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Jakuchuとjunko

今年は伊藤若冲の生誕300年。
作品を一度にたくさん観るチャンス!

京都でも若冲展やってました。

展示品は写真撮れないけど、お土産にポストカードを購入。

この本はいつか買うと思う。

若冲ゆかりの宝蔵寺の御朱印を頂きました。

スーパークール。

えー唐突ですが、ここで突然思い出話しして良いですか。jakuchuとは全然関係なくて、名前の頭文字かjって事以外、何の共通点もないですが、junkoって女性の話です。

彼女は幼稚園の担任の先生で、体育会系美女。率先して力仕事やお笑い担当として活躍、クリスマス会の出し物でも主役を務めました。

出し物は手品。最初は帽子から造花が出てきたり、糸を通した5円玉が浮き上がったりという平和なものでした。子供達も大喜び。このまま終わってれば良かったんですよ。しかし先生達は最後に大技を残していました。手品といえばアレですよ。美女が入った箱に剣をぶっ刺すアレ。

ステージの中央に、段ボール箱をDIYして宝箱風にしたものが登場。不安そうに見つめる園児達の視線を受け止めつつ、笑顔で箱に収まるじゅんこ先生。蓋が閉められると、その箱の周りを囲んで、これまた段ボールをDIYした剣を頭上に掲げながらぐるぐる回るみゆき先生、ゆりこ先生、さおり先生。何だか黒ミサみたいな異様な光景でした。段ボールでDIYした剣の表面に貼られた、アルミホイルがキラリと光る。そして次々に剣を、箱に突き刺す。箱にはあらかじめ切り込みが入れてあるのだけど、一番前に座っていた私は、みゆき先生が狙いを外すのを見ました。

こうして誰も傷付けないはずの段ボールとアルミホイルの剣は、全てじゅんこ先生が入った箱に突き刺され、固唾を飲んで見守る園児達の前で箱がぱかーんと展開する。そこに現れたのは…!

絵具をDIYして作られた血糊まみれのじゅんこ先生でした。

手品ってこういうんじゃないよね?

悲鳴をあげる園児達。前方でガン見してた私は、全て先生達のDIYの賜物である事は分かっていました。血糊って普通、赤に黒をちょっと混ぜたらリアルだと思うんだけど、じゅんこに付着してたのは、何故か赤にピンクと白が混ざっていたのです。しかし後方で見てた子供達には、なかなかショッキングな光景だったでしょう。

ゔぁぁぁぁぁぁぁ…!

迫真の演技で床を這って苦しむじゅんこ。

それを見て更に泣き叫ぶ子供達。

なにこれ。

駆けつけてきた職員達に支えられて、どこかへ消えるじゅんこ。それを見て更に更に泣き叫ぶ子供達。

事態を収拾させるため、みゆき先生が、じゅんこ先生はいま、傷口を塞ぐ手術を受けてるから大丈夫!とちっとも大丈夫じゃなさそうなアナウンスをして火に油を注いでしまった。慌てた先生は、すごく難しい手術だけど大丈夫だから!と重ねて不安を煽るアナウンスをして、燃え盛る炎にさらなる燃料を投下していました。

悪夢のようなクリスマス会が終わり、帰りの会に、じゅんこ先生は包帯をあちこちに巻きつけながら、奇跡の復活を果たしました。さすが体育会系美女。彼女にしかなし得ない事です。

幼稚園の事なのに、こうも鮮明に覚えてるのが不思議でなりません。そして覚えているのは全部こういうちょっと変な事ばかり。

ちなみに、体育会系美女じゅんこ先生はこの数年後に結婚・退職され、お子さんを産んで、体育会系美人ママになりました。

先生お元気ですか。あの日、ゔぁぁぁぁぁ!と床を這う先生と、一瞬目があってちょっと気まずい思いをした私です。あれから色んなことがあったけど、私は元気です。

#京都 #伊藤若冲 #御朱印