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浅蘇芳
2020年11月29日 20:12
この本は、パケ買いした。表紙の彼の喉ぼとけにヤラレた。加えて、小説の中に登場する男性の手の表現もまた、ツボだった。それはさておき、パケ買いしたとはいえ、読み始めたら一気に最後まで読んでしまった。そのくらいに読ませる力があった。女のためのR-18文学賞読者賞受賞作というけれど、普通に泣けた。ベースになっているのは中学生の少女の物語で、彼女に関わる登場人物たちのショートストーリーが少し
2020年11月8日 19:03
ネタバレ注意。あらすじをすっ飛ばして、深読みしたうえでの考察をしみた。ネタバレになるので、まだ読んでいないという方は読んでからこの記事をご覧になることをお勧めしたい。■この物語における老婆ザセーキン伯爵夫人の役割生活費のため娘に枕営業させていた説。いろいろなレビューや感想を見たが、あまり触れられていないのは、ジナイーダとヴラジーミルの父は、いつ、どのようなきっかけで恋に落ちたのか、で