見出し画像

渡米直後にやったことまとめ(2023年7月更新)

アメリカ(カリフォルニア)にやってきました

元々、このnoteを始めたのは「留学したら暇な時間が増えるだろうから、書き物欲(今作った造語)も湧いてくるでしょう(といいな)」という希望的観測からだったのですが、全然時間がない。
 気づけば1か月以上が経過していました。

元々ブログ自体久しぶりですし、リハビリを兼ねて、渡米してからやったことをざくっとまとめようと思います。今後留学される方のご参考になれば……! なお、現時点での私の感想にとどまるものなので、正確性はご容赦ください。

記事全体のレイアウトと、その2(車)、その4(カード周り)とその5(SSN)を更新しました(2022年3月15日)。

Union BankがU.S. Bankに買収されたことを受け追記、その他色々と微修正。その4が結構読みにくくなっており申し訳ないです(2023年7月)。

関連記事:
LLM留学のスケジュール(総論・7/25更新→都度更新)
渡米前に知っておけばよかったこと
OPT申請について
ニューヨーク州司法試験 (NY Bar) ― UBEのApplication

その1: 携帯回線

まずは回線がないと始まらないでしょう……! ということで、一番初め(アメリカ領土内の空港に着いた瞬間)にSIMカードをアクティベートしました。どの回線業者を使うかは別途ありますが、私は、大学入学が決まったときに、大学から、SIMカードが送られてきたので(Mint Mobileという業者のものでした)、空港に到着したときに早速日本のクレジットカードを使って1年分の料金を支払い、アクティベートしました(月15GB使えるプランで1年300ドル、国内通話は無料(!)。日本の携帯料金と比べるとリーズナブルです)。

現状で気づいたことを列挙します。

どこでも大体無料のwifiがある
→家、大学、スーパー、レストランなどでは、基本的に無料のwifiがありました。なので、セキュリティ観点を除くと、携帯回線でデータローミングを使うことはほとんどありません。日本にいたときの感覚で月15GBプランを購入しましたが、正直もっと安いプランで足りました。
携帯電話の番号は基本的に使いまわされていると思った方がよい
→少なくとも私については、知らない番号からの着信がかなりあります。また、アメリカでアカウントを作ろうとするとほとんどすべてのサービスで「この電話番号は既に使われています」と言われるため、大体はカスタマーサービスに電話する必要があります(電話は難しい……ただ、大体はすぐ解決します)。これは、将来的に今使っている自分の番号がだれかに使われることを意味するので、アメリカの番号を使っているサービスはメモしておいて帰国時に日本の番号に変えるとかした方が良いと思います。
・(Mint Mobileは、かもしれませんが)国際電話がめちゃめちゃ安い(日本の固定回線宛てに30分くらい電話したのですが0.3ドル未満でした)
→日本への電話をためらうことはありません。必要があればジャンジャン電話しちゃってよさそうです(Good News!)
 あと、若干余談ですが、私は日本で使っていた電話番号を失効させたくなかったので、格安回線の最低料金プランに加入し、SIMカードも持ってきています。アメリカでは使えないだろうと思っていたのですが、日本のSIMカードを挿入して電波の通じるところに行くと、日本の電話番号で電話を受けること自体は可能です。一部のアカウントサービスなどの二段階認証等で、日本の登録番号にSMSが送られることなどがあると思うのですが、この方法で、クリアすることができます。お金を支払い続けるのはちょっともったいないですが、やはりその方が良いと今は思っています。

その2: 自動車+付随する色々

もちろん住む場所によるわけですが(NYCなどド都心なら不要でしょう)、私はそこまでド都心に住んでいないので、自動車がないとかなり不便な生活を強いられていたように思いました。先輩からの紹介で、渡米前から現地の日本人のディーラーの方と連絡を取ることができたので、すぐに自動車を購入できましたが、めちゃめちゃ便利です。自動車すごい。地元の友人とか親族とか、みんな自動車を持っているのですが、お前らこんなに便利なもん持ってたんか……となりました。

自動車に付随して色々と考えることはありますが、今のところ、
・現地の運転免許を取得する
→CA州では筆記+実技で割と簡単に免許証ゲットできました。私は合格後すぐに(受付で言われた日数くらいで)免許証が届きましたが、妻は数か月届かずでした。テキトーですね。
・有料道路を使うためのETC的なものに加入する必要があります(私のいるCA州ではFasTrakというものです)。
・(ディーラーさんから聞いた話ですが)自動車を運転するときは、購入時に貰う書類+免許証+保険証書を車に積んでおく必要があるそうです。州によって違うかもしれませんが。

