とら (Kouenji Cafe&Barとらんぽりん経営)

1982年北海道札幌市生まれの末っ子B型。 2007年からカメラマン活動を開始。 自分…

とら (Kouenji Cafe&Barとらんぽりん経営)

1982年北海道札幌市生まれの末っ子B型。 2007年からカメラマン活動を開始。 自分で店を経営して自分の写真を飾る目標を立て2016年高円寺Cafe&Bar「とらんぽりん」を開店。 他にもイベント企画、作詞、ウクレレ演奏など 様々なアプローチで 自分の価値観を発信し続けている。

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「自分はゲイだけどやってる店はゲイバーじゃない」を選んだ理由

(ノンケという言葉あんまり好きじゃ無いんですが、わかりやすさ重視で多用してます。ご了承ください。) 15年前、新宿2丁目の公民館で写真展をやった時に来てもらった人に素朴な質問という感じでこんなことを言われたことがあります。 「カメラマンさんはゲイなんですか?ゲイなのになんで子供とかご老人とかを撮ったりしてるんですか?」と。 この時は、なんて返したかは覚えてないんですが、そういう意見をいう人もいるんだなぁと新鮮な気持ちになったのを覚えています。 僕は自分がゲイだということを

    • 「続けてるだけ」にならないように

      何かを続ける事は凄いし素晴らしいと思ってるけど、 続けてるだけになってないか、と思わせてくれる場面に立て続けにあった。 2024年8月31日、人生で初めて宇多田ヒカルライブに行った。 当たり前のように全曲知ってる歌だった。 自分の人生にたまに近い距離でたまに遠くから宇多田さんの歌はずっと聞こえていた。報道で見て色々あった宇多田さんに勝手に思いを馳せて、等身大のMCに勝手に距離の近さを感じた瞬間もあれば、やっぱ凄い人だと思ったり、ずっとしみじみしていた。 2000年、東京に

      • Bar「BOSS」

        みえ「今夜も、月が綺麗ね…」 ドアを開ける(カランコロン) とら「いらっしゃーい、お、みえさん!今日は1人?」 みえ「そうよ、これまでも、これからも、わたしは1人。って言わせないでちょうだい〜ビールちょうだい💢」 とら「はーい、そういう意味じゃないわよ笑 今日はたー とじゅんカップルは一緒じゃないの?って ネガティブなんだから〜 はい、ビール」 みえ「あ、そういうことね。やだぁ早とちりしちゃったー。 うん、今日はあの2人は記念日デート。 はじめてデートした記念日です

        • 相談までいかないぼやき

          友達とプールに遊びに行った帰りの車で母親からLINEが届いた。 白滝のおじさんが亡くなって、お葬式が終わったと。 北海道白滝村の助役さんをやっていた母親のお兄さんは、子供の頃よく遊びに行って初めてぼっとん便所の存在を知ったり、僕の知る限り一番北海道弁をつかいこなしていた。最近はだいぶ弱ってきて、シンガポール人と結婚した娘さんの住んでる東京へ移住するか、みたいな話も出ている所だった。 お葬式があったなら行きたかったなぁ、なんて思ったりもしたけど、それは東京に住んでいる僕への

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        • 小芝居まとめ
          9本

        記事

          歌が導くだろう

          2024年7月7日。七夕。 人生初のTHE BACK HORNのライブに行った。 実は2年前に友人のシゲを誘って行く予定だったのだけど 直前にコロナに罹ってしまって行けなくなってしまって そのリベンジだった。 この時はとても凹んだのを覚えてる。 そのちょっと前に、コロナについて結構偉そうな事をnoteに書いて、 そんな後で週末の営業をしてがっつり人と会った後にコロナに罹ってしまって完全に自分にこのnoteが自分に返ってきてしまった。 直近で会った人には色々連絡して、何人

          おじさんを言い訳にしない

          「おじさん」 という言葉に対する人それぞれの価値観があるんだなぁと思う事が多い。 最近はポッドキャストにどハマりしているので色んな番組を聞いてる中で「もう26歳になっちゃってさぁ」とか「33歳のおじさんだから」とかの言葉を聞くと うっ!!!とボディブローを喰らう時もあるけど、これはそれぞれの主観なので致し方ないと思っている。僕は40歳になるまで自分のことをおじさんと言わないとどっかで決めた気がする。 こないだ指摘されたけど僕は「決めた」とか「違う気がする」とかを使いがちらし

          君の調子はどうだい?

          「調子どう?」と聞かれたら 「可もなく不可もなく」とか「ほどほどですねぇ」と答えたりしてる。 書いてて気づいたけど可もなく不可もなくはわりと塩対応だな。 ほどほどに統一しよう。 「元気してる?」「調子はどう?」なんて色んな場所で使われてる挨拶。 相手によっては今聞いて欲しくないなぁなんて人がいるもかもしれない。 それでもこれからも使って行くであろう挨拶。 「今日もなんとか来れたよ」とか 「久々に人と会ったよぉ」とか それだけでわかるような事もある。 書いてて思い出したけ

          よそはよそ、うちはうち。

          5月はポッドキャストの収録を6回した。 内5回は自分の番組。1回は人様の番組。 ポッドキャストをはじめてから1年2ヵ月。 始めた頃はポッドキャストってわかりづらいからネットラジオって書いた方がいいかなとか思ってたのに今では平然と使っている。 位とても、わかりやすくハマっている。 他の番組を聞く事も増えた。最初の頃はこんな上手く話せないよとかツッコミ入れるタイミングとか相槌打つの上手いなとか、完全に自分と比べて凹んだし悩んだりしていた。書いてて最近はそう思わなくなったと思う

          自分の人生か?

