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1つのことから100を学べる人でありたい。【a.school MENTORSインタビューvol.6】

本稿は、過去に公開していたa.school MENTORSインタビュー記事を再投稿するものです。(a.schoolの旧ウェブサイトに2018年6月15日掲載)

2017年の夏からメンターとしてa.school MENTORS(大学生・若手社会人向け インターンシップ・プログラム)に参加し、持ち前のコミュニケーション能力や穏やかな性格で子どもたちの輪に自然と入り、授業の前後も積極的に子どもたちと関わってきたカラス。今は子育てに関するメディアを運営する会社で働いているカラスですが、卒業前にa.schoolや子ども達の成長について語ってもらいました!

※本記事は2018年3月のインタビューに基づくものです。

<登場人物>

平賀陸人
慶應義塾大学商学部卒。生徒達の最高の遊び相手。根はとても真面目な好青年!

長期で子どもたちの成長をサポートしたい。

井筒:カラスは夏のキャンプ(注)に参加したのがきっかけで、a.schoolのメンターになったんだよね?

カラス:そうですね。キャンプに参加して子どもたちの変化や成長を見ることができて、とてもやりがいを感じたんです!また、数日間に渡って子どもたちと時間を共にするので、一緒に朝日や星を見に行ってインプットの機会をたくさん作ってあげたり、成功体験のサポートをすることができました。

(注)2017年夏に開催した「自然探究キャンプ@軽井沢」のこと。自然、キャンプ、軽井沢、BBQ、自由研究、生き物、星空など、小学生の「ワクワク」がいっぱい詰まった3泊4日のキャンプで、自由研究に取り組みました。

井筒:カラスはいろんなワークショップや団体に関わってきたみたいだけど、こういう体験は初めてだったの?

カラス:それまで、他の団体で中高生への出張授業やキャリア教育のワークショップなどに関わることは多かったのですが、全て1日で終わるものでした。その後の変化を見ることができなかったので、長期で子どもたちに関わりながらその中の変化や成長をサポートしたいと思ったんです。

井筒:そうだったんだね。ワークショップには元から興味があったの?

カラス:自分自身がワークショップで価値観を動かされた経験があったんです。自分のやりたいことについて考えるワークショップだったんですけど、そのワークショップで自分自身と向き合うことができて、自分の行動や生活を変えることができたんです!なので、そういう経験を子どもたちにも提供したいという想いが強いです。

子ども達一人ひとりの些細な変化に気づける場

井筒:なるほど。自分の経験がワークショップや子どもに関わるモチベーションになっているんですね。実際にa.schoolに参加してみてどうだった?

カラス:やっぱり時間をかけて子どもたちに関わるので、その過程で変化に気づけたり、成長をサポートできるところが魅力的だと思いました!あと、子どもとの距離も近くて一人ひとり丁寧にサポートできるので、大人数で行う講義型の授業などでは観察しづらい些細な変化にも気付ける場だと思いました。その中で子どもたちの成功体験に立ち会えた時はとてもやりがいを感じました。あとは、ワークショップの内容が面白いので、自分自身も楽しめました。

井筒:確かに子ども3〜4人にメンターが1人つくから、丁寧にサポートはできるよね。この他に、メンターをやっていてよかったと思うことはある?

カラス:あとは、講師の方から自分のメンタリングについてフィードバックを受けることができ、とても嬉しかったです。授業の後の振り返りや個別セッション(注)で定期的にフィードバックをいただけるので、自分のメンタリングを改善するきっかけになります。講師の方をはじめとするスタッフの方もフランクに接してくださるので、とても親近感が持てて話しやすいです。その中で、人生相談にのってもらうこともありました。あと、メンターの提案やメンター主導のプロジェクトなどを受け入れてくれる体制があるのもとてもいいと思います。

(注)月に一度、生徒とメンター自身の学びについて、ファシリテーターと一対一で議論します。ファシリテーターの評価やアドバイスを受けつつ、自分の強み・弱みに向き合います。

井筒:個別セッションは自分のメンタリングのあり方の振り返りにもなるし、講師とじっくり話せる時間になりますよね。逆に、メンターをやっていて苦労したことや悩んだことはある?

カラス:子どもたちが目先の楽しいことに流されてしまって収集がつかなくなった時ですね。ワークショップやアクティブ・ラーニングはまず子どもたちが学びを受け入れる姿勢があるかどうかが大事だと思いました。もちろん子ども達が楽しむことも大切なのですが、それだけになってしまうと学びの場が成立しないことがあって、メンターとしてどうアプローチしようか悩みました。

井筒:そういう時にメンターとして心がけていることはある?

カラス:子ども達のやっていることが目の前の学びに繋がるかどうかは常に考えてコミュニケーションをとりました。学びを進める上でプラスになることがあればいいと思うのですが、そうではないことに流されてしまっているならば、声掛けをするようにしました。あとは、一人一人をよく観察して、その子の成長や個性に合わせて学びをサポートすることを心がけました。そのためにも、信頼関係を築くことを重視しました。まず最初は、授業前後で積極的に子ども達と遊んだり、「カラス」という不思議なニックネームで印象づけたり(笑)、子どもたちに受け入れてもらうことを大切にしました。

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1つのことから100を学べる人でありたい。

井筒:「カラス」というニックネームはそういう意図があったんですね(笑)。信頼関係を築くためにまずは自分から歩み寄ったということですよね。さて、これから社会人になるわけですが、今後の抱負を教えてください!

カラス:まずは、1つのことから100を学べる人でありたいと思っています。自分自身がワークショップに参加したり、子ども達と関わる中で、自分が好きなものや興味関心が広がり、いろんな物事から学びたいという思いが強くなりました。また、モチベーションの変化による人の成長にはずっと興味があるので、教育にはずっと関わっていきたいと思っています。特に最近は家庭教育や子育てに強い関心を持っています。

井筒:応援しています!では最後に、インターン応募に迷っている人にメッセージをお願いします!

カラス:教育の経験は何にでも生かせると思うので、教育業界や教育に強い興味がない方でもとてもいい経験になると思います。ワークショップや人との関わり合いの中で成長したい人にオススメです!ぜひいろんな方に経験してみてほしいです!

井筒:ありがとうございました!

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