その3: 住む部屋のセットアップ

どのようなところに住むかで優先順位は変わってくるようにも思うのですが、私は、最初の一週間弱をホテルで過ごし、その間に必要家具などを購入して賃貸アパートを住める状態にする、という流れでセットアップをしました。家具付きの部屋を借りた方であれば別ですが、僕のアパートは家具付きではなかったので(備え付けのエアコンとかオーブンとかはありますが)、IKEA、DAISO、現地スーパー(Target)などで必要家具を購入しました。たまたま、僕が借りたところは光熱費とインターネット回線が全て込みだったので、それらの契約とかはしなくてもよかったです(人によっては、電気ガス水道のセットアップが大変という話も聞きますので、大変幸運でした)。IKEAとDAISOが近くにあって本当に助かりました……。

その4: 口座開設・デビットカード・クレジットカード

よく言われているのは、日本にいるときにANA USAかJAL USAのクレジットカードに申し込んで、それを使ってアメリカでクレジットヒストリーを構築し、より良い条件のクレジットカードをアメリカで作る……というものなのですが、私は事情があって、留学初期はこれをしませんでした(追記:結局作りました)。アメリカでの支払方法はたくさんあるのですが、結局はキャッシュバック、ポイント、ドル円の為替リスク、手数料などの損得に帰着するので、数%なんて気にしないという方はあまり深く考えなくてもよいような気はしています。

私は、日本で三菱UFJの口座を持っていたので、パシフィックリム・カンパニーベネフィットプログラムに申し込んで、Union Bankの口座+デビットカードをゲットしました。また、プレスティアの海外大学院留学サポートプログラム(リンク先は昨年度分のものですが、毎年やられていると思います)に申し込んで、ドル口座とデビットカードをゲットしました。→追記あり

(追記)必要に駆られて、結局ANA USAのクレジットカードを作成し、かつ、現地のBank of Americaにて口座開設+クレジットカードを取得しました。
 Bank of Americaは、25歳以下の学生向けのプランを用意していますが、私は25歳を超えていたので、通常のプランにしました。同銀行は、クレジットヒストリーのない留学生向けのクレジットカードも提供しており、大変ありがたかったです。通常のクレカと異なり、
・SSNは不要
・その代わり、Security Deposit ($300から$10,000の任意の金額) を支払い、それが月額の利用上限額となる
12か月(場合によってはもっと短い期間)何事もなければ、Depositは返金される→シームレスに、かつ自動的に、普通のクレジットカードに変更される(限度額も勝手に決まります。クレジットヒストリーによると思いますが、私は月額$3000でした)
という特徴があります。このカードであればポイント (Reward) もつくので、結構便利です。ANA/JAL USAとの大きな違いはポイントに加えて年会費の有無です (ANA/JAL USAは2年目以降の年会費がかかる) 。

(追記2)2022年12月、Union BankがU.S. Bankに買収され、MUFGグループから抜けることになりました。これに伴い、2023年6月より、Union Bankの口座は全てU.S. Bankに移行し、口座番号やカードが全て刷新されました。これに伴い、三菱UFJからのパシフィックリム・カンパニーベネフィットプログラムは取次停止になってしまいました……。一応、U.S. Bank側は、「ユニオンバンクが提供していたジャパニーズカスタマーサービスをそのまま存続させる」と言っており、今まで存在した日本人顧客層を尊重するようなメッセージを発しているようですが、2023年に入ってからカスタマーサービスにはほぼ通じないし、そんなものなのかな、という感じです。移行に伴って電話しなければ解決しない問題がいくつか生じたのですが、私は結局全て英語のカスタマーサービスに電話して解決しました。これから留学される方は、日本からの手続ができなくなるので、現地に着いたらまずBank of America等の口座開設から始めないといけないかもしれないですね。

MUFG Union Bank, N.A.(以下、ユニオンバンク)とU.S. Bankがシステム統合を行うことに伴い、三菱UFJ銀行からユニオンバンクへの個人預金口座のお取り次ぎは、三菱UFJ銀行への郵送専用申込書(メールオーダー)の2023年4月12日(水)到着をもって、受付を終了させていただきました。

https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/us/index.html

今のところの自分の中での整理ですが、

プレスティア
[位置づけ]
・日本円から換えたドルの受け皿口座兼、現地口座への送金元口座(日本⇔アメリカ間の送金は海外送金となるため、そんなに簡単には行えない)
[Good]
・日本でドル建て口座が作れるので安心
デビットカードはアメリカにおいてクレジットカードと同じくドル建ての決済方法として使える+デビットカードだが、一応使用額に応じてポイントorANAマイルが貯まるのでわずかに得(現地でゲットしたデビットカードとの違い)→ぶっちゃけあってないようなポイント還元率なので無視しても良いです
[Bad]
・日本の銀行口座かつ日本のカードだからか、Debitで支払えると書いてあるところでも支払いがはじかれることがあります。現状法則性は発見できていません。

Union Bank
[Good]
・現地口座であること:Venmoなど、こちらでは割り勘をするときなどで送金アプリをよく使いますが、その登録口座として使えます。また、大学への学費支払いなど一部の大きなお金の支払いに関して、クレジットカードやデビットカードでの支払いだと手数料が取られるが、口座からの引き落としだと手数料なし、だったりします。その際に便利です。
・口座開設と同時にデビットカードがもらえます。基本的に(デビット×のところ以外)どこでも使えるので、決済方法として便利です。
・Apple Payに登録できるので、それもいいところです。
Union Bankには日本語のカスタマーサービスがある
→現状、買収のゴタゴタで繋がりにくいです。また、これからもこのサービスが継続されるのかはわかりません。
[Bad]
・デビットカードなので、ポイントなどの特典は一切ありません。
・SSNがないとクレジットカードは作れない(デビットカードのみ)
・日本からの口座開設は不可能になった
[その他]
・プレスティア→現地口座への送金手数料は、(上記プログラムの特典で)プレスティア側では無料ですが、現地口座側で手数料が発生する(Union Bankでは発生します)

ANA/JAL USA
[Good]
・日本で申込みが可能→現地でカード受け取り
・SSN不要
・ドル建てクレジットカード
・限度額が大変高い(月額$9000、これはSSNがない留学生に与えられる信用枠としては破格だと思います)
[Bad]
・2年目以降は年会費が発生
・ポイントなどの条件は悪い

Bank of America
[Good]
・SSN不要
留学生向けのプログラムが充実している(少なくとも銀行側は慣れている)ので、手続はかなりスムーズ
口座解説と同時にデビットカードももらえる
・ドル建てクレジットカード
・ポイントなどの条件は、通常のBank of Americaクレジットカードと同じなので、結構良い
・アプリのUIが良く使いやすい
[Bad]
・現地の支店で口座を開設する必要あり (留学生はオンライン申込みができません)
・Security Depositが必要 (上限を決めることになるので多めの金額にしておきたいが、留学初期は何かと資金が要り様なので塩梅が難しい)

その5: SSNについて

Social Security Numberのことで、アメリカのマイナンバー的なやつです。これがないと不便なことがママあるのですが、基本的に、F-1ビザの留学生は取得できません(雇用主からの書類が必要で、要はアメリカで働いて収入を得る必要があります)。こればっかりはしょうがないですね。

ロースクール卒業後に現地で働く予定の人は、卒業前の2月頃からOPT申請というものを行います(これはこれで一大トピックですが、大体は大学が助けてくれます)。そのOPT申請を行う際に(Form I-765というやつ)、SSNカードを発行しますか?という項目があります。そこでYesを選択すると、後日、SSNカードが送られてきて、SSNをもらえます (ワーイ)。気長に待ちましょう。
(追記)人によって、SSNカードがすぐに送られてきたり、全然送られてこなかったりと対応はまちまちのようです。

その6: 保険 (自動車保険、家屋保険、損害賠償保険など) について

アメリカは(多分)保険社会です(negligenceの判例を読んでいて、考慮要素の一つとしてinsurance companyが当然のように登場することに驚きました。余談ですが。)。自動車保険、アンブレラ保険など色々とあると思うのですが、有名なのはグローバルプロテクションなのだろうと思います(日本でできますし)。私はこれを使わず、Daiwa Insurance Marketing経由で、Tokyo Marine Americaの保険に加入しました。自動車、家屋、損賠保険の別やどれに入らなければならないかなどについても、日本語のカスタマーサービスがあったのでとっても便利でした。
→(追記)卒業後NYCに引っ越したのですが、そこでの家屋保険に関してもDaiwaに助けていただきました。

その7: 食について

というか、物価、高くない……? えっ…チップは最低でも15%…? 20%が普通……? 正気か……?
→正直すぐに慣れます

日本で使っていたUber eatsアプリがこちらでそのまま使えたので、大変助かりました。(ただ、元々の物価が高い+税金+ドライバーへの手数料+チップが乗るので、かなり高いなと感じます。)。

日本のコンビニのようなものは周りになく、基本的には自炊しています。アメリカの食について文句を言いだすと止まらないのでここら辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?