          久々のnoteになってしまった。 最近はこれは自分の人生か?と思う出来事が起きたりしている。 昔から自分を俯瞰しがちだけど、今まさにそんな感じ。不思議。 でも嬉しい。 自分に起きた出来事に喜んでくれる人がいるのが嬉しい。 42歳になって新しい事をやらせてもらえる事。 おじさんを言い訳にしちゃいけないと痛感する。 フェスに行く機会も増えて、イベントをやる意味については考える事も増えてしまった。それでも、ふらっと観に行ったライブイベントで見知らぬ人のライブがとても良かった

          スナック「サブロー」

          (ドアが開く) 「いらっしゃーい、あらみえさん! どうぞ、おかえりなさい。今日はどっかで飲んできたの? え?デート? やだぁ、みえさんからそんな話聞けるなんて! じゃあ1杯目は私からサービスしちゃおうかしら! いいのいいの、いつもご馳走になってるからたまにはねっ! ええ?乾杯しましょって?私と一緒ので?やだぁ、結局もらっちゃった! ありがと!じゃあビール一緒に飲みましょ。 はい、かんぱーい!」 (乾杯の音) 「あー、美味しい! で、どうだったの、デート? あら、初

          誕生日を祝われるという事

          42歳という年齢を迎える事をいろんな人にお祝いしてもらえるというのは お店をやる という選択をしなければまぁそうそうなかったんだろうと 年齢が上がれば上がるほどしみじみ思うことが増えた。 北海道札幌市から東京に出てきてもうすぐ24年。 そんな時期に生まれた人がお客さんになってくれて色々話すことも増えた。 出産直後に大阪まで押しかけて病院で写真を撮った生まれたてのあの子は もうすぐ高校生になる。 おめでとう と ありがとう が増えていく。 寂しい と ごめんね も増えてい

          説得力のある大人になりたい

          2024年1月の日記。 1月1日、今日はなにもしないと決めてドラマ「ブラッシュアップライフ」を一気見した。面白かった。感動、という感じではないのも良かった。 見ている間に大きな揺れがあった。SNSを見ると大きい地震だとわかった。 ある程度の情報を見て、またブラッシュアップライフを見るのに戻った。 今日はそれを見ると決めていたから。 新年の挨拶をLINEでしながらドラマを見てたけど、それも途中で止め、3月にやるライブイベントの宣伝も後回しにし、ずっとドラマを見ていた。 ドラマ

          説得力のある大人になりたい

          新年の大掃除

          年末にやりそびれてしまった大掃除を年明けにした。 スタッフと何人かのお客さんにも手伝ってもらって、 なんだったら僕の家までついでに掃除してもらって、大感謝の日だった。 そのまま新年会をやった。明らかに去年より来てくれるという返事が多くて、呼びすぎなくらい呼んでしまって、なんだったらもっと呼びたい人も沢山いて、去年にはなかった贅沢な悩みが増えたんだと感じた。 年が明けてから世間では色んな事が起きてしまった。 色々考えなければいけない事もあった上で、これで自分が参るより、自

          とらんぽりんを閉めようと思った時期

          2020年、想像もできていなかった疫病の流行。 テレビでは自分が仕事にしてやっている場所に「行くのを控えろ」という時代がはじまった。その字面を見るたびに心がすり減ったのを覚えている。 営業もしていはいけないと言われる中、僕はお客さんの紹介でバイトをはじめた。悪い方悪い方に考えてしまう癖のある僕にとってバイトとはいえ仕事があるはとてもありがたかった。 最初はこれでやっていけるかと思う給付金で食い繋いでいく中、じょじょにこの金額ならやっていけるかという金額になると「飲食店はも

          とらんぽりんを閉めようと思った時期

          人生のモブキャラ

          夢なのか妄想なのかよくわからない人生がたまに出てくる。 時には僕は大学生になっていて、単位が足りないとぼやき特に気の知れた友達にも巡り会わずもがく人生。 実際の僕は大学に行っていない。 時には僕は唯一働いていた会社員を辞めたあと、その会社にバイトとして戻り学業と両立しながら必死な人生。 実際の僕は会社員を辞めてから学業にも会社に戻ってバイトもしてない。 時には僕は実家に戻り、特に何もせずたまに東京から友達が来てお酒を飲んで「そろそろ働かないとなぁ」なんて思ってない事を言

          時には昔の話をしてもいいもんだ

          近所にお気に入りのカフェというものができた。 最近は勝手に料理の写真を撮って提出したら気づいたらメニュー写真に使われていたりする。とても嬉しい。 し、Instagramのストーリーにちょこちょこ行ってる事をアピールして気になる人を増やすというのにハマったりもしてる。(逆効果かもしれない) そこに色々な人を連れて行く、というのにもハマっている。 こないだも、近所に引っ越してきたお姉さんを誘って行ってきた。 その方は15年くらい前、 僕が25才の頃に高円寺で一緒に飲ませてもら

          時には昔の話をしてもいいもんだ