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サンタクロースの思い出

私は小4くらいまでサンタを信じていた。
それが最後にサンタが来たときだ。

そのクリスマスの朝は、起きて枕元にプレゼントが見当たらなくて。
起きてリビングに行くと、2歳上の姉が何やらプレゼントらしきものを開けてカチャカチャいじっていて。

姉ちゃんのところにはサンタが来て、私のところには来なかったんだ…!

と思ったかどうかは記憶にないが、とにかく「私のプレゼントがない!」と半泣きになりながらもう一度ベッドを探した。
そしたらあった。
布団に巻き込まれて、ラッピングされた袋があったわ。
なんだ、やっぱり私のもあったのか。よかったよかった。

中身は、姉とおそろいでカセットウォークマンだった。
カセットですよカセット。時代を感じますね。

この勝手にプレゼント見失い事件があったからか、その翌年からはサンタは親と認識できていた気がする。
だからその翌年あたりには、姉と二人分のプレゼントとしてスーパーファミコンをもらったような。そんな記憶。

正直、このカセットウォークマン以前にサンタから何をもらったかは全く覚えていない。
あまり裕福ではなかったから、親も苦労したんだろうな。
でも、毎年それなりに喜んでいたと思う。幼き私は。

両親に感謝。



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