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整体とストレッチ

今日は整体師からみた、というか僕から見たストレッチの「意味」について話してみようと思う。昨今のコロナの影響で僕のSNS界隈には、自宅でできるトレーニングメソッドの広告が増えているのだけどはっきり言って自己流トレーニングは危ない。

僕も4年前に自己流スクワットで首を破壊してから大反省してカラダのことを一から学び直した。

カラダの故障の予防に行うストレッチの何が悪いのかという理由は3つ。
1、効果が長続きしない
2、筋肉の機能を低下させる
3、カラダの構造が崩れる

以前の記事でも話したように筋肉の機能は「ちぢむ」と「ゆるむ」しかない。 だからのばしたい筋肉の反対の筋肉をちぢめる筋力がないと、いくら伸ばしてもそれはすぐ戻ってしまうのである。

僕がスクワットで首を壊してしまったあの時、本当に必要だったのは、よく伸びる柔らかい首の筋肉ではなくて伸ばされすぎた首の前側の筋肉をしっかりとちぢめてバランスを整えることだったと思う。

整体とは、筋肉筋膜、骨格、靭帯、関節の歪みを整えることだ。そして僕の筋肉バランスを整えるための技術は、すべて「ちぢめる」ためのものだ。

ギターを弾くとき、ドラムを叩くとき、ボクサーがパンチを打つときに大事なことは反対側に「ちぢめる」動きだということと同じように、

現在ストレッチに関しても研究がすすみ確実に進化しているというのはわかった上で、「筋肉をしっかりとちぢめる」という筋肉の本来の性質を忘れずにカラダのことを捉えるようにしたいと思う。