読んだ本をまとめてみる。
以前にも今年読んだ本を月ごとにまとめてみたことがある。
canvaでグラフ作成機能があることを知り、さっそく活用したくなって作った記事だ。
あれからしばらく経ったので、また読了本を数えてみた。
すぐに数えられるのは、スマホに入れてある「蔵書マネージャー」というアプリのおかげ。
感想とか他人とつながるような機能はないけれど、自分の蔵書を管理したいだけの場合は、シンプルで使い勝手がよいと感じている。
さて今年に入ってから8月までに読んだ本(マンガ含む)は177冊。
グラフの青いところが本で、オレンジはマンガである。
6月は精神的にずたぼろだったので、本らしい本はなかなか読む気になれなかった。
そのかわりにマンガを読んで、一生懸命「気分転換」をはかろうと頑張っていた。
結局、気分転換はマンガ程度でははかり切れず、7月に入ってから心療内科に行って薬をもらうことで解決させたのだけど。
7月は精神的にようやく落ち着くことが出来た…と思ったら、家族全員が数日おきにコロナを発症した。
2週間くらいは誰かしらがコロナで伏せっていた。
一番最後に発症した私は、熱が下がってからも2~3週間はとても疲れやすかった。
買い物に行っては昼寝をし、食事の支度をしてはゴロリと横になり…。
それでも8月中旬になるとだいぶ元気を取り戻した。
南海トラフ地震に関する情報が気になって、お盆休みは遠出はしなかったから、予想していた以上の本が読めた。
…と、こんな感じの最近。
一時期はnoteの記事もあまり書けなかったけれど、最近はまた復活してきた。
読んだ本の感想文もどきもちょこちょこ書いているが、5月以降に読んだものの中で特によかったものを5つあげてみる。
成瀬は天下を取りに行く
きっとどこの本屋でも大々的に取り扱っていたんじゃないか。
続編の「成瀬は信じた道を行く」も面白い。
きっとそのうち文庫になるんだろうけど、それを待たずに読んじゃって良かった!…と思えた本。
読後はもれなく滋賀県が「気になる都道府県」になる…かは分からないけど。
成瀬は天下を取りに行く(宮島未奈・新潮社)
うたうおばけ
歌人でもありエッセイストでもある、くどうれいんさんのエッセイ。
短歌に興味があったからくどうれいんは歌人だと思っていた。
そしてどういうわけか男性だと思い込んでいた。
エッセイは短歌を上回る勢いで面白いし、そしてくどうれいんは女性だった。
うたうおばけ(くどうれいん・講談社文庫)
琥珀の夏
辻村深月の作品。
私は彼女のエッセイを読んで、辻村深月ファンになった。
今、じわじわと小説を買い集めているところだ。
ところで彼女のエッセイは小説に勝るとも劣らない勢いで面白い。
面白い小説が書ける人は面白いエッセイが書ける。
・・・と決めつけるわけにはいかないけれど。
琥珀の夏(辻村深月・文春文庫)
日本人のきげん
「日本人の機嫌」ではなく「起源」。
私たち大人が学校で習った縄文・弥生時代の知識は、今ではだいぶアップデートされているらしい。
そのことは知っていたが、実際にどうアップデートされたのかは知らなかった。
このムック本(ニュートンムック)でサクッと勉強できた。
ただし2018年に出版されたものなので、最新情報ではないのかも。
実際、本の中で現在実験中のような扱いの、国立科学博物館などによる「3万年前の航海プロジェクト」はすでに終わっている。
Newtonライト「日本人のきげん」(ニュートンムック・ニュートンプレス)
「親がしんどい」を解きほぐす
もともと親とのあいだにはモヤモヤがあった。
今年、私たち親子には大きな事件が起きた。
それから私は心身の調子を崩し、心療内科の力を借りることになった。
薬の力を借りれば、身体の症状はいったん落ち着く。
でもこの先、何か大きな事件が再発生すれば、どうなるか分からない。
根本的な解決をはかりたい。
トラブルの相手(親)を変えることは出来ないが、自分の考え方を変えていくことは出来るはず。
親に対して『「この人と付き合うの、しんどい!」と思っていいんだ』と生まれて初めて思えた、貴重な本。
「親がしんどい」を解きほぐす(寝子・KADOKAWA)
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