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「客観的主観的抽象的具体的事実」的な

私は褒められるのと期待されるのが苦手、というか喜べない。いつも自分が納得したかが基準だからだ。

「モチベーションが下がった」と上司に話したら、「もっと活躍できる場を与えよう」とか「望んだ評価を得られなかったか」とか言われたが、自分で納得していないのに高く評価されても、自分で考えて良いと思ってやった事が貶されても、あまり響かない。

今よりだいぶ若い頃の私も、男性の「キレイだね」「かわいいね」に素直に喜べず、「そうでもない」と思うだけだった。
そんな私が、ある男性から言われた、今後それ以上心揺さぶられる言葉を聴くことはないだろうと思うひとことがある。

「なんだかとてもキレイなものを見ているような気がする」

こんなに彼の主観でしかない、でも確信がないような、そして限りなく事実に近い表現のようだが、ぼやけて結局何もなさそうな…
「そういう気がする」と言われれば「そうですか」と受け入れるしかないこのひとことに、耳にしたあの瞬間に、ずっと心を掴まれている。

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