだ、と。

当時の当たり前を覆し、『病気になるのは環境や生活習慣などが原因だ』という説を唱えたのが、ヒポクラテスやその仲間たちだったのです。今の時点から歴史を振り返ると、そこまですごいことのように聞こえないかもしれませんが、世の中の当たり前を疑って新しい正解を発見するというのはとても大変で難しいこと。この主張が医学の世界に大きな影響を与え、現在の西洋医学の発展につながったのです。



第一問は、皆さんが普段恩恵を受けている医療の知恵について、何もない中からそれを探究し、発見してきた歴史的人物がいるんだということを知ってもらうための探究クイズでした。

この問題で終わらず、「じゃあ、【B】の世界初の医学書を出したのは誰なんだろう?」「【C】の総合病院っていつできたのかな?」など、医療に関して気になった歴史をぜひ探究してもらえると嬉しいです。

a.schoolの「医師・看護師」の授業が気になった方は、以下の記事(授業設計者へのインタビュー)をどうぞ!授業体験も絶賛募集中です。

\2020年度通塾生募集中/
グッドデザイン賞受賞の小学生むけ・アウトプット型探究学習プログラム「なりきりラボ」「おしごと算数」は、東京は本郷・池上の直営校のほか、全国のパートナー校、そしてオンラインでも受講できます!くわしくはエイスクールのホームページをご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?