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親しき中にも礼儀あり。

今日はこの言葉について私なりに考察してみました。
ヒトとコミュニケーションをとっていると本当に距離感ってセンチ単位で微妙だなって思います。
どうしてセンチなのかと言うと、ミリだとすごくストイックで難しい感じがするし、メートルだとさすがに距離を感じるからです。いわゆる物理的なソーシャルディスタンスですよね。

しかもこの距離感って同じヒトでも、そのヒトの体調やおかれている環境、人生のステージによって変わってくるんですよね。相手がどの状況か察して、ジャストな距離感を計算できることは非常に困難だと思うんです。もちろん自分の状況もありますし。

特に今はスマホでいつでも連絡出来るからこそ、何も言わなければ疎遠になる気がしたり、一方的に送り続ければ疎まれて…さらに未読既読なんかで余計に相手を探るような感覚に陥りがちです。

そんなコミュニケーションの方法が増えた現代でも、つまるところは相手に礼儀を払えるかどうか。

相手の状況が分からなければ素直に聞いてみて、話を聞いて欲しいなら自分の時間が許す限り聞いてあげる。返事がそっけない、もしくは今は話したくないようなら自分が話したくなるタイミングで話してもらえれば良い。

と言いつつも、私もいつも相手の状況を理解してベストな距離感を保てている訳ではありません。特にSNS上での言葉のやりとりだけでは相手の本心が読めない時もあるので相手の言動に一喜一憂せず、長い目で、いつか直接会った時に本心を話してくれればいいなくらいのスタンスでいます。

ある物事に対して「自分ならこう思うから、きっと相手もこう言ってほしいに違いない」と思って行動する事は相手のためになる事とは限らなくて、単なる押し付けになる可能性もあります。
自分が今は話したくない状況や整理をまだつけられてない時に、無理やり話を聞き出そうとする行為や気持ちを決めつけられるような言い方をされるのは、例え親しい人でも不快に思ってしまう事はないですか?
それは相手も一緒なんですよね。

本心は本人が話したいと思った時に親しい人に出るもので、それを無理に聞き出してもこちらの自己満足で終わってしまいます。
それが伝わってしまうと、ヒトの心に土足で上がってくるように感じて、自分の事を心配してるんじゃなくて面白がってネタにしたいだけなんだなぁと思われる事もあると思います。

近くても遠くても相手の幸せを願っていることが分かる関係性を作る事がどんなコミュニティでも重要で、相手が大事なヒトだからこそ、礼儀を持って接する事で自分も相手も守ることなんだと言うことが大人になって学んだことの一つです。

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