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浅埜マリ
2021年2月5日 08:32
走り出したチャリが風を生む曲がり角で目を刺す朝日後方にかける自分の声の予想外の大きさ見覚えのある背中に声をかけるタイミングの迷い顔馴染みの子の控えめな笑顔と挙げられた手・園庭を駆けてゆく子ども追いながら返す挨拶あっさりとした別れ・再び漕ぎ出したチャリの軽さアイドリング中の太陽アスファルトと空気には寒夜の名残駅に向かう空に白い月・さて、今日
2020年10月24日 20:40
空気に溶けたい暁水に溶けたい昼下がり光に溶けたい黄昏地に溶けたい宵闇