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【大河ドラマ・光る君へ】彼女の「光る君」へのラブレター。

第二十一回・旅立ち。
感想です。


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中宮がみずから髪を切ったと聞いた帝が、つらそう…。
帝としての立場と、定子ラブなただの男としての気持ちと。

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「ではどうぞ!別のところでなさいませ」(まひろ)
「お前が二条邸におったというから話しておるのではないか」(宣孝さま)

もう完全に夫婦喧嘩。

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「この頃つまりませぬ」と言う実資の奥方


力任せに実資をひっくり返して、お腹を愛でるかと思えば。
なんと、お腹の上で爪とぎ(?)。

本当に高貴な女人なのか?
すべての登場女性のなかで、一番面白いのはこの人な気がする。

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「探さずともここにおる!」


実資とその配下が、伊周を探しに二条邸を捜索しに来た。
すると庭から現れた僧形の伊周。
逃げたり隠れたりしまくりのくせに、ずいぶんと偉そうな登場だな。

「伊周どの。被り物をとられよ!」
うーん。実資、出来る男。

「うるさーーーい!!」と叫んで逃げようとする伊周。
わ、悪ガキ・・・?
こいつはどうしてこうも「残念」なんだ。
恥ずかしいということを知らないのか。

「これから剃髪するゆえ、任地には赴けん」
どうしても行きたくないんだね。
ここまで悪あがきするって、なんなんだろ。
笑いを通り越して、気持ちがスーッと冷えてきた。

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大宰府に向かう伊周親子。
あんなに立派な乗り物を用意してもらい、付き従う人間も複数いて。
偉い人は、いいよね。

ずっと前にまひろと三郎の友人(名前、ど忘れした~!)とその仲間の猿楽の人たちが殺されたのは、時代的には仕方なかったんだろうな。
あの人たちを流罪にするとしたら、どれだけの費用をかけて手配するんだって話だもんね。
手近なところで消してしまおうと考えるのが、あの時代の普通なんだよな。

伊周親子の様子を見て、そんなことを思ってしまった。

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「産み月が近く、気が立っておるなぁ。労わっておやり」(女院)
「はっ」(道長)

おや。
妊娠中だったのか。

そうだよね。
道長は娘がたくさん生まれるもんな。

それにしても呪詛の件は女院単独の自作自演だったということか。
そして倫子はそれに気がついたということだね。

てっきり女院と倫子の共謀かと思った。

女院の自作自演に気がつくなんて。
やっぱり倫子、おそろしい子…。

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「ご懐妊!?」


ききょうったら、またしてもまひろを訪ねてきた。
しかも重大な秘密を話してしまっている。
ほんっとに、マブダチ扱いだな。

「枕詞を書かれたらいかがでしょう?と申し上げました」
このセリフを言う時のききょうは、宮中でキラキラしていたときのように背筋がぴんとしていた。
まるで枕草子の、宮中での出来事を書いた段そのもの。
面白いなぁ~。

「史記もの(敷物)だから、枕、ですか」(まひろ)
「あはっ!よくお分かりだこと」(ききょう)
このふたり、めちゃめちゃ楽しそう。
こういうのが好きなんだろうな、ふたりとも。
深い教養に基づいたやりとり。

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春はあけぼの・・・


少しずつ四季についての段を書き始めた清少納言
ふと顔をあげると、「蛍がたくさん飛び交っている」。

う・・・うわーーーッ!
かの有名な枕草子のスタートをこの目で見ちゃった!!
いや、あくまでドラマなんだけどさ。
もしかしたら本当にこうだったかも!って思ってしまう。

清少納言の「光る君(中宮定子)」への、ラブレター。
うわぁ~。ほわわ~ん。

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「共にまいる娘が一生懸命やってくれております」(まひろ父)
道長に会ったので、それとなく娘の近況を伝えるまひろ父。
道長はそれには触れないけどね。
というか、なかなかハードな使命を伝える。
まひろ父、出立前から胃が痛そう…。

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道長に文を出し、ふたりで密会(?)するまひろ。
なんで会うんだろう。
今さら会わなきゃいいのに。
もうどうこういう気持ちはないし、お礼だけ…と思っても、ヤケボックイに火が付くことだってあるのにね。

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舟に揺られながら琵琶を奏でるまひろ


なんとも風流ですなぁ。

いとは都に残ったけど、乙丸は付いてきてくれたんだね。
今後も乙丸が活躍してくれるといいなぁ。

舟を降りて山道を行くときになると、突然お供の人数が激増!
どこからあんなに増えたんだろう。
たしか舟は、小さいのが3艘だったように思うんだけど。

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蜂の巣をつついたような騒ぎの宋人たち。
いったいどうなってるの?

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次回予告。
しぇしぇ。